ぼちぼち
「ぼちぼち」とは、ゆっくりと行為にとりかかるさまを意味する表現である。
似ている言葉として「ぼつぼつ」「ぽちぽち」がある。ぼつぼつは、ぼちぼちと同じ意味を持っている。ぼちぼちが基本的に関西で使用されているのに対して、ぼつぼつは標準語として使用されている。ぽちぽちもぼちぼちとほとんど同じような意味を持っている。ぽちには少しという意味があり、お年玉を入れるぽち袋のぽちはこの意味を含んでいる。
「ぼちぼち頑張る」には少しずつ、ゆっくり頑張るという意味がある。急ぎすぎずに自分のペースで物事を進めるときなどに使われる。また、「頑張るぼちぼち」はラッパーの韻マンによって歌われる楽曲である。
「ぼちぼち元気」は、元気があるわけではなく、かといって元気がないわけでもないときに使われる言葉です。そこそこ元気、まあまあ元気といった意味となる。
「ぼちぼちいこか」とは、「それではそろそろ行こうか」という意味があり、相手を気遣いながら次の行動へと促すときに使われる。
また、児童書作家のマイク・セイラ-によって作られた絵本の題名でもある。絵はロバート・グロスマンによって描かれている。この絵本は、新しい仕事にチャレンジすることが好きな主人公のカバが、船乗りやピアニスト、消防士になるも失敗ばかりしてしまう物語である。このうまくいかないときに「ぼちぼちいこか」と一休みする主人公が象徴的な作品である。
「ぼちぼちでんな」は、関西弁での会話の中で使われる言葉である。主に商人同士の会話の中で使われることが多い。この言葉を普通に訳すと「特別儲かっているわけでもなく、かといって、儲かっていないわけでもない、まあまあ」といった意味になる。しかし、謙遜の意味で使われている場合や裏があることも多く、自分との関係性であったり、相手の性格などを考えたうえで汲み取る必要がある。また、儲けだけに限らず、調子などを聞かれた時にも使われることが多い。
「ぼちぼち」とは・「ぼちぼち」の詳しい解説
「ぼちぼち」とは、基本的に、ある行為にゆっくりと取り掛かるさまを意味する。また、水が続けざまに垂れ落ちるさまや小さなものが散らばっているさまを表す。これらはぼちぼちの副詞としての意味であり、形容動詞としては、男女の仲睦まじいさまを表す語である。「ぼちぼち」という言葉は主に、関西を中心として使用されてきた言葉であるが現在では、関東などでも広く使われている。関西ではこれらに加えて、まあまあ、そこそこといった意味としても使用される。調子などを聞かれた際の「ぼちぼち」とはこういった意味を含んでいる。このぼちぼちは、悪い状態の時に使われることはあまりなく、いい意味として使われることが多い。「ぼちぼち」の語源・由来
ぼちは、小さい点や星のことを意味する。つまり、ぼちぼちとは、そのぼちを連ねることから生まれた語である。そのため、ぼちぼちには、点々といったニュアンスがあり、そこから点が散らばる様子や、ゆっくり行為にとりかかる様子を表す語となっている。「ぼちぼち」の類語
まずぼちぼちの類義語として、「徐々に」が挙げられる。徐々には、物事がゆっくりと進んでいくといった意味がある。次に、「緩やかに」がある。緩やかには小さくゆっくり変化していくという意味がある。また「次第に」も挙げられる。次第には状態や事態などがゆるやかに推移していく様を表している。他には、「じわっと」がある。この言葉には物事がゆっくりと表れてくるさまといった意味がある。似ている言葉として「ぼつぼつ」「ぽちぽち」がある。ぼつぼつは、ぼちぼちと同じ意味を持っている。ぼちぼちが基本的に関西で使用されているのに対して、ぼつぼつは標準語として使用されている。ぽちぽちもぼちぼちとほとんど同じような意味を持っている。ぽちには少しという意味があり、お年玉を入れるぽち袋のぽちはこの意味を含んでいる。
「ぼちぼち」を含む熟語・言い回し
「ぼちぼち」を含む熟語・言い回しには次のようなものがある。「ぼちぼち頑張る」とは
「ぼちぼち頑張る」には少しずつ、ゆっくり頑張るという意味がある。急ぎすぎずに自分のペースで物事を進めるときなどに使われる。また、「頑張るぼちぼち」はラッパーの韻マンによって歌われる楽曲である。
「ぼちぼち元気」とは
「ぼちぼち元気」は、元気があるわけではなく、かといって元気がないわけでもないときに使われる言葉です。そこそこ元気、まあまあ元気といった意味となる。
「ぼちぼちいこか」とは
「ぼちぼちいこか」とは、「それではそろそろ行こうか」という意味があり、相手を気遣いながら次の行動へと促すときに使われる。
また、児童書作家のマイク・セイラ-によって作られた絵本の題名でもある。絵はロバート・グロスマンによって描かれている。この絵本は、新しい仕事にチャレンジすることが好きな主人公のカバが、船乗りやピアニスト、消防士になるも失敗ばかりしてしまう物語である。このうまくいかないときに「ぼちぼちいこか」と一休みする主人公が象徴的な作品である。
「ぼちぼちでんな」とは
「ぼちぼちでんな」は、関西弁での会話の中で使われる言葉である。主に商人同士の会話の中で使われることが多い。この言葉を普通に訳すと「特別儲かっているわけでもなく、かといって、儲かっていないわけでもない、まあまあ」といった意味になる。しかし、謙遜の意味で使われている場合や裏があることも多く、自分との関係性であったり、相手の性格などを考えたうえで汲み取る必要がある。また、儲けだけに限らず、調子などを聞かれた時にも使われることが多い。
「ぼちぼち」の使い方・例文
「ぼちぼち」はゆっくりといった意味を持つ。「今日は無理しなくていいから、ぼちぼちやろう」「ぼちぼち準備を始めないと、予定に間に合わなくなってしまう」といったように使われる。また、まあまあやそこそこといった意味では、「久しぶりだけど商売の方はどう」と聞かれた際に「ぼちぼちです」と使ったり、「足ケガしてたけどその後どう」と聞かれた際に「ぼちぼちかな」と使うことができる。特に「もうかりまっか」「ぼちぼちでんな」といった会話はぼちぼちの代表的な例文である。ぼち‐ぼち
ぼ’ちぼ’ち
ぼちぼち
「ぼちぼち」の例文・使い方・用例・文例
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