おおゆみとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > おおゆみの意味・解説 

おお‐ゆみ〔おほ‐〕【大弓/×弩】

読み方:おおゆみ

大きな弓。昔、石をはじき飛ばした大形の弓。弩弓(どきゅう)。石弓(いしゆみ)。〈和名抄


(おおゆみ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/06 16:34 UTC 版)

(ど、いしゆみ、おおゆみ)は、東アジア、特に中国において古代から近世にかけて使われた、クロスボウと同類の射撃用の武器の一種。平安時代の辞書『和名類聚抄』には於保由美(おおゆみ)という字が見られる[1]


  1. ^ この他の出土事例としては、伊治城跡から青銅製の「機」(発射装置)が出土しており、「伊治君呰麻呂の乱」(780年)において使用されたものとみられる(蝦夷戦で実際に使用された物的証拠の例とされる)。文献上では、『日本書紀』(7世紀の壬申の乱)、『三代実録』等に使用されたことがうかがえる記述がある。
  2. ^ ただし、例外はあり、一部で研究はされていた。例えば、久米流砲術(保存会)内に装填連射式の弩(連弩)が伝えられている。
  3. ^ 元来、武家は敵を己の実力で討ち取ることを誇りとしたため、毒矢は武士道に反した。アマッポにはトリカブトの毒が使われる。
  1. ^ a b 大日方, 克己「日本古代における弩と弩師」、島根大学法文学部、2014年3月26日、doi:10.24568/28609 
  2. ^ 兵馬俑坑から弩が発見、射程距離はAK-47の2倍か”. spc.jst.go.jp. 2022年9月16日閲覧。
  3. ^ a b c d テンプル(2008)pp.370-380
  4. ^ 金文京 『中国の歴史 A History of China 04 後漢三国時代 三国志の世界』 講談社 2005年 ISBN 4-06-274054-0 p.306.
  5. ^ 篠田(1992)pp.120-125
  6. ^ アイヌ自製品の研究―仕掛け弓・罠」『東京大学文学部考古学研究室研究紀要』第14巻、27-74頁、1996年6月28日。doi:10.15083/00029582ISSN 0287-3850NAID 110004728038https://doi.org/10.15083/000295822022年2月5日閲覧 
  7. ^ アイヌの民族考古学 P.27-39
  8. ^ 瀬野精一郎、佐伯弘次、小宮木代良、新川登亀男『長崎県の歴史(県史42)』山川出版社、1998年9月30日。ISBN 978-4634324206
  9. ^ 川尻秋生「日本の歴史|平安時代 揺れ動く貴族社会」小学館2008,294頁
  10. ^ 続日本紀卷第廿四 天平宝字六年四月辛未条


「弩」の続きの解説一覧

おおゆみ

出典:『Wiktionary』 (2021/08/15 08:16 UTC 版)

名詞

おおゆみ

  1. 大きな弓の総称
  2. 石を飛ばす際に用いられ大きな弓。
  3. (弩)横倒しにした弓に弦を張って矢を引き金放つクロスボウ似た武器

発音(?)

お↗ーゆみ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「おおゆみ」の関連用語

おおゆみのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



おおゆみのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの弩 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryのおおゆみ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS