『真田太平記』での生涯とは? わかりやすく解説

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『真田太平記』での生涯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/26 09:32 UTC 版)

樋口角兵衛」の記事における「『真田太平記』での生涯」の解説

初陣では信幸の命に背き突進するも、その武勇で信幸の命を救う。しかし、山手殿久野会話で昌幸の側室お徳が身ごもったことから信幸の肩身狭くなる思い真田庄お徳を襲うが信幸から連絡受けた幸村阻止され砥石城の岩牢に入れられる。そこで久野から信幸、幸村と同じ昌幸の子であることを告げられ腹痛装い脱走する探索に出かけた草の者忍び)を殺害し同じく探索に出かけた幸村を襲うが、お江により阻止される第1次上田城の戦い前に真田家危機知り帰参する。しかし、久々に上田戻った幸村に酒を飲んで絡み豊臣秀吉から拝領の刀を所望する北条攻めの時は幸村の命により危機陥った信幸を救出する朝鮮出兵の時は肥前名護屋出陣命じられ真田家であるが、角兵衛留守居命じられる。それでも参陣したいという気持ち抑えきれずに名護屋真田家陣所駆けつけるが、昌幸、信幸らに叱責される。ふて腐れているところを甲賀山中忍び杉坂重五郎に誘われ元締め山中大和守に対面山中忍びの者と共に真田庄に戻る。その後真田草の者頭領・壺谷又五郎進言により沼田真田分家預けられることになる。しかし、鈴木右近が「(真田本家角兵衛情報知らせているのではないか」と信幸と話をしているのを聞き右近襲撃するが、逆に顔に傷を負う関ヶ原の戦いでは、真田本家と共に上田城の戦い参戦するその後信幸を討ち砥石城に向かうが信幸に取り押さえられ説教される戦後は信之に仕えるよう勧める昌幸に高野山連れて行ってくれるよう頼み九度山同道する。しかし、そこでは鬱屈した生活を送り、昌幸が倒れた幸村叱責されたため九度山出奔し家康上洛警護のために設けられ重五郎の忍び小屋赴く。そこで山中忍び奥村弥五兵衛お江戦い遭遇、弥五兵衛今わの際にも居合わすその後上田の信之の下に姿を現し再度信之に仕えたい旨を告げ、信之から50石で仕えるようにと言われる。だが山中忍びに通じており、威光寺慈海から再び九度山行き幸村監視し、いざとなれば討ち取るよう唆される幸村角兵衛不審動きお江の報により知っていたが角兵衛願いにより再び仕えることを許す。その後山中忍びの小弥太通じて幸村入城の報を知らせるも、草の者向井佐助により阻止される。そしていざ大坂入城の際には酒に眠り薬仕込まれ、その隙に幸村達が九度山退去するのを許してしまう。その後慈海勧めもあり大坂幸村の元を訪れる。角兵衛幸村から再度参陣を許され真田丸での戦いで活躍する夏の陣前には信之の元に帰るよう言われるが、共に戦うことを誓う。戦いのさなか幸村自害した自身慈海と伴長信助けられる慈海らの口利きにより尾張徳川家仕えるが、人を斬り出奔上田城にいる母・久野元に戻る。病床の母・久野から、実の父は昌幸でも樋口下総守でもなく武田家若侍小畑亀之助であることを聞かされた後その最期看取った家老小山田壱岐守眼病患った際には唯一残っていた左目を献上しようとし、小山田家老取り押さえられる際にはかつての狂気の姿を見せたが、その後おとなしくなり信之の命により妻をめとり一子角太郎儲け真田家では150石を与えられ平穏な日々送った病死するドラマ角兵衛狂乱図では、久野元に戻ってからの展開が異なる。矢沢頼康から真田家取り潰しのために自分尾張徳川家仕えさせ、頃合い見て刃傷沙汰を起こさせて上田に戻らせたことを聞かされる。母から原作のとおり出生の秘密聞かされた後全て悟り自分所行真田家に迷惑をかけ続けてきたことを顧みて恥じた角兵衛は、自らの自害最初で最後奉公であると信之に遺書残して自害した久野角兵衛死に衝撃を受け、そのまま息を引き取る

※この「『真田太平記』での生涯」の解説は、「樋口角兵衛」の解説の一部です。
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