『真田太平記』での設定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/26 09:32 UTC 版)
「樋口角兵衛」の記事における「『真田太平記』での設定」の解説
真田信幸(信之)・幸村の従弟。実名は正輝、母は久野という名前になっている。久野と武田家の家臣、樋口下総守の間に生まれたと思っていたが実の父は昌幸であると耳にしたため以後屈折した人生を送る。真田家にあって武勇に優れ、戦において活躍する一方で徳川方の甲賀山中忍びにも通じており、しばしば出奔を繰り返した。人間離れした剛力と圧倒的な戦闘能力を誇る一方、人情味溢れる描写があったかと思えば村の女を無差別に襲って強姦したり、さらには願いが通らないと見れば主人の昌幸に本気で刃を向けるなど、何を考えているのか分からない狂気を孕んだキャラクター性が登場人物の中で一際目立つ、本作のトリックスターとして描かれている。なお、原作とドラマで最期が異なる。 新潮文庫『あばれ狼』収録の短編作品「角兵衛狂乱図」では、主役として登場する。
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