『大決戦!超ウルトラ8兄弟』に登場するスーパーヒッポリト星人
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「ヒッポリト星人」の記事における「『大決戦!超ウルトラ8兄弟』に登場するスーパーヒッポリト星人」の解説
映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』に登場。 かつてウルトラ5兄弟やウルトラの父を一度は倒した初代ヒッポリト星人と同種族の宇宙人。外見は初代と違い、ヒューマノイド的かつエイリアン然としたものになっている。他にも腹部にあった発光体は胸に移動し、尻尾は3本に増え、さらに頭頂部の突起が発光体の付いた触角になっており、真顔だった瞳はやや鋭くなっている。 煙状の黒い竜巻から姿を現し、黒い影法師の配下として、ウルトラマンのいない本作品の世界を我が物にしようと次々に配下の怪獣を呼び寄せ、破壊工作を行う。標的を内側からは破ることは不可能な強固な特殊カプセルに閉じ込め、ヒッポリトタールを流し込んで生きたままブロンズ像に変えるという初代得意の戦法は健在であり、これでウルトラマンメビウスを戦闘不能に追いやる。他にも胸の発光体から放つ破壊光線ブレストクラッシャーや、口の管から放つ破壊光弾ヒッポリト・ファイヤーボムを武器として使い、飛行能力も持つ。逃げ惑う人々を見て喜ぶなど残忍な一面を見せるうえ、自尊心が強く自らを「偉大」と称しながら、ウルトラ戦士に対して「貴様らごときに敗北するはずがない」と豪語するなど、高飛車な言動と自信家な性格はかつての同族と同じである。 侵略計画の手始めとして横浜にキングゲスラとキングパンドンを送り込み、キングパンドンを倒して疲弊したメビウスをブロンズ像に変える。その後、キングシルバゴンとキングゴルドラスを呼び寄せて横浜を破壊させる。さらにウルトラマンティガもブロンズ像に変えようとするが、ウルトラマンダイナとウルトラマンガイアによって防がれ、3対3の対決になる。ティガと高速空中戦を展開するが、最後はダイナとガイアの活躍で怪獣たちを倒され、自身は激闘の末にティガのゼペリオン光線で粉砕されたうえ、メビウスもウルトラ4兄弟のウルトラパリフィーによって元に戻る。 その後、影法師の手によって配下の怪獣軍団の残存エネルギーと融合させられ、ギガキマイラの胴体となる。 声:大友龍三郎 スーツアクター:末永博志中盤までのボスキャラクターとなることから、身長185センチメートルの末永が演者に選ばれた。 デザインは酉澤安施。体表は虫のサナギが固い殻を破ろうとしている姿をイメージしている。また、当初は発光体が初代と同じく腹に存在していたが、夜のシーンで光らせたいという監督の要望に応じ、メカを仕込みやすい位置とのことで胸に移動させたという。酉澤はアレンジの方向性について『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』のテンペラー星人と同様であることを述べている。 ウルトラマンメビウスを倒すのにふさわしい相手として登場キャラクターに選ばれた。本作品の初期プロットである『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟2』の時点で登場は決まっており、この時点でデザイン画の第1稿も描かれていた。『8兄弟』となった段階での初期案では、横浜に隠れ住むヒッポリト星人の科学者と娘が結果的に時空を歪めてしまうという展開であったが、最終的にシンプルな対立構造へ改められた。 本作品のオリジナルのマナーCMではマナー違反(上映中の携帯電話の使用)を行い、超ウルトラ8兄弟に注意された後は素直に謝っている。 劇中では「スーパー」を付けず「ヒッポリト星人」と名乗り、ダンからは「宇宙人」と呼ばれた。上記のマナーCMでは「スーパーヒッポリト星人」と呼ばれている。
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