『ジャック・スレイター』のキャラクター
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「ラスト・アクション・ヒーロー」の記事における「『ジャック・スレイター』のキャラクター」の解説
ジャック・スレイター 本作のシュワルツェネッガー主演の劇中劇『ジャック・スレイター』シリーズの主人公。映画の中のロサンゼルス市警の刑事。悪に敢然と立ち向かう正義のヒーローだが、痛快なアクション映画の主人公であるが故に、いつ死んでもおかしくないような事件ばかり任されている事に悩んでいる。また、『ジャック・スレイター3』において、息子を悪役のリッパーに殺されている。魔法のチケットの力で現実世界へ来た際には、生まれて初めて聴いたモーツァルトのクラシック音楽に感激するといった意外な一面を見せる。決め台詞は「Big Mistake(そいつは大間違いだ)!」 ベネディクト 『ジャック・スレイター4』の悪役。トニー・ビバルディが雇った世界一の殺し屋。片目が義眼で、TPOに応じてさまざまな義眼を使い分けている。白いスーツを身に纏い、知的でキザな語り口で話すのが特徴。雇い主のビバルディが言い間違いをするたびに陰口を叩いている。現実世界からやってきたダニーのチケットの半券を偶然手に入れ、その不思議な力を知ったことで、現実世界でスレイター役を演じるシュワルツェネッガーの抹殺を企む。ダニーを怪しんでスレイター邸をいち早く襲撃する、用済みとなったビバルディを見限って射殺する、弾切れを起したフリをして相手を油断させるといった知能的かつ抜け目ない戦術を使う。 トニー・ビバルディ ロサンゼルスの麻薬取引を牛耳るマフィアのボス。別のファミリーと手を組んだと見せかけ、敵のファミリーを一網打尽にしようと企む。言葉を言い間違えたり、くだらないジョークを言うため、ベネディクトからは「歴史的馬鹿者」と見限られ射殺されてしまった。 リッパー(演:トム・ヌーナン) 『ジャック・スレイター3』の悪役。殺人鬼で切り裂き魔の異名を持つ。黄色いレインコートと斧が特徴。ジャックスレイター3のラストでスレイターに撃たれ立てこもっていた小学校の屋上から転落するが、そのときスレイターの息子を道連れにする。ベネディクトに映画の世界から現実の世界へ連れて来られ、シュワルツェネッガーを抹殺しようとする。演ずるトム・ヌーナンは現実世界の場面でもリッパー役の俳優として、素顔で登場しており、リッパーと顔を合わせるシーンもある。 デッカー警部補 スレイターの上司。スレイターが行う捜査の後始末が頭痛の種となっている。そのため2人は犬猿の仲に見えるが、本心は頼りにしており、スレイターも彼を友人と思っている。スレイターを怒鳴るのが日課のような物で、その大声はオフィスのガラス窓を破壊するほど。 ジョン・プラクティス(演:F・マーリー・エイブラハム) FBI捜査官。しかし、裏ではマフィアと結託し、トニー・ビバルディの計画に加担する。ダニーはエイブラハムがサリエリ役を演じた『アマデウス』を観たことがあるらしく、「モーツァルトを殺した男だから信用しないほうが良い」とスレイターに忠告していた。 ホイットニー・スレイター ジャック・スレイターの娘。武術の心得があり、さらにはAK-47の分解掃除が出来たりと破天荒な一面がある女性。父のジャックは「何故普通のお嬢さんになってくれない?」とぼやいていた。 演じたのはブリジット・ウィルソンだが、本作ではメルディスという女優が演じたことになっている。 市長(演:ティナ・ターナー) ロサンゼルス市長。 『ジャック・スレイター』シリーズの世界のシルヴェスター・スタローン 『ターミネーター2』のパロディポスターとして登場。アーノルド・シュワルツェネッガーの存在しない映画『ジャック・スレイター』の世界ではスタローンがターミネーター(T-800)を演じたことになっている。 ウィスカーズ スレイターの同僚で、カートゥーン調で描かれた猫の刑事。陽気で、相棒に選ばれた女刑事の尻を触ったりするおちゃらけた性格。アニメの猫が人と会話し、人間同様に生活している様を見て、ダニーはスレイター達にこの世界(『ジャック・スレイター』の世界)は映画の中であると語るが、誰も信じなかった。後にビバルディの罠に掛ったスレイターとダニーを救った。
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