『お呼び!』以降
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 14:46 UTC 版)
「お嬢さまシリーズの登場キャラクター」の記事における「『お呼び!』以降」の解説
偽伊集院貴子(にせ いじゅういん・たかこ) 本物の伊集院貴子が転校してくる直前に、彼女の名を騙り花園学園に現れた謎の少女。 一人称は「わたくし」で「昭和レトロお嬢さま」の麗花に対して、「平成トレンディーお嬢さま」な人物。ヘアバンドをつけ、長い髪を背中に流している。麗花のスタイルを「生きた化石」と揶揄し、自分こそがお嬢さまの名にふさわしいと麗花に挑戦を挑む。自らを「キコさま」と呼ぶように周囲に言っていた。 美形の多い本作中でも際立って美しい顔立ちらしく、聖母女学院の制服であるセーラー服を着こなし、制服に憧れを持つ花園学園の生徒たちから絶大な人気を得た。人を使うことに慣れたような様子で、周囲の人々を次々に使用人扱いした。彼らの前では愛嬌を振りまきつつも、裏では彼らを馬鹿にしたりと意地の悪い振る舞いをする。 山本アケミ(やまもと・あけみ) 麗花と同じクラスに所属する女子生徒。 手芸部在籍。身長152cm。 工藤と杉本の幼馴染で、幼少期から工藤に恋心を抱き続けている。アプローチは熱烈で、その強引さにより工藤を女性恐怖症に導いた第一人者である。しかし、性的な話題を「フケツ」だと非難したりと、工藤との関係にまで過激さを求めているわけではなく、あくまでも学生らしい清純な男女交際をしたいと望んでいる。自身を「アケミちゃん」と呼ぶよう工藤に強いており、幼少期にそれに逆らって「山本さん」と呼んできた工藤に灯油をかけ火をつけようとしたことすらある。 工藤を家来扱いする麗花と、工藤の所有権を巡って争うことがたびたびある。言い負かされるたびに泣きながら麗花のもとから走り去り、親友の幸子に慰められるといった「悲劇のヒロインぶりっこ」を日課としており、ワンパターンだと麗花に評されている。だが、麗花に戦いを挑んだ人物の中では、負けを認めていない唯一の存在である。また、杉本がゲイであることを明確に意識しているわけではないようだが、本能的に杉本を危険視している。口癖は「工藤くんはわたしの幼馴染なのに」。 自称「ドジで明るくてちょっとおっちょこちょいでかわいい」な人物で、男子生徒の間では人気があり、愛の告白を受けることもあるが、工藤の反応を窺うために利用することはあっても、工藤一筋であるためにそれを受け入れる事はない。女子生徒からの評判は悪く、同性の友達は幸子ぐらいしかいない。女子生徒たちから「ぶりっ子女」「ぶりぶり女」「工藤君にとりついた妖怪すねこすり」「工藤君に巻きついた妖怪一反木綿」「工藤君の前に立ちはだかった妖怪ぬり壁」などと呼ばれている。陰口を言われるたびにそれなりに傷ついたりもしているようだが、非常に図太い神経の持ち主で、ぶりっ子癖や工藤へのアタックのやり方を改めるつもりはなく、また、自分の行動に問題があるとも認識していない。 二つに結んだおさげ頭がチャームポイント。学業成績はあまりよくない。岩清水の販売している、人気生徒の生写真の中で中等部女子三位の売り上げを記録している。著者曰く「シリーズ最強の悪役」。 幸子(さちこ) 麗花と同じクラスに所属する女子生徒。 姓は不明。バレーボール部部長。身長164cm。 活動的な印象を与えるショートカットヘアをしている。アケミの親友で、世話係のような存在である。アケミが麗花に口論で負けた際などには、アケミをフォローする役割を買って出ているが、アケミの突拍子もない行動にため息をつくこともしばしばある。呆れながらも、それでもアケミを見捨てることはない。 気が強く、自分が正しいと思ったことは歯に衣着せずに発言する。その発言は自信過剰な麗花に対して向けられる事が多く、ほとんどの場合まったくの正論である。だが、何を言っても無駄だと確信しているアケミ相手に向けられることはない。
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