『お気に入り』以降
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/24 14:46 UTC 版)
「お嬢さまシリーズの登場キャラクター」の記事における「『お気に入り』以降」の解説
人面魚フナ子(じんめんぎょ・ふなこ) スーパー小路屋が協賛する映画「小鮒物語」の関係者から透がもらったという、綾小路家のペットとなったフナ。 体の右側面に、まるで誰かが描いたかのようにクッキリと「半魚人がクシャミしたような顔」に見える白い模様がある。麗花と美智子が拒絶したため、透により更に工藤家に預けられ、結果的に麗花のクラスで飼われることとなる。 フナ子という名は元々の飼い主がつけたものだが、人面魚という姓は杉本が命名した。独特の容姿から中等部内で評判になり、特に美術部員たちは「神の造りたもうた芸術作品だ」と誉めたたえ、休み時間ごとに水槽前に群がるほどであったが、失踪を遂げる。謎の組織によりその身柄を追われている。 目クソ鼻クソセイロガン(めくそはなくそ・せいろがん) 杉本家の飼い猫・藤壺の産んだ雄猫。雑種で、父親は工藤家の飼い猫・ヒカルだと推測されている。 三兄弟のうちの一匹として生まれたが「ブルドッグの血を引いているのでは」と疑われるほどの容姿であるために一匹だけ貰い手が見つからず、蕗子に保健所に連れて行かれかねない立場に置かれてしまったが、三年一組の教室で巨大な水槽に入れて飼われることになった。 「横綱級」「犬とケンカしても勝てそう」と言われるほどの巨体で、白地に黒ぶち模様の長めの毛を持つ。顔の毛の色はぼかしたように濃く、目の上にはまるで眉間にシワを寄せたような縦模様が入っている。左目のふちと、右の鼻の穴のすぐ下に一際目立つ大きな黒ぶちがあり、それが姓の「目クソ鼻クソ」の由来になっている。そう名付けたのは蕗子で、あまりにもひどい名前だからと杉本は対抗して「セイロガン」と名付けたが、目クソ鼻クソと呼ばなければ反応をしない。竜二に非常によく懐いている。 早乙女ルリ子(さおとめ・るりこ) 拓人と同じクラスの女子生徒。 「帰ってきた女王様」にも登場している。拓人とは隣の席同士。日本人離れした彫りの深い顔立ちをした美少女で、女優としての活動で注目を集めている。芸能界に向いた性格ではないと本人は思っているが、やり手の母親により強引にデビューさせられた。映画研究部に所属していたが、芸能界デビューと共に母親に強制的に退部させられた。容姿だけではなく、穏やかな物腰と豊かな表情などにも魅力があるという。近視で、プライベートの時は眼鏡をかけている。 花園アキ(はなぞの・あき) 拓人と同じクラスの女子生徒。花園ハルの孫で、貢の従妹、育夫の姪にあたる。 「いつでもこの世は大霊界!」と「帰ってきた女王様」にも登場する。文学的な印象を与える、尊大なしゃべり方をする。文芸同好会の会長で、中等部の文芸部のOGであるため岩清水とは懇意であり、先輩であることを逆手にとりよくこき使っている。横柄で、貢と育夫には天敵として恐れられているが、麗花のことは対等に扱う。乱れがちな長い黒髪と青白い顔、陰気な雰囲気からオカルトかぶれのような印象を見る者に与える。 志村重光(しむら・しげみつ) 拓人と同じクラスの男子生徒。 「いつでもこの世は大霊界!」と「帰ってきた女王様」にも登場する。映画研究部の副部長。顔立ちは悪くないのだが、センスの悪い派手な柄シャツを好んで着用していることからチンピラのように見えるという。拓人と同じく、中等部図書館でアルバイトをしている。あだなは「シイちゃん」で、麗花には「シイちゃんさん」と呼ばれており、敬称を二個つけた不自然なその呼び名に難色を示しているものの、気の強い女性にはひれ伏してしまう体質のために許している。
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