制御方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/09 09:25 UTC 版)
古くからある直接制御式では、1本の棒が本体を貫いており、進行方向を変更する際に運転士が車掌スイッチを操作する場合がある。これは、車両によっては編成中1か所でも車掌スイッチが「開」のままになっていると「閉」操作をしてもドアが閉まらないことに起因する。このため始発駅出発前に運転士は車掌スイッチの確認も行っている。 間接制御式(リレー式)では押しボタンによるスイッチを上下双方に設けていることから、折り返し時に上記の操作が不要となっている。特にワンマン運転を実施している路線では折り返し時の操作を省略するためにこの方式を採用する車両もある。この場合、一部の車両では側面の壁方向にボタンを設置し、開扉は誤操作防止の観点から2ボタン、閉扉は1ボタンとしている事例も多い。
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制御方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 13:35 UTC 版)
列車の制御情報を地上から列車(車上)に伝える方式には、制御情報を連続的に車上に伝える「連続制御」、地上子など1点で情報を伝える「点制御」の2種類がある。この区別は情報の伝達に関するものであり、受けた情報に基づく速度照査の方法とは異なる。「点制御」の場合にも、速度照査に関して地上子から受けた情報を即時に照査する「点照査」の方式と、地上子からの情報を記憶して連続して照査する「連続照査」の方式がある。 制御情報を伝達するため、ATSは地上装置と車上装置によって構成されている。 地上装置とは地上に設置される、信号機の現示や速度制限などの情報を列車に送る装置であり、車上装置とは車両に搭載される、地上装置が送った情報を受け取り、条件によって自動的にブレーキを動作させる装置である。列車の速度がある値を超えた時に自動的にブレーキを動作させる機能を速度照査機能(速照)という。 地上装置と車上装置の違いによって、ATSは以下のように分けることができる。 打子(うちこ)式 信号に連動する線路上のトリップアーム(可動打子)で、機械的に列車のブレーキコックを操作する方式。(点制御) 地上子式 線路上に置かれた「地上子」を用いて、電気的に点で列車へ情報を送る方式。(点制御) 軌道回路式 レールに流した信号電流を用いて、電気的に列車へ情報を送る方式。(連続制御) 実際には、同じ制御方式でも地上子やレールに流す信号の周波数や電文(コード)地上子の設置場所などが事業者によって異なるため、さらに細かく分けられている。地上、車上ともに信号の周波数などを含めた方式が一致して初めてATSがシステムとして有効になる。ATSの持つ「地上から列車にブレーキを動作させる」仕組みを利用したものとして、踏切防護装置、曲線速度制限装置、分岐器速度制限装置が存在する。
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制御方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/22 17:06 UTC 版)
布線論理(ワイヤードロジック)であり、全ての動作ロジックはハードウェアで決定されている。ダイヤルパルス・DTMFなどの電話番号情報のアナログ信号を一時的に記憶し、共通制御回路で通話路制御などを行っている。 料金・サービスなどの変更の際、全ての交換機の配線変更が必要で、非常に時間と手間とがかかるものであった。
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制御方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 23:08 UTC 版)
2013年現在、ほぼすべての燃料噴射装置が電子制御になった。 コモンレール方式は、燃料を、噴出装置までレール(高圧パイプ)を使って送り、電子制御で噴射する。 ユニットインジェクターは、シリンダー上部に注射器のように取り付け、カムによって噴射する。電子制御は、噴射量を減らす操作を行う。インジェクターまでは低圧のパイプでつながっている。カムによる圧縮で2,000気圧の高圧噴射を可能にしている。
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制御方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 17:04 UTC 版)
ESC/P (Epson Standard Code for Printers) 1985年頃にセイコーエプソンの開発した制御方式。仕様が公開されたため、他社のプリンターにも採用され、またAXやDOS/Vではプリンターの標準方式となっている。レーザー(ページ)プリンター用として ESC/Page がある。セイコーエプソン製プリンターの「ESC/Pスーパー」では、201PLのエミュレーションモードもある。 LIPS キヤノンの開発した、レーザープリンターの制御方式。最新バージョンはLIPS Vである。 PostScript アドビの開発したレーザープリンターの制御方式。マッキントッシュやLinuxの標準方式であるが、アドビとのライセンス料の関係からか、この方式のプリンターは非常に高価(数十万 - 100万円以上)である。そのため、リコーなどによる互換方式も広く使われている。 Windows Printing System (WPS) マイクロソフトが開発した制御方式で、印刷イメージ展開などの主な処理をWindowsの機能を用いてパソコン側で行うことで、プリンターの製造コストを下げようとしたもの。Windows 95の全盛期であった1996年 - 1997年頃に発売された低価格のレーザープリンターに多く採用されたが、マイクロソフトとのライセンスの関係などで短命に終わり、また後継OSのWindows 2000やXP、Vistaではドライバの提供などのサポートが中止された。 HP-GL (Hewlett Packard Graphics Language) ヒューレット・パッカード社が開発したプロッタの制御言語(方式)。 201PL 日本電気 (NEC) PC-9800シリーズ用純正プリンター「PC-PR201」「PC-PR101」シリーズ用の制御方式。セイコーエプソンの「ESC/Pスーパー」や、1990年代までに製造された各社レーザープリンターの多くがこの201PL互換モードを持っている。NECの純正プリンターには、「PC-PR」シリーズとは別に「NMシリーズ」もあった。ちなみに、PC-9800シリーズでは動作しないWindows XPでも、標準で「PC-PR201」「PC-PR101」「NM」シリーズ用のドライバが収録されているため、USB変換やプリントサーバで認識できれば利用可能である。 他の方式はコマンドを組み合わせることにより相互に互いをエミュレートできるのに対して、201PLは印刷文字幅に応じてヘッド移動速度が変化するという特性があり(さらに印刷中に文字幅が変わるとライトマージンが変更前、レフトマージンが変更後という非常に扱いづらい境界値にヘッドが移動する)、201PLではいったん最大解像度であらかじめレンダリングした物を出力するか、文字幅に応じて分割して出力しなければならない。この制約が存在することが逆に201PL方式の延命をもたらし、他のシリアルプリンター方式が衰退した現在でも実装されている。
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制御方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/27 13:37 UTC 版)
四輪操舵は、機械式と電気制御式に大別される。 機械式 ステアリングと前後輪とをギアやシャフトなどの機構で接続し制御するもので、ホンダが1987年にプレリュードに搭載した(1991年の四代目以降は後述する電動式へ移行)。ステアリングの切れ角に応じて、後輪があらかじめ機構にプリセットされた切れ角(同位相・逆位相両方)で切れる。電気制御が介入しないため信頼性は高いが、細かな制御はできない。 電気制御式 ステアリングの切れ角に応じて、後輪を電気制御されたアクチュエータで動かすもので、代表例は日産HICAS/HICAS-II/SuperHICAS。1985年 - 1988年に採用されたHICASは油圧による後輪の同位相制御のみを行っていたが、1989年5月発表のスカイライン(R32型系)に採用されたSuperHICASからは逆位相制御が組み込まれ、ステアリングの切り始めに一瞬のみ逆位相となり、ヨーモーメントを発生させたのち、同位相制御へと移行する機構を持っている。機械式と比べ、容易にその動作を無効化することができた。
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制御方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/10 14:33 UTC 版)
「ステップ・バイ・ステップ交換機」の記事における「制御方式」の解説
クロスバー以降の自動交換機と異なり、その機械構造自体が制御機能を規定している。布線論理方式と言えなくはないが、逆に「制御方式として特記すべきものはない」とも言える。何より、交換手不要の自動交換を実現出来ることが最大の特徴と言える。(そもそも、論理回路の概念が発見される以前に発明された)
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制御方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 03:14 UTC 版)
抵抗制御・直並列組合せ制御で起動・力行する。 全界磁定格速度に達した後、分巻界磁側に流れる電流をチョッパ制御することで直巻界磁側に流れる電流を少なくして直巻界磁を弱めて(弱め界磁制御)、電機子内での逆起電力による速度制御を行う。 減速時は分巻界磁側に流れる電流をチョッパ制御することで分巻界磁側の電流を大きくして分巻界磁を強めることで、電機子内で逆起電力を発生させて、回生制動を行う。
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制御方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 04:09 UTC 版)
鉄道に関する技術上の基準を定める省令によると「連続閉電路式又はこれと同等以上の性能を有する制御方式であること」とある。踏切の制御には連続閉電路式と点検知式があり、両者とも踏切用の軌道回路をレールに設置して制御を行っている。連続閉電路式は警報開始点から警報終止点まで列車を閉電路式軌道回路にて連続的に検知する方式であり、点検知式は警報開始点の閉電路式軌道回路と警報終止点の開電路式軌道回路によって列車をチェックイン・チェックアウトで検知する方式である。連続閉電路式では、直流・パルス波・AF・商用周波数(交流)を軌道回路に流してリレーにより列車を検知するが、点検知式では、軌道回路を電流帰還回路の一部として使用して、増幅器からの出力の一部を、軌道回路により入力側に帰還させる(戻す)ことで、発振器を発振させてリレーを動作させる踏切制御子や電子トレッドルによる列車検知器により列車を検知する。 また、レール上面での汚れや落ち葉により、軌道回路において輪軸の短絡不完全が発生して列車の検知ができなくなるのを防ぐため、車両にあるATS車上子(受信機)からの発振周波数を地上側の地上子で受信して列車を検知するバックアップ装置があり、警報開始点での捕捉用として設置している場合がある。 非電化区間では直流・パルス波・AF・踏切制御子、直流電化区間ではAF・商用周波数・踏切制御子、交流電化区間では踏切制御子がそれぞれ使用されており、閉塞のための信号用の軌道回路において商用周波数で使用している場合では、列車の接近により次第に低下する送電電圧が一定電圧以下になると、リレーが落下して列車を検知する接近検知器、無絶縁軌道回路においてAFを信号用として使用されている場合には、軌道回路の中間でその信号を受信する中間受信器をそれぞれ設置して、踏切の警報開始点や警報終止点に使用することで、踏切専用の軌道回路の設置を省略することができる。どの制御方式についても、フェールセーフの原則を基に運用されている。
※この「制御方式」の解説は、「踏切警報機」の解説の一部です。
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