トヨタ・カローラ トヨタ・カローラの概要

トヨタ・カローラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/08 02:30 UTC 版)

トヨタ・カローラ
概要
製造国トヨタ自動車#生産拠点を参照)
販売期間 1966年 - (シリーズ全12世代)
ボディ
ボディタイプ 4ドアセダン(初代-)
2ドアセダン(初代-4代目[注釈 1]
5ドアセダン(5代目-8代目[注釈 2]
2ドアクーペ(初代-8代目[注釈 3]
2ドアハードトップ(3代目-4代目)
3ドアクーペ(4代目-5代目[注釈 4]
3ドアリフトバック(3代目-4代目
3ドアハッチバック(5代目-9代目[注釈 5]
5ドアハッチバック(5代目-6代目、9代目-[注釈 6]
ステーションワゴン(5代目を除く [注釈 7]
4ドアハードトップ(7代目[注釈 8]
5ドアコンパクトミニバン(8代目-10代目[注釈 9]
5ドアトールワゴン(10代目[注釈 10]
3ドアライトバン(初代-4代目)
5ドアライトバン(2代目-4代目、6代目-7代目)
クロスオーバーSUV(12代目)
駆動方式 後輪駆動(初代-4代目[注釈 11]
前輪駆動(5代目-[注釈 12]
四輪駆動(6代目-、日本市場のみ)
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本稿ではカローラシリーズの基本形となるセダンを中心に、以下のモデルについても便宜上記述する。

  • カローラ5ドアリフトバック(日本市場を含む5代目、および6代目から8代目までの欧州市場専用車)
  • カローラハイブリッド(特別行政区(香港・マカオ)を除く中国市場専用車)
  • カローラミレニアム(10代目・モロッコ市場専売車)
  • カローラクーペ
  • カローラハードトップ
  • カローラリフトバック
  • カローラハッチバック
  • カローラバン
  • カローラリムジーネ(カローラのドイツ仕様)
  • カローラコマーシャル(カローラツーリングの商用車バージョン)
  • カローラTRD2000
  • カローラアクシオ"GT"(TRD Turbo)
  • カローラフーリアデトロイトモーターショー13参考出品車)

なお、以下の車種についてはそれぞれの記事を参照のこと。

概要

 
バン(上)2代目とクーペ(下)が設定された4代目カローラ
中古のカローラが貿易の対象となることを表す一枚。画像左上側に、輸出先の規制や輸送コスト等の観点から切断されたカローラが写っている。

1974年に車名別世界生産台数1位、1997年には累計販売台数でフォルクスワーゲン・ビートルを抜いてギネス世界記録を樹立[1]。現在も年間世界販売台数1位を記録し続ける、トヨタが世界に誇れる自動車でありブランド(商標)である[2]。2013年には世界生産台数累計4000万台生産を達成したが、これはトヨタが創業以来生産した自動車の4台に1台がカローラであり、また初代登場以来世界で10秒に1台カローラが生産されている計算である[3]2018年6月現在、日本の小型大衆乗用車のブランドとしては11代51年と最も息が長く、同時点において日本市場に現存する大衆向け小型普通自動車全体のブランドでは1963年登場のマツダ・ファミリア(乗用車は2004年までだが商用車は継続中)に次いで2番目の長命ブランドとなっている。

基本形のセダン[注釈 13] に加え多くの派生車を擁し、1969年度から2001年度までの33年間、ホンダ・フィットにその座を明け渡すまで長期に渡って車名別日本国内販売台数第1位を維持し、トヨタのシェア1位確立と日本のモータリゼーション促進に貢献してきた[4]。その圧倒的な実績は、トヨタの販売チャンネル(トヨタカローラ店)にも唯一名前が残っていることからも分かる[注釈 14]。現在もプリウスアクア軽自動車などに押されがちであるが、それでも月販ベスト10を常に争う安定した売り上げを見せている。2015年には日本国内販売台数累計1000万台を達成した。

初代から日本国外にも輸出あるいはノックダウン生産されており、トヨタの急速な世界展開の原動力になった。現在は世界16ヶ所で生産され、154か国で正規販売されている。現在カローラが最も売れている地域は一番が中国、次いで北米となっている。なおアメリカや中国南部では若者が買うスポーティセダンというイメージが強く[5]ブラジルタイでは高級車の部類に入るという[6]

またカローラアクシオは基本的に日本国内専用車として開発されているが、格上の同じく日本国内専用車であるアリオンプレミオなどとともにロシアモンゴルマレーシアインドネシアなどの各東南アジアミャンマーバングラデシュなどの開発途上国オーストラリアニュージーランドなどオセアニア地域などへそれぞれ並行輸出されている。また中古車も人気が高く、特にアフガニスタンではカブール市内を走る乗用車の9割はカローラといわれており、「国民車」扱いを受けているという[7]

カローラのキャラクターは初代の開発主査であった長谷川龍雄の「80点+α主義」という思想に基づいている。これは質素・低価格を追求したパブリカの失敗から生まれた教訓で、あらゆる部分でその時代の基準から見て80点のものを確保し、プラスアルファで魅力的な先進的技術も導入するというものである[8]。この思想はやはり初代で日産・サニーに対して排気量を100cc大きくした「100ccの余裕」とも言い換えられており、パブリカやターセル/コルサといった下級セダンより一つ上の贅沢を得られるカローラは、庶民の一つの憧れであった。こうした歴史から、現在も「カローラ」というブランドそのものに絶対の信頼と愛着を持つリピーターを多く抱えている[9]

コアな車好きにとっては凡庸で退屈な車というイメージが強いが、フロア式マニュアルトランスミッションを日本国内向けは初代から12代目の途中まで欠かさずラインナップしていた他、モータースポーツではWRCBTCCSUPER GTなどで優勝した実績も持つ。またクーペ版であるカローラレビンも安価で改造しやすいスポーツカーとして人気を博した。

車名の"Corolla"はラテン語で「花で作った」、英語では「花冠」(花弁の集合的呼称)を意味する[10]。これはトヨタの主力セダンであるクラウン(王冠)、コロナ(太陽冠)に続いて「冠」を象徴し、なおかつアルファベットの"C"で始まることに由来する。日本以外では「コローラ」もしくは「コロラ」と発音することが多い。

初代 E1#型(1966年 - 1970年)

トヨタ・カローラ(初代)
E1#型
4ドアセダン1100DX 1967年5月発売型(KE10F-D)
バン1200DX 1969年2月発売型(KE18V-D)
概要
販売期間 1966年11月 - 1970年5月
設計統括 長谷川龍雄
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 2/4ドアセダン
2ドアクーペ
3ドアバン
3ドアステーションワゴン
エンジン位置 フロント
駆動方式 後輪駆動
パワートレイン
エンジン 1,200/1,100cc 直4
変速機 2速AT
4速MT
前:マクファーソンストラット(横置きリーフ)
後:リジット(縦置き半楕円リーフ)
前:マクファーソンストラット(横置きリーフ)
後:リジット(縦置き半楕円リーフ)
車両寸法
ホイールベース 2,285mm
全長 3,845mm
全幅 1,485mm
※1968年3月以降のモデルは1,490mm
全高 1,380mm
車両重量 710kg
その他
ブレーキ 前:
ツーリーディング式ドラム
後:
リーディングトレーリング式ドラム
データモデル 2ドアセダン1100DX 4速MT(1966年型)
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800cc級エントリーモデルのパブリカと、1,500cc級乗用車であるコロナの中間の車種として企画された。主査[注釈 15]長谷川龍雄は、機能主義に徹したパブリカが商業的に成功を収められなかったことへの反省から、大衆ユーザーの上位志向に応じた「デラックス感」のある内外装を備えつつ、「乗る楽しさ=スポーティ性」を追求し[11]高速道路の整備進展に伴う、十分な高速巡航性能を備える小型大衆車の開発を目論んだ。開発は、様々な面での評価において一定以上の水準を満たし、実用性に嗜好性・高級感を加えるなど、トータルでの高い完成度を追求する「80点主義+α」の思想で展開された[11]。当初から輸出も含めた大量生産が企図され、トヨタは本拠である豊田市内に、カローラ専用の大規模新工場となる高岡工場を建設する。

エンジンは新開発の水冷直列4気筒、ハイカムシャフト方式で5ベアリングクランクシャフトを用いた1,077ccOHV K型エンジンで、最高出力60PS/6,000rpmであった[12]。5ベアリング式として高回転に備え、前方部分の投影面積をできるだけ小さくするため、エンジンの重心を低くすることを前提にボンネット内にコンパクトに収める目的で、最初からシリンダーヘッド部を正面から見て約20°傾斜させた格好で設計されている。当初は1,000cc車として企画されたが、開発後期に至って日産自動車が1,000ccの競合モデル(のちの初代サニー)を開発中である情報が伝わり、その営業施策における辣腕で「販売の神様」と呼ばれた当時のトヨタ自動車販売社長・神谷正太郎の強い要請で、排気量を急遽1,100cc級に拡大するスペック向上を図った[注釈 16]。短期間での変更であったため、決死の努力を東郷平八郎Z旗になぞらえ、エンジン名『27E』を『27E-Z』に変更している。

日本国内では同クラス初のフロアシフトによる4速マニュアルトランスミッション、日本製乗用車としては初のマクファーソン・ストラット式の前輪独立懸架など、30以上に及ぶ新機構が取り入れられた。当時3速式主流の中での4速化は高速化時代への対応、フロアシフトは操作性向上とコストダウンが目的である[注釈 17]。当時フロアシフトはトラックのイメージが強かったため4速式コラムシフト仕様も用意されたが、実際に売り出すと顧客の多くは4速フロアシフトを選んだ。コンパクトなストラット式懸架は、以後日本メーカーの多くが小型車分野で追随して採用した。細かいところでは丸型メーター、後退灯、「ドアキーの上下関係なく施開錠できる鍵」なども日本では初代カローラが最初に取り入れている。

当時の大衆車が軒並み1,000ccであったことに対し、プラスアルファ部分を強調したキャッチコピープラス100ccの余裕』を採用し発売されたカローラは、市場において競合モデルのサニーよりも2.2万円高い価格設定ながら装備と価格のバランスが良く、そこそこ高級感と割安感が高かったことが受け入れられ、サニーを凌駕する人気を獲得、意図したとおりの商業的成功を収めた[11]。CM出演者は竜雷太早川雪洲浜口庫之助がCMソングとして「恋のカローラ」「いとしのカローラ」などを作詞・作曲している。

発売翌年の1967年2月には二台のカローラで北米大陸を横断する実験を行った。極寒のロッキー山脈を超える必要があったが、当日は天気が良くマイナス10度くらいにしか下がらなかったため、無事1万1,000kmの横断を遂行した。次にはさらに北上し、マイナス32度のカナダのフリンフロンからトロントまでの耐久実験を行い、これも完遂した[13]

生産台数は77万2002台[14]

  • 1966年10月20日 - 東京モーターショーで発表され、同年11月5日に発売。発売当初は2ドアセダンのみ。同時にオセアニアにも輸出を開始。
  • 1967年3月 - 当時米国統治下だった、沖縄でも輸出開始。
  • 1967年5月 - 4ドアセダン(KE10F型)とバン(KE16V型)が追加され、同時にデラックスにトリップメーターが標準装備(ただしバンは除く)となり、トヨグライドと呼ばれる、2速AT車も設定。
  • 1968年3月 - 仕様変更。フロントバンパー取り付け位置の若干のかさ上げ(米国安全基準の対応強化)に伴う全幅の拡大(1,485mm → 1,490mm)、およびダッシュボードのソフトパッド化、メーターパネルの無反射ガラスの採用、メーターパネルの意匠の変更(2眼式 → 3眼式)、2スピードワイパーの標準装備化、メーカーオプションでフロントディスクブレーキを新設定。派生車種の2ドアクーペカローラスプリンター」発売。セダンにもスプリンター同様の73PSの最高出力を持つツインキャブエンジン(K-B型)を搭載したSLを追加。フロントディスクブレーキとタコメーターを標準装備。SL以外のグレードには4速コラムシフトMT追加。同年から北米欧州へ輸出開始。
  • 1968年7月 - トヨタ・オーストラリアが、オーストラリア国内における現地生産を開始[15]
  • 1969年2月 - マイナーチェンジ。エクステリアとインテリアの意匠の変更のほか、衝撃吸収ステアリングやヘッドレスト、サイドベンチレーター、部分強化ガラスなどを標準装備し、安全面、機能面での充実を図った。これに伴いセダンに64psの最高出力を持つ高圧縮比エンジン(K-D型)を搭載し、フロントディスクブレーキや専用木目インパネなどを標準装備したハイデラックスを追加。
  • 1969年9月 - 一部改良。これまでのK型エンジンに代わり、排気量を100ccアップした3K型エンジンを全車に搭載。これに伴い前輪サスはトーションバー式スタビライザーが装着されたマクファーソン・ストラット式サスペンションが2ドアセダンと4ドアセダン、カローラスプリンター(2ドアクーペ)の全グレードに装備された。1,200ccエンジン搭載モデルの車体型式は2ドアセダンがKE11、4ドアセダンがKE11F、2ドアクーペ(カローラスプリンター)がKE17、バンがKE18Vとなる。

注釈

  1. ^ 北米市場向けは5代目まで販売。
  2. ^ 基本的に欧州市場向けだが、5代目のみ日本市場でも販売されていた。
  3. ^ ただし初代はカローラスプリンター名義、5代目-8代目はカローラレビン名義。
  4. ^ 5代目はカローラレビン名義。
  5. ^ 5代目-7代目はカローラFX名義として日本市場でも販売されていた。
  6. ^ 5代目-6代目はカローラFX名義、9代目はカローラランクス名義、およびアレックス名義としてそれぞれ日本市場でも販売されていた。
  7. ^ 日本市場向けは4代目以降より販売(ただし5代目と8代目は除く)。9代目以降より日本市場向けのみカローラフィールダー名義となる。
  8. ^ 日本市場専売でカローラセレス名義で販売されていた。
  9. ^ 8代目は日本市場向け専用(カローラスパシオ名義)、9代目は日本市場および欧州市場向け専用(前者はカローラスパシオ名義、後者はカローラヴァーソ名義)、10代目は欧州市場向け専用(カローラヴァーソ名義)としてそれぞれ販売されていた。
  10. ^ 北米向けのサイオン・xBを元に日本市場向けはカローラルミオン名義、オセアニア市場向けはルークス名義でそれぞれ販売。
  11. ^ クーペ系のみ5代目まで採用。
  12. ^ クーペ系は6代目以降より採用。
  13. ^ ただし日本国内では販売シェアやマーケティングなどの都合上、シリーズ10代目よりステーションワゴンのカローラフィールダーが日本国内におけるカローラシリーズの基本形となる。また12代目ではハッチバックタイプがセダンより早くお披露目された。
  14. ^ 他に車名としてはビスタ店があったが、現在は消滅している
  15. ^ トヨタ自動車における自動車の開発設計において「主査」とは、リーダーとして独特の地位であり職制である。詳細は、同社におけるそのシステムを確立した本人である、長谷川龍雄の記事を参照。
  16. ^ カローラの排気量拡大指示が長谷川龍雄から正式に出されたのは、発売7か月前の1966年3月22日というまさに逼迫したタイミングであり、技術陣はその後2か月半で排気量拡大を完了させたという(開発陣の一員で、3代目カローラ開発主査を務めた佐々木紫郎に対する、1999年12月の自動車技術会インタビュー [1] による)。
  17. ^ 初代カローラのそれは、後年の一般的なフロアシフト車に見られるリンケージなどを介した運転席近接レイアウトではなく、足元の奥まった位置床下に収まったギアボックスから、長いロッドをそのまま伸ばして手元近くまでグリップを持ってきたもので、古典的なトラックと同様な手法であった。それでもこの時代に全盛であったコラムシフトに比べ、ダイレクトな操作感覚で扱いやすくなり、またメーカーにとってはコラムシフトより構造を簡素化できた。
  18. ^ 道路運送車両の保安基準改正により、1973年12月1日以降に製作された自動車は後方の方向指示器に燈色が義務化された。
  19. ^ E30型の車両価格が上昇したため、販売落ち込みを懸念した販売店の要請で継続販売。
  20. ^ E80系セダンでは唯一のパワーウィンドウを標準装備。次期E90系セダンのSE-Limitedへと繋がる。
  21. ^ ワゴン「1500 Gツーリング」以外のグレード、およびバンを除く。
  22. ^ ただし、水はけのよいルーフ部や目に触れにくいアンダーフロア部などは除く。
  23. ^ 吸気側・3バルブ、排気側・2バルブ。
  24. ^ 1.3 Lモデルは2E型SOHC12バルブから4E-FE型ハイメカツインカムに変更され、1.5 Lモデルは3E型SOHC12バルブから5E-FE型ハイメカツインカムに変更された。
  25. ^ 他、国内向けのE110型カローラは2ドアクーペのレビン、スモールミニバンのスパシオ(初代)も含まれる。
  26. ^ ただし、北米仕様のみ2ZZ-GE型エンジンを搭載する「XRS」というスポーツモデル(ZZE131L)が存在する。
  27. ^ セダンのXアシスタパッケージと日本国外仕様には、トヨタのCIエンブレムがフロントグリルに付けられている。日本国外仕様は、1990年代から同社のCIエンブレムが採用されている。
  28. ^ 当初セダンの1.8Lラグゼールのみメーカーオプションで設定され、さらに前輪駆動車に限りリアブレーキがディスクブレーキ化された。ただし、2004年4月以降の後期型ではTRCが廃止された。
  29. ^ なお、プリウスを除く既存のトヨタ車への電動式パワーステアリングの本格採用に関してはこの9代目カローラシリーズが史上初となる。
  30. ^ 実際は1999年以降に登場した初代ヴィッツ系の同社のコンパクトクラスの車種(2000年当時の車種では、初代ヴィッツを含むプラッツファンカーゴWiLL Vi初代bBがこれに該当する)に塩ビ系ソルのアンダーコートと水性系塗料がそれぞれ初採用となっている。
  31. ^ レーシングドライバー
  32. ^ ただし、セダンのX アシスタパッケージのみ、これまで通りリアシート用ヘッドレストは装備されていない。
  33. ^ なお、ハロゲンヘッドランプ装着車にはマニュアルレベリングシステムが標準装備となる。
  34. ^ ただし後期型のみ。
  35. ^ ただし四輪駆動車のリアブレーキはVSC非装着同様、リーディング・トレーリング式ドラムブレーキのままとなる。
  36. ^ ZZE130Lは1ZZ-FE型エンジン、ZZE131Lは2ZZ-GE型エンジンを搭載していた。
  37. ^ E150型に合わせて、エンジンも最新の1ZR-FEに換装されている。ZRE120L。
  38. ^ 2006年のモデルチェンジ直前の情報の中には、次世代のカローラは国内向けにおいても「ナロー」と「ワイド」の2種類が用意されると噂されていたが、結果的に「ナロー」と仮称されていたものが「国内仕様」、同じく「ワイド」が「国外仕様」となり、それぞれ振り分けられたという経緯がある。
  39. ^ E140型とE150型はプラットフォームが異なるため、リヤサスの構造が異なる。E150型はヴィッツ系車種用のプラットフォームで知られるNBCプラットフォームおよびBプラットフォーム同様、ショックアブソーバーとスプリングがそれぞれ独立して取付され、トーションビームの形状はボデーとの取付部は外側に開いているタイプ。
  40. ^ 英国およびドイツ、フランス、イタリアではそれぞれカローラセダンとカローラワゴン(日本名・カローラフィールダー)は販売せず、オーリスのみの販売となる。ただし、ドイツでは既存のMPVであるカローラヴァーソに限り継続販売。
  41. ^ アメリカ向型式例2.4XRS M/TはAZE141L-DEMSKA。1.8LE M/TはZRE142L-DEMDKA。香港・マカオ(いずれも中華圏特別行政区)向型式例1.5STD A/TはNZE141R-AEPEKSD、UAE向例1.8XLI M/TはZZE141L-AEMDKV。
  42. ^ E140型アクシオおよび豪州仕様を含むE140G型フィールダーに限りPCD・100mmの4穴を用いたホイールが継続採用されている。
  43. ^ 中国向け型式例PREMIUM A/TはZRE152L-GEPQKC。また、1ZR-FE 1.6L搭載車もあり、型式例GL M/TはZRE151L-GEMNKC。
  44. ^ 英国・ドイツ・フランス・イタリアを除く。
  45. ^ 地域によってはこの限りではない。例:宮城県、ディーゼル店(旧:宮城トヨタディーゼル)→カローラ店(現:トヨタカローラ宮城)、パブリカ店(旧:パブリカ仙台・トヨタパブリカ仙台(一時、トヨタカローラ仙台と冠していた時期もある)→オート店(現:ネッツ店・ネッツトヨタ仙台)。

出典

  1. ^ 祝50周年! カローラの歴史を振り返る GAZOO.com 2016年8月22日
  2. ^ [2]
  3. ^ 世界を制覇した普通のクルマ――カローラ(2013年) GAZOO.com 2015年5月22日
  4. ^ 『「カローラ」と「サニー」何が明暗を分けたのか トヨタと日産、大衆車50周年の系譜をたどる』森口将之(東洋経済ONLINE)”. 東洋経済新報社 (2016年8月24日). 2016年9月18日閲覧。
  5. ^ [モーターファン別冊 ニューモデル速報 『トヨタカローラスポーツのすべて』 平成30年8月13日 三栄書房刊行
  6. ^ 米国では日常用、ブラジルでは高級車…カローラは多様なニーズに応え「100年ブランド」へ
  7. ^ Washington Post August 26, 2010;"Toyota's Corolla is the people's car in Afghanistan"
  8. ^ トヨタ 名車ギャラリー カローラの哲学
  9. ^ 「80点以上の合格点」に挑み続けるカローラ 日本品質を世界に広める〝伝道師”
  10. ^ カローラの車名の由来は何ですか? 車名の由来 - toyota.jp
  11. ^ a b c カローラ40年目 - 読売新聞 2005年11月13日
    カローラエピソード / 1966年 トヨタ カローラ 1100デラックス - GAZOO.com
  12. ^ 『絶版日本車カタログ』三推社・講談社 32頁参照
  13. ^ 佐々木紫郎 インタビュー
  14. ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第10号3ページより。
  15. ^ a b c トヨタ、豪州での54年にわたる生産を終了-豪州地域への継続的な貢献のため豪州トヨタ財団を設立-”. トヨタ自動車. 2018年8月16日閲覧。
  16. ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第20号7ページより。
  17. ^ 佐々木紫郎インタビュー
  18. ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第30号11ページより。
  19. ^ ※ボンネットフード部分、およびラジエターグリルはノンオリジナル
  20. ^ ※サイドプロテクションモールの非装着、およびボディカラー、アルミホイール、ローダウンスプリングはノンオリジナル
  21. ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第40号9ページより。
  22. ^ フォグランプ、およびアルミホイール、競技車用スプリングはノンオリジナル
  23. ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第50号7ページより。
  24. ^ 日本で最も売れたベストセラー・カローラは6代目【Corolla Stories 31/50】 - clicccar(2016年10月29日閲覧)
  25. ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第60号7ページより。
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  30. ^ | トヨタ企業サイト |名車ギャラリー | 9代目カローラ
  31. ^ 三栄書房モーターファン別冊・ニューモデル速報 第266弾 新型(9代目)カローラのすべて」 2000年10月14日発行
    ISBN 4-87904-366-4
  32. ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第90号5ページより。
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  37. ^ REBORN, THE NEW COROLLA TOYOTA公式サイト トヨタ新型カローラ セダン・ワゴン
  38. ^ 「シャープ顔」がカッコよすぎ トヨタ 新「カローラ」大幅改良でスタイル一新 2023年モデル北米で発表(くるまのニュース〈メディア・ヴァーグ〉)”. LINE NEWS. 2022年10月19日閲覧。
  39. ^ 株式会社インプレス (2022年11月16日). “最も信頼性の高いクルマに「カローラ ハイブリッド」 米コンシューマー・レポート自動車の信頼性調査結果公表”. Car Watch. 2022年11月16日閲覧。
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  43. ^ カローラ ツーリングにツートーンカラーを新設定-カローラのハイブリッド全車には、1500Wの非常時給電システムが選択可能に-』(プレスリリース)トヨタ自動車株式会社、2020年10月1日https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/33759992.html2021年11月15日閲覧 
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  45. ^ カローラ 環境仕様” (PDF). トヨタ自動車株式会社. 2021年11月18日閲覧。
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  50. ^ DUNLOP BTCC CHAMPIONS
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