つ・く【突く/▽衝く/×撞く】
読み方:つく
[動カ五(四)]
1 とがった物で一つ所を勢いよく刺したり、強く当てたりする。「槍で—・く」
2 棒状のもので強く押す。「判を—・く」「ところてんを—・く」
3 棒などの先を打ち当てて鳴らす。「鐘を—・く」
4 細長い物の先を押し立てて、支えにする。また、つっかえ棒をする。地面や床などに強く当てる。「つえを—・く」「ひざを—・く」
6 弱い所、予想しない所、急所などを選んで鋭く指摘したり攻めたりする。「不意を—・く」「核心を—・く」
7 嗅覚などの感覚や心を強く刺激する。「鼻を—・く臭気」「胸を—・く哀話」
8 障害や悪条件を問題にしないで何かをする。「風雨を—・いて進む」
9 強い勢いで何かに当たる。また、限界に達する。「雲を—・くような大男」「食糧が底を—・く」
→刺(さ)す[用法]
[可能] つける
[下接句] 家に杖(つえ)つく・意気天を衝(つ)く・痛い所を衝く・意表をつく・兎(う)の毛で突いたほど・木戸を突く・虚を衝く・雲を衝く・言言肺腑(はいふ)を衝く・篠(しの)を突く・角水(すみず)を突く・底を突く・盾を突く・杖(つえ)に突く・手を突く・天を衝く・時を撞(つ)く・怒髪天を衝く・と胸を衝く・額(ぬか)を突く・鼻を突く・胸を突く
つつ・く【▽突く】
読み方:つつく
[動カ五(四)]
1 何度も軽く突く。こつこつと小刻みに突く。また、そのようにして合図や注意をする。「棒で草むらを—・く」「アカゲラが幹を—・く」「ひじで—・いて注意する」
2
㋐なべ料理などを、繰り返しはしで挟んでは取って食べる。「寄せなべを—・く」
㋑鳥などが、嘴(くちばし)で何度も突くようにして食べる。「モズがカキを—・く」
3 欠点などを、ことさら取り上げて問題にする。とがめる。ほじくる。「—・かれないように言葉に気をつける」
4 そそのかす。けしかける。「誰かが陰で—・いているにちがいない」
5 調べる。検討する。「いろいろの角度から問題を—・いてみる」
[可能] つつける
突く
突く
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 08:10 UTC 版)
戦闘こと戦場において最も一般的な攻撃で、先端部の、狭い面積に打撃を集中させることで、対象に与えるダメージを増強する。また、すきが少なく、比較的遠間からの攻撃を得意とする。特に正確に急所を狙った場合の打撃力は格段に威力が倍加するが、逆に命中させること自体が難しく外れやすい。しかし速度が付きやすく、打撃面が点となるため、受け止めにくい。また受け流す、弾く場合も同様に難しい。体重をかけて体当たりする要領で突くと、とてつもなく破壊的で貫通力の高い技になるが、弾かれたり、払ったり、受け流されると極端に体勢を崩すことになるため、死角から奇襲するか相手を無力化させてから使うのが好ましい。これらの動作を組み合わせると相手側からは間合いに入りづらく、近づきにくい。また、これらの動作が相手に読まれづらいことも有利に働く。しかし、突きの動作自体難しく、完全に使えるようになるのに長期の訓練を必要とする。
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