法定とは? わかりやすく解説

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ほう‐てい〔ハフ‐〕【法定】

読み方:ほうてい

法令によって定められていること。また、その事物。「—金利」「—手続き


法定

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 19:05 UTC 版)

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法定


法定(ほうじょう)は、直心影流剣術において最初に学ぶであり最も重視された形。この形の稽古を行う各地の法定会には、流派に入門せずに稽古できる会もあることから、古流剣術の形としては比較的、現代剣道界に普及している。

法定の型の演武

普及の歴史

直心影流剣術(男谷派)第15代の山田次朗吉は、旧制第一高等学校東京商科大学等で法定を指導した。山田から指導を受けた加藤完治や大西英隆、大森曹玄らも山田亡き後、法定を指導した。

加藤完治は法定と竹刀剣道を伝えた[1](直心影流剣術を全てを学んだのではないが、他の門人よりも長く山田から学んでいる。山田死去のとき、加藤は40代、他は20代前半であった。)。加藤完治は法定を日本農業実践学園で指導し、当時学生だった酒井章平が受け継いだ。その後、剣道範士九段・小川忠太郎が剣道界に紹介し、また自らも酒井から学んだため、剣道界に知られるようになった。酒井章平は日本農業実践学園内で行う日本武道修練会で法定を指導していた。現在、日本武道修練会の系列で法定を行っているのは市川市宏道会龍ケ崎市の尊星閣道場・椎名市衛広島市の保仁館中西道場などである。

大西英隆は50代になって百錬会を設立し、山田から伝えられた直心影流剣術を指導した。その内容は法定のみではなく韜、小太刀、刃挽、丸橋などの形を伝えていた。一橋大学高崎経済大学早稲田大学等で法定の指導を行った。一橋大学の卒業生を中心に、法定を稽古する会がある。

大森曹玄は、僧侶になる前は剣術道場を開いていたが出家後は僧侶としての活動の傍ら、法定の指導を行った。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 『武道の研究』日本農業実践学園 編

参考文献

大森曹玄『剣と禅』[要文献特定詳細情報]

関連文献

  • 『図説 剣技・剣術』牧秀彦 新紀元社、2002年第7版 p.56

外部リンク


法定

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 08:03 UTC 版)

直心影流剣術」の記事における「法定」の解説

詳細は「法定」を参照 八相発破一刀両断、右転左転、長短一味の4本よりなる直心影流根本の型である。各々春夏秋冬呼吸に基づき行い一足一刀相打ち基本とする。伝説では松本杉本備前守得た法定は5本であったが、小笠原源信斎中国思想取り入れて4本に改されてめたとされる最初はこの法定を太い木剣三、四年もみっちり稽古させる。一歩一歩を真歩と言ってア・ウン呼吸合わせて正確に踏ませ、大上段太刀泰山崩れるような勢いで打ち下ろす。いわば、書道楷書に当たるのが、この法定である。これが完全に近く出来ると、間合い気合い手に入り、「後来の習態」が除かれ筋骨固まり手の内のしまり具合会得されてくる。この次に韜の型を行う。。

※この「法定」の解説は、「直心影流剣術」の解説の一部です。
「法定」を含む「直心影流剣術」の記事については、「直心影流剣術」の概要を参照ください。

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法定

出典:『Wiktionary』 (2021/08/13 01:16 UTC 版)

名詞

ほうてい

  1. 法令決めること。

発音(?)

ほ↗ーてー

翻訳

関連語


「法定」の例文・使い方・用例・文例

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