チョコ・チップとは? わかりやすく解説

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チョコ‐チップ


チョコチップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/22 22:56 UTC 版)

チョコチップ
普通サイズのチョコチップ
別名 チョコレートチップ
種類 チョコレート
発祥地 アメリカ合衆国
主な材料 チョコレート
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チョコチップ: chocolate chip)は、細かく砕いて作られる小チョコレートである。日本語では英語に合わせて「チョコレートチップ」とも呼ばれるが、「チョコチップ」と呼ばれるのが一般的である。多くは直径1cm程度の底が平らで丸い形をしていて、色々なサイズがあり、主に菓子作りの材料として利用される。

主なチョコチップ製造会社としてはネスレハーシーなどが挙げられる。

歴史

チョコチップは1938年アメリカマサチューセッツ州ホイットマンで宿屋レストラントール・ハウス・インを経営していたルース・グラーヴ・ウェイクフィールド英語版が、チョコレートチップクッキーを発明したことにはじまる。

ウェイクフィールドは宿泊のためにクッキーを作っていたが、その日はチョコレートクッキー用に普段使っていたベイカーズ英語版チョコレートを切らしていたため、代用品としてネスレのセミスイートチョコレートを、溶かさずそのまま細かく刻んで、クッキーの生地に加えて焼いた。焼いたときに溶けて生地と混ざると考えていたが、ネスレのセミスイートチョコレートは脂肪分が少なく、溶けずにそのままの形で焼きあがった。失敗作でウェイクフィールド本人は気に入っていなかったが、スタッフや宿泊客には好評で人気メニューとなった。その後地元の新聞に彼女のチョコチップクッキーのレシピが掲載されると、そのレシピのチョコチップクッキーは地元で人気となり、ネスレのチョコレートの売り上げも急増した。1939年には彼女は原料となったネスレのチョコレートのパッケージに彼女のレシピが掲載される代わりに、ネスレから一生分のチョコレートを贈られた。そして、ネスレはバーを切り刻む機械を導入し、1941年にはネスレを含む多くの会社によって、細かいチップ状のチョコレートの販売が始まった[1]

ネスレのチョコチップクッキーのブランド名である「トール・ハウス・クッキー」は発明された宿屋の名前にちなんで名付けられた。

味の種類

当初、チョコチップは甘さ控えめなチョコレートから製造されていたが、現在はほろ苦いビターチョコレート味やピーナッツバター味、バタースカッチ味、ミントチョコレート味、ホワイトチョコレート味、ブラックチョコレート味(ミルクを加えない)、ミルクチョコレート味など多様な味が楽しめる。他には、イチゴ味、ブルーベリー味などのフルーツフレーバーのチップもある。

菓子作りでの使用

チョコチップクッキー

主にチョコチップはクッキーやホットケーキワッフルケーキマフィンクレープといった小麦粉を使用するケーキ菓子の材料として加えられるが、アイスクリームプリンなどの食品にも加えられる。

チョコチップは液状にしてチョコレート・ソースとしても利用される。その際、チョコレートに含まれるココアバターが溶け始める、35近くから溶け始め、40から45℃の間で一番よく溶ける。しかし、溶かす際の温度がホワイトチョコレートでは45℃、ブラックチョコレートでは50℃を超えてしまうと、チョコレートが焦げてしまう。実際には、熱を加えた時に形状が保たれるよう、チョコチップは普通のチョコレートよりもココアバターの量が少ないため、ソースとして使用されることはあまり推奨されない。

なお、チョコチップは世界中で調理に欠かせないものになっていて、特にチョコチップクッキーアメリカの代表的な菓子として食べられている。現在チョコチップはヨーロッパオーストラリア、その他の地域でも入手可能になっている。

注釈

  1. ^ Chocolate Chip Cookies: Chip versus Morselによると、1941年のにチップ状のチョコレートについての調理法や広告が広まるようになったと記されている。それ以前の新聞広告や公表された調理法では、四角いチョコレートを刻んだものを扱っているのみであった。

外部リンク


チョコチップ(MGS3、MGSPW)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 14:59 UTC 版)

メタルギアシリーズの装備一覧」の記事における「チョコチップ(MGS3MGSPW)」の解説

クッキー散りばめたような柄の迷彩砂漠岩場地帯で高い迷彩効果発揮する着た後、シギント通信すると、一風変わった名前の由来聞くことが出来る。

※この「チョコチップ(MGS3、MGSPW)」の解説は、「メタルギアシリーズの装備一覧」の解説の一部です。
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