フォトニクス【photonics】
フォトニクス
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フォトニクス(英: photonics)、光子学(こうしがく)は、光子を扱う工学。
概要
1960年代にレーザーが発明され、半導体オプトエレクトロニクスが登場したことにより、研究分野が本格始動した[1]。
現在ではその領域は光の生成、操作、検出、極紫外線域から遠赤外線域までを網羅する[1]。
応用例
マイクロ波フォトニクス
マイクロ波フォトニクスは電波と光を融合した技術で電波をそのままの形態でファイバ中に閉じ込めて遠くまで伝送できるため無線通信、計測、アレーアンテナ、電波天文学、ケーブルテレビ等の広い応用範囲がある[2]。
ナノフォトニクス
ナノフォトニクスはナノテクノロジーの一領域で光を用いてナノメートル領域の物質の性質を調べたり、光の波長よりも小さな構造物を用いて光波を制御したり制御された光の場を利用して物質の光学的性質を改変する手法[3][4][5]。
シリコンフォトニクス
シリコンフォトニクスは半導体産業で利用される微細加工技術を用いてSi(ケイ素)の基板上に発光素子や受光器、光変調器といった素子を集積する技術[6]。
メカノフォトニクス
フォトニクスの一分野で他の大部分のフォトニクス素子は光リソグラフィを利用して形成されるのに対して、機械加工技術の延長でフォトニクス素子を形成する[7]。
脚注
- ^ a b フォトニクス:光の科学と技術
- ^ 小牧省三, 塚本勝俊, 「マイクロ波フォトニクス技術」『電子情報通信学会誌』 84巻 3号 2001年 p.163-166, 電子情報通信学会, ISSN 09135693。
- ^ ナノフォトニクスグループ
- ^ 大津元一, et al. "ナノフォトニクスへの挑戦." 米田出版, 千葉 (2003).
- ^ 大津元一, 小林潔, 電子工学. ナノフォトニクスの基礎. オーム社, 2006.
- ^ 馬場俊彦, 「シリコンフォトニクスは最終兵器これに代わる術は未来永劫生まれない」
- ^ 新井泰彦, 「メカノフォトニクス専門委員会活動報告」『精密工学会誌』 75巻 1号 2009年 p.190_01-190, 精密工学会, doi:10.2493/jjspe.75.190_01。
文献
- 神谷武志, 土屋昌弘, 「超高速フォトニクス」『応用物理』 70巻 11号 2001年 p.1271-1280, 応用物理学会, doi:10.11470/oubutsu1932.70.1271
- 蔵田和彦, 「シリコン(Si)フォトニクスと光回路実装技術」『エレクトロニクス実装学会誌』 2014年 17巻 4号 p.286-291, エレクトロニクス実装学会, doi:10.5104/jiep.17.286
関連項目
- シリコンフォトニクス
- バイオフォトニクス
- ネイチャー フォトニクス - フォトニクス専門の学術誌
- 有機フォトニクス
- フォトニック結晶
- 非線形光学
- フォトニック集積回路
外部リンク
PHOTONICS(光半導体部品)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/20 05:30 UTC 版)
「アダマンド」の記事における「PHOTONICS(光半導体部品)」の解説
射出成形技術を用いたジルコニアフェルール・スリーブやレセプタクル、コネクターなどを製造、販売。また髪の毛1本分の細さのファイバの高精度な先端加工も行っている。
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