XmlResolver クラス
アセンブリ: System.Xml (system.xml.dll 内)


XmlResolver は、エンティティ、DTD、スキーマなどの外部 XML リソースを解決するために使用されます。また、拡張スタイルシート言語 (XSL) スタイル シートまたは XML スキーマ定義言語 (XSD) スキーマで見つかったインクルード要素やインポート要素を処理するためにも使用されます。
XmlUrlResolver は、XmlResolver の具体的な実装で、System.Xml 名前空間のすべてのクラスの既定のリゾルバです。独自のリゾルバも作成できます。
セキュリティについての考慮事項XmlResolver クラスを使用する際の考慮事項を次に示します。
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XmlResolver オブジェクトには、ユーザー資格情報のような機密性の高い情報を格納できます。XmlResolver オブジェクトをキャッシュする場合は注意が必要です。また、XmlResolver オブジェクトを信頼関係のないコンポーネントに渡すことは避けてください。
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XmlResolver クラスを使用したクラス プロパティを設計する場合、そのプロパティは書き込み専用プロパティとして定義する必要があります。このプロパティでは、使用する XmlResolver を指定することはできますが、XmlResolver オブジェクトを取得することはできません。
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信頼関係のないコードから XmlResolver オブジェクトを受け入れるアプリケーションの場合、GetEntity メソッドに渡された URI が、ResolveUri メソッドから返される URI と同じであると想定することはできません。XmlResolver クラスから派生したクラスで、GetEntity メソッドがオーバーライドされ、元の URI に格納されていたものと異なるデータが返される可能性もあります。
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GetEntity メソッドでは、メモリの飽和をねらった DoS 攻撃が懸念されます。ラッピング実装された IStream をアプリケーションで実装し、読み取るバイト数を制限することにより、このような脅威を緩和できます。これにより、膨大なバイト ストリームを GetEntity メソッドに渡すような悪質なコードに備えることができます。

既定の資格情報で XmlUrlResolver を使用する XmlReader を作成する方法の例を次に示します。
' Create an XmlUrlResolver with default credentials. Dim resolver As New XmlUrlResolver() resolver.Credentials = CredentialCache.DefaultCredentials ' Create the reader. Dim settings As New XmlReaderSettings() settings.XmlResolver = resolver Dim reader As XmlReader = XmlReader.Create("http://serverName/data/books.xml")
// Create an XmlUrlResolver with default credentials. XmlUrlResolver resolver = new XmlUrlResolver(); resolver.Credentials = CredentialCache.DefaultCredentials; // Create the reader. XmlReaderSettings settings = new XmlReaderSettings(); settings.XmlResolver = resolver; XmlReader reader = XmlReader.Create("http://serverName/data/books.xml");

System.Xml.XmlResolver
System.Xml.XmlSecureResolver
System.Xml.XmlUrlResolver


Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


XmlResolver コンストラクタ
アセンブリ: System.Xml (system.xml.dll 内)



Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows CE, Windows Millennium Edition, Windows Mobile for Pocket PC, Windows Mobile for Smartphone, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


XmlResolver プロパティ
XmlResolver メソッド

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Equals | オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | GetEntity | 派生クラスでオーバーライドされると、URI を実際のリソースを格納しているオブジェクトに割り当てます。 |
![]() | GetHashCode | 特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 ( Object から継承されます。) |
![]() | GetType | 現在のインスタンスの Type を取得します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | ReferenceEquals | 指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 ( Object から継承されます。) |
![]() | ResolveUri | 派生クラスでオーバーライドされると、ベース URI および相対 URI から絶対 URI を解決します。 |
![]() | ToString | 現在の Object を表す String を返します。 ( Object から継承されます。) |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Finalize | Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 ( Object から継承されます。) |
![]() | MemberwiseClone | 現在の Object の簡易コピーを作成します。 ( Object から継承されます。) |

XmlResolver メンバ
URI (Uniform Resource Identifier) で名前が指定された外部 XML リソースを解決します。
XmlResolver データ型で公開されるメンバを以下の表に示します。


名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | NameTable |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Equals | オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 (Object から継承されます。) |
![]() | GetEntity | 派生クラスでオーバーライドされると、URI を実際のリソースを格納しているオブジェクトに割り当てます。 |
![]() | GetHashCode | 特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 (Object から継承されます。) |
![]() | GetType | 現在のインスタンスの Type を取得します。 (Object から継承されます。) |
![]() | ReferenceEquals | 指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 (Object から継承されます。) |
![]() | ResolveUri | 派生クラスでオーバーライドされると、ベース URI および相対 URI から絶対 URI を解決します。 |
![]() | ToString | 現在の Object を表す String を返します。 (Object から継承されます。) |

名前 | 説明 | |
---|---|---|
![]() | Finalize | Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 (Object から継承されます。) |
![]() | MemberwiseClone | 現在の Object の簡易コピーを作成します。 (Object から継承されます。) |

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