リゾルバ
【英】resolver
リゾルバとは、名前解決のためのDNSクライアントのことである。
ドメイン名を元にIPアドレス情報を検索したり(正引き)、IPアドレスからドメイン名の情報を検索したり(逆引き)するのが目的である。名前解決を行うことから「解決するもの」(resolver)という意味でリゾルバと呼ばれている。
リゾルバでは、最低1つ以上のドメインネームサーバーのIPアドレスを保持しており、アプリケーションが名前解決を要求した場合、まず、リゾルバ内部にキャッシングされた情報があるかどうか調べる。情報がある場合は、その情報をクライアント(アプリケーション)に返す。ない場合は、リゾルバが知っているドメインネームサーバーへ問合せを行い、答えをクライアント(アプリケーション)に返す。その際、リゾルバ内部に結果をキャッシングする。これは、再度の問合せに伴う無駄な処理を省くためである。
リゾルバは、OSに付随するTCP/IPベースのプログラムに組み込まれている。nslookupやdigコマンドをイメージすればわかりやすい。
なお、DNSサーバー側で名前解決の問合せを受け付けるリゾルバはフルサービスリゾルバであり、ここでいうリゾルバ(スタブリゾルバ)とは異なる。
ドメイン: | Punycode レジストラ レジストリ リゾルバ sTLD SINGLESドメイン サイバースクワッティング |
リゾルバ
リゾルバ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/21 19:00 UTC 版)
PowerDNS Recursor (pdns_recursor )は、個別のプロセスとして実行される解決DNSサーバである。 PowerDNS のこの部分はシングルスレッドだが、 BoostとMTaskerライブラリを使用して、マルチスレッドであるかのように記述されるこれは単純な協調マルチタスクライブラリです。 スタンドアロンパッケージとしても利用できる。 pdns_recursor を単独で実行することは権限のあるコンポーネントよりも効率的であるため、単にキャッシング/再帰/ネームサービスを提供することが目的であれば、pdns_recursorのゲートキーパーとしてpdns_serverプロセスを実行する必要ない。 2007年現在、Recursor は、AOL、Shaw Cable、Neuf Cegetel 等、世界最大のインターネットサービスプロバイダのいくつかで使用されている。 DNSSEC 検証のサポートは、バージョン4.0のpdns_recursor に追加された。
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