z/VM
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/24 05:33 UTC 版)
z/VM(ゼットブイエム)は、IBMが開発・販売している、メインフレーム用のオペレーティングシステム (OS) の1つ。商用では世界初の仮想化OS(ハイパーバイザ)であるCP-67やVM/370から続く、VMファミリーの最新OSでもある。
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VM/370
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/12 02:29 UTC 版)
「IBMメインフレーム用オペレーティングシステムの歴史」の記事における「VM/370」の解説
VM/370は会話型モニターシステム (CMS)というシングルユーザー用のシステムに仮想マシン機能を組み合わせたもので、CMSのコピーを各ユーザーの仮想マシン上で実行できるタイムシェアリング機能がこれにより提供された。CP/CMSはこの構成の直系の子孫である。仮想マシン機能によりソフトウェアの開発者は仮想マシンの1つで開発作業を継続しながら別の仮想マシンを使ってテストすることができるようになり、CMSタイムシェアリングシステムはプログラムの開発に広く使われた。 VM/370はその後アップグレードが繰り返された。VM/SEPP (Systems Extensions Program Product)、VM/BSEPP (Basic Systems Extensions Program Product)、VM/SP (System Product)、VM/SP HPO (High Performance Option)、VM/XA MA (Extended Architecture Migration Aid)、 VM/XA SF (Extended Architecture System Facility)、VM/XA SP (Extended Architecture System Product)、VM/ESA (Enterprise Systems Architecture)、z/VMがリリースされた。またIBMはVMやその後継OS向けに、OSだけしか使えない特権命令をゲストOSに代わって実行するハイパーバイザーのエミュレーション処理を高速化する、マイクロコードアシスト機能もオプションで提供した。CPハイパーバイザーをさらに高速化するStart Interpretive Execution(SIE)命令を追加したこともIBMが370/Extended Architectureに加えた機能強化だった。
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