特権命令
【英】privilege instruction
特権命令とは、プロセッサの命令の中で、特別な権限を与えられたプログラムしか使用できない命令のことである。通常、オペレーティングシステムだけが使用可能な命令である。
特権命令はプロセッサによって異なっているが、プロセッサのステータスを変更するような命令や入出力命令などが該当する。
プロセッサは、キュリティや安定性などを高めるために、命令の実行を制限するためのモードを持っており、スーパーバイザモード(カーネルモード、特権モードなどとも呼ばれる)は全ての命令を実行できる。一方、ユーザーモードと呼ばれるモードでは、システムの信頼性を高めるため、システム状態を変更するような命令は実行できないようになっている。ユーザーモードで実行中のソフトウェアが特権命令を実行しようとすると特権違反の例外が発生し、命令の実行が拒否される。
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