システム命令
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 23:11 UTC 版)
「Intel 80286」の記事における「システム命令」の解説
80286で追加されたシステム制御/プロセッサ制御の命令はいずれもプロテクトモードないしは80287関連の命令である。このほか既存命令としてはI/O(入出力)命令の類もシステム制御に使われる命令であり、プロテクトモードでは特権命令の扱いになった。HLTも特権レベルに依存するシステム命令となった。 SGDT, SIDT, SLDT, STR, SMSWは特権命令ではなく、アプリケーションプログラムからも実行可能である。このことは30年以上続いている。インテルは、CPUIDでUMIP(User-Mode Instruction Prevention)ビットがセットされているCPUではこれらの命令を特権命令にする機能を持つとしている。 LGDT … Load Global Descriptor Table RegisterSGDT … Store Global Descriptor Table RegisterLIDT … Load Interrupt Descriptor Table RegisterSIDT … Store Interrupt Descriptor Table RegisterLLDT … Load Local Descriptor Table RegisterSLDT … Store Local Descriptor Table RegisterLAR … Load Access RightLSL … Load Segment LimitARPL … Adjust Requested Privilege LevelVERR … Verify Read AccessVERW … Verify Write AccessLTR … Load Task RegisterSTR … Store Task RegisterCLTS … Clear Task Switched FlagLMSW … Load Machine Status WordSMSW … Store Machine Status Word
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