チャネルボンディング
【英】channel bonding
チャネルボンディングとは、複数の通信チャネルをまとめて一つの通信に使用することで通信の高速化を図る技術のことである。
通信チャネルを複数使用することで、使用できる帯域幅が広がる。これによってより多くのデータを一度に送信できるようになり、通信を高速化することができる。
無線LANの規格であるIEEE 802.11nでは、チャネルボンディング技術があらかじめ規格に含まれている。IEEE 802.11nで用いられるチャネル当りの帯域幅は20MHzであるが、チャンネルボンディングにより2つのチャネルを使用すれば、倍の40MHz幅に相当する通信を行うことができる。
IEEE 802.11nでは、チャンネルボンディングと共にアンテナ技術である「MIMO」も規格に含まれている。MIMOは複数のアンテナを同時に同じ通信に使用することで、アンテナ部分のスループットを向上させることができる。
チャネルボンディング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/17 00:03 UTC 版)
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。2022年12月) ( |
チャネルボンディング(英: Channel Bonding)とは、一台のコンピュータの複数のネットワークインタフェースを組み合わせて、冗長化またはスループット増強を行うコンピュータネットワークの技法。
イーサネットでのチャネルボンディングでは、ホストコンピュータのオペレーティングシステムとイーサネットのスイッチングハブの両者がそれをサポートしている必要があり、ちょうど RAID のディスクアレイのI/Oが複数のディスク装置に分散されて行われるように、フレームの送受信を複数のインタフェースに分散させるようにしなければならない。このため、チャネルボンディングを RAIN (Redundant Array of Independent Network interfaces) とも呼ぶ。
チャネルボンディングは、POTS におけるダイヤルアップ接続でも行われ、負荷分散によってスループットを増強するのに使われる。
同様に、デジタル加入者線でも高速通信を実現するためにチャネルボンディングを使うことができる。イギリスではADSLのチャネルボンディングが行われる場合があり、単独なら2Mbit/sの地域で、下り4Mbit/sの転送速度(上りは512kbit/s)を実現する。
無線LANでもチャネルボンディングが行われつつある。IEEE 802.11n にはチャネルボンディングが規格として定義されている。
関連項目
- リンクアグリゲーション
- IEEE 802.1aq (Shortest Path Bridging)
外部リンク
- チャネルを束ねて速度を2倍強に ITPro、2007年4月3日
- チャネルボンディングのページへのリンク