T共和国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 14:29 UTC 版)
「ヨルムンガンド (漫画)」の記事における「T共和国」の解説
バルカン半島における国家の一つ。14世紀からの名残で凄惨な紛争が度々起こり、正規軍に混じって民兵が暴虐を起こしている。 レオン・リビエール(初出:第26話「Dragon Shooter phase.2」) 声 - 堀内賢雄 白人男性。医師。ヘクマティアル分隊がバルカン半島、T共和国X自治区の正規軍宛に122mm砲弾を空輸する際HCLI本部よりねじ込まれる形で同乗する事となった人道支援団体「人権のため発言する医師団(Outspoken Doctors for Human rights:以下ODH)」の医師長。ルツが「『伝説の傭兵』かと思ったぜ」と表現するほど屈強な外見をしているが、性格は至って温厚且つ紳士的で、また搭乗していた輸送機が「バルドラ」によって拿捕された際は、臆することなく機外へ交渉に赴くなどの勇気と大胆さも持ち合わせる。国連など、公な場での発言力があることで有名。 マルグリット・メスナー(初出:第26話「Dragon Shooter phase.2」) 声 - 高梁碧 通称マギー。ODHのメンバーの一人で、若く明朗な女性だが、ヨナのような少年兵を「見慣れました」と発言するあたり、NGO活動の中で多くの事実を目の当たりにしてきたことが窺い知れる。過酷な経験からの物なのか本人の地金なのか、あまり物怖じせずに物を言う。少し変わった思考回路の持ち主。大きな前歯が特徴。 非常に辛辣でもあり、戦争によって権力を肥大させ、犯罪と人殺しを続けるバルドラを「ドラゴン」と形容したココを、(バルドラのような悪さはしないが)「あなたもドラゴンなのでは」と評した。 ドラガン・ニコラヴィッチ(初出:第26話「Dragon Shooter phase.2」) 声 - 松本大 白人男性。T共和国において戦争犯罪を繰り返す民兵組織「バルカン・ドラゴン」(通称「バルドラ」)のリーダー。彼自身も戦争犯罪者として500万ドルの賞金付きで訴追されている。T国軍の将軍の子であり、10歳にして非行に走り、20代には西欧各国を犯罪旅行し、強盗・襲撃・殺人を犯した。投獄されるたびに父親のコネで政治家が助け出し、50を過ぎた今も組織を率いて犯罪を繰り返している。リビエール曰く「世界代表クラスのクソ野郎」。実際の人柄もかなり傲慢で全能感が強い性格のようで、レームには「はしゃいでるトッチャン」、リビエールには「幼稚園児」と呆れられている。ODHを捕縛しインターネット中継での公開処刑をしようとしていたが、ココ達の部隊によって制圧され、その後ココ達の乗った輸送機に攻撃を指示してからリビエールを拉致し逃亡しようとするも、途中でレームらによって阻止され捕らえられる。その身柄はスケアクロウらCIAとの交渉の果てに、彼らが派遣したアメリカ海兵隊に引き渡された(なお、交渉によって賞金500万ドルはすべてHCLI社のものとなっている)。 T共和国空軍大尉(初出:第26話「Dragon Shooter phase.2」) 声 - 金光宣明 ココとの取引相手で、空軍基地の責任者。正規軍の士官だがX自治区での「活躍」をして英雄扱いされているバルドラに頭が上がらず、困り果てている様子が見て取れた。ココの部隊がバルドラを制圧した後は、ココに依頼されて122mm砲を売り渡した。
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