STS-93
名称:STS-93
オービター名称:コロンビア
打ち上げ国名・機関:アメリカ/アメリカ航空宇宙局(NASA)
打ち上げ年月日:1999年7月22日
着陸年月日:1999年7月27日
宇宙飛行士:アイリーン・M・コリンズ/ジェフリー・S・アスビー/スティーブン・A・ホーリィ/ミッチェル・トグニニー/キャサリン・G・コールマン
飛行時間:118時間50分
STS-93のコロンビアには科学実験用の設備「Chandra/IUS-27」が積みこまれていました。「宇宙にいるときの筋肉組織の減少」や「アマチュア無線機の実験」や「微小重力環境下での植物の成長の研究」や「微弱電力の技術システム」など、さまざまな分野の科学実験が「Chandra/IUS-27」のなかで行われました。
STS-93コロンビアは約5日間の飛行のあと、地球に帰還しました。
1.どんな形をして、どのような性能を持っているの
スペースシャトル・コロンビアは、オービター(軌道船)と呼ばれる有人宇宙船(コロンビア)と、それを打ち上げるための固体燃料ブースターロケット2基と、液体燃料を入れてある外部タンクからなっています。全体の長さは56m、高さ23m、重さ2,000tで、オービターだけの長さは37m、高さ17m、重さ85tです。外部タンクは使い捨てですが、オービターとブースターロケットはくりかえし使われます。
2.打上げや飛行の順序はどうなっているの?
ブースターロケットの噴射と、外部タンクの液体燃料を使うオービターの噴射で打ち上げます。2分後に、燃料の燃えつきたブースターロケットが切り離され、パラシュートで落下します。8分後、高度250kmから400kmに達したとき外部タンクが切り離され、オービターは軌道修正用エンジンで地球周回軌道に乗ります。オービターが地球に戻るときは、グライダーのように滑空しながら着陸します。
3.宇宙飛行の目的は?
科学実験用の設備「Chandra/IUS-27」を宇宙へ運び、そのなかでさまざまな科学実験を行うことです。
4.宇宙でどんな活動をし、どのような成果をおさめたの?
「宇宙にいるときの筋肉組織の減少」「アマチュア無線機の実験」など、さまざまな分野の科学的な研究が行われました。
※参考文献
「Newton Collection ?U 宇宙開発」竹内 均・監修(教育社)1992年発行
「SPACE ATLAS 宇宙のすべてがわかる本」河島信樹・監修/三品隆司・著(PHP研究所)1995年発行
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