STS-59とは? わかりやすく解説

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STS-59

分類:スペースシャトル


名称:STS-59
オービター名称:エンデバー
打ち上げ国名/機関:アメリカ/アメリカ航空宇宙局(NASA)
打ち上げ年月日:1994年4月9日
着陸年月日:1994年4月20日
宇宙飛行士:シドニー・M・ガティエレツ/ケビン・P・チルトン/リンダ・M・ゴドウィン/ジェイ・アプト/マイケル・R・クリフォード/トーマス・D・ジョーンズ
飛行時間:269時間49

STS-59のエンデバーは、スペース・レーダー実験室(SRL)を使って地球環境調査行いました。SRLには、天気の状態に関係なく、いつでもどこでも地上観測することのできる映像レーダー装置備えられいましたドイツとイタリア宇宙機関スペースシャトルのために用意した装置です。その映像レーダー装置使ってSTS-59のエンデバー地球上あらゆる所を観測し人間によって引き起こされ大気汚染地球環境変化について調査しました。約11日間の飛行終えエンデバー無事に地球へ帰還しました。

1.どんな形をして、どのような性能持っている
スペースシャトル・エンデバーは、オービター(軌道船)と呼ばれる有人宇宙船(エンデバー)と、それを打ち上げるための固体燃料ブースターロケット2基と、液体燃料入れてある外部タンクからなっています。全体長さは56m、高さ23m、重さ2,000tで、オービターだけの長さ37メートル、高さ17メートル重さ85tです。外部タンク使い捨てですが、オービターとブースターロケットはくりかえし使われます。

2.打ち上げ飛行順序はどうなっているの?
ブースターロケットの噴射と、外部タンク液体燃料を使うオービター噴射打ち上げます。2分後に、燃料燃えつきたブースターロケットが切り離されパラシュート落下します。8分後、高度250kmから400kmに達したとき外部タンク切り離されオービター軌道修正エンジン地球周回軌道乗りますオービター地球に戻るときは、グライダーのように滑空しながら着陸します

3.宇宙飛行目的は?
人間によって引き起こされ大気汚染地球環境変化について調べることです。

4.宇宙でどんな活動をし、どのような成果おさめたの?
映像レーダー装置使って観測行い地球環境変化調査しました

参考文献
Newton Collection II 宇宙開発竹内 均監修(教育社)1992年発行
SPACE ATLAS 宇宙のすべてがわかる本」河島監修/三品隆司・著(PHP研究所)1995年発行



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