SDガンダム GGENERATION WARS
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「SDガンダム GGENERATION」の記事における「SDガンダム GGENERATION WARS」の解説
『SDガンダム GGENERATION WARS』(エスディーガンダム ジージェネレーション ウォーズ)は、2009年8月6日に発売されたPlayStation 2・Wii用ゲームソフト。 据え置き機シリーズでは初めて任天堂ハードで発売され、Gジェネシリーズ初のダブルプラットフォームとなった。予約特典は登場作品の解説が記載された「SDガンダム GGENERATION WARS プレイヤーズバイブル」。 キャッチコピーは「全てのガンダム世代に贈る、これが新世代のGジェネだ!」。Gジェネシリーズ10周年タイトルとして企画され、第1作『GGENERATION』と同じ8月6日に発売された。ゲームタイトルは多種多様な作品のユニットやキャラクターがお祭りのような雰囲気で交錯していくことから『WARS(大戦)』と命名された。 本作では宇宙世紀以外を舞台とする作品も再度収録されており、『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER』『機動戦士ガンダム00』が初登場となる。基本的なゲームシステムは『SPIRITS』のものを踏襲している。 シチュエーションモードは、『1st』から『V』までの宇宙世紀「オリジン・ジェネレーション」、『G』から『∀』までの「アナザー・ジェネレーション」、『ガンダムSEED』から『00(ファーストシーズン)』までの「ニュー・ジェネレーション」の3種類に分けられている。また、各シナリオを全てクリアするとエクストラステージが追加される。各シナリオは原作ストーリーを抜粋したものとして扱われており、ナレーションは平川大輔が担当。 ゲストユニットのレベルが廃止されたことでACE登録が不可能となり、代わってキャピタルを支払うことで自軍の機体を同レベルの別機体に変更できる「交換」が導入された。ユニットグラフィックは『SPIRITS』に登場したものも一部が新たに描き直されており、オリジナルキャラクターもデザインが全て刷新されている。また、各映像作品の主人公の中からマスターキャラクターを選択するとそのキャラクターに応じた、オリジナル機よりも性能を抑えたベーシック機が入手できる。マスターキャラクターを選択することで選んだマスターの登場作品に関するキャラクターをスカウト(購入)できるようになる。 『SPIRITS』ではステージ中の敵増援の条件はプレイヤーに事前に告知されることはなかったが、本作ではステージ開始時にその条件がウォーズブレイクという形で提示される。これを満たすと敵増援が出現するが、満たさずに増援を出現させないままステージをクリアすることも可能である。エクストラステージを除きウォーズブレイクは1ステージに最大2回発生させることができるが、少なくとも1回は出現する増援が他作品のキャラクター・ユニットになっている。なお、ステージ初期では基本的に各作品の原作展開が再現されているが、中にはホワイトベースが発射準備中のソーラ・レイの眼前に配置されたステージなど例外もある。この他には、敵の攻撃から味方ユニットを庇う支援防御、戦艦とともに連携攻撃する援護射撃が新たに追加されている。『PORTABLE』『SPIRITS』にあったハロスコア、ハロランクは廃止された。 フラッシュカットインが随所で挿入されるなどキャラクター演出が強化され、更にキャラクターアビリティの導入により、キャラクターの個性化が図られた。本作からマスターユニットは戦艦からも出撃できるようになり、オプションパーツも購入可能になった。他にもユニットがダメージを受けた時、格闘攻撃を受けた場合は態勢を立て直し、BEAM射撃3の攻撃を受けた場合は機体がショートするという演出が新たに描かれた。 『SPIRITS』と異なり明確な形での最終ボスというものは存在しない。「ジェネレーション・システム」がエクストラステージのキーワードとなっており、それぞれのステージでエギーユ・デラーズ、マリーメイア・クシュリナーダ、ギルバート・デュランダルがその存在を示唆し「世界を統括する存在」「世界を歪ませる存在」などと発言している。エクストラステージを3つクリアすると月面で「ジェネレーション・システム」と戦うオリジナルの展開になり「ジェネレーション・システム」が送り込むモビルスーツ群、そして最後に謎の機体「0ガンダム」(『00』に登場する0ガンダムとは別の機体)と戦うことになる。 ユニットの仕様変更 ガンダムのビームジャベリン、ハイパーバズーカやバウンド・ドックのビームサーベルなどの武装が新たに追加された。 ザクIIはF型とJ型が統合され、武装にクラッカーが追加された。 一部のMAP兵器が通常武装としても使用できるようになった。 一部の可変MSの変形機能、ビームローターを使うMSの着地機能、ハード・ポイント・システムが削除された。 EXAMシステムを搭載したMSの起動コマンドが削除され、代わりに特殊格闘として武装に追加された。 ∀ガンダムやフェニックスガンダムに能力解放版が追加された。
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