PAギア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/21 04:37 UTC 版)
「EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAIN」の記事における「PAギア」の解説
PAギアはEDFがアグレッサーとの戦いの最中に開発した戦闘用強化外骨格。正式名称は「Physical Augmentation Gear」。巨大生物の体内にある「エナジージェム」と呼ばれる膨大なエネルギーを持つ鉱石を加工して製造される「エナジーコア」を動力源としている。クローサーのPAギアには2033年の戦いでとある兵士から託された「タイプS」と呼ばれる特殊なエナジーコアが装着されており、一時的に超人的な能力を発揮する「オーバードライブ」が発動可能である。タイプSは生体認証式でクローサー以外のPAギアには装着できない。 複数種のPAギアが存在しており、クローサーが着用するPAギアはプレイヤーが自由に選択できる。ナンバリングタイトルの「兵科」に相当するもので、各PAギアごとに異なる特徴を持つ。使用できる武器はいずれのPAギアでも同じである。 トルーパー(Trooper) 2032年に開発された人類初のPAギア。このPAギアの登場により、重く反動の大きい対アグレッサー兵器を歩兵で運用することが可能になった。2040年までに幾度となく改良が施されており、PAギアに触れたことがない者でも基本動作ができる高い汎用性を持っている。エナジーコアの全出力を瞬間的に推進力とシールドに用いる「E-ダッジ」と呼ばれる回避行動をとるエナジームーブが可能。E-ダッジの使用時は装着者はあらゆる攻撃から身を守ることができる。推進力とシールドが合わさることで、大型車両を跳ね飛ばすほどの衝撃を生み出す。他のPAギアと比べて突出した点はないが、アイテムを多く持ち込むことができる。 ジェットリフター(Jet Lifter) 飛行ユニットを搭載したPAギア。トルーパーをベースとしており、素材や構造などを改良し軽量化が図られている。飛行ユニットにエナジーコアの出力を供給する事で空を飛ぶ「E-フライト」が可能である。その特徴から偵察部隊や強襲部隊に配備されている。空を飛べない巨大生物に対して優位に攻撃できるものの、飛行能力を得るため装甲は限界まで削られており、トルーパーに比べると防御力は低い。 ヘビーストライカー(Heavy Striker) アグレッサーのガーガントに対抗するため開発された新型PAギア。エナジーコアを2基搭載しており、トルーパーと比較して最大2.85倍の出力を持つ。トルーパーでは両手で支える必要がある武器を片手で運用できるようになり、武器の2丁持ちを実現している。鈍重さをカバーするため推進機構として「E-スラスター」を搭載しており地上走行が可能。出力が高いため、地上を走行するだけで巨大生物を跳ね飛ばすほどの衝撃が発生する。また、前方に電磁バリア「E-フィールド」を展開可能で、アグレッサーの攻撃をほとんど無効化する。強力なPAギアである反面、エナジーをすべて消費した際のリチャージには長い時間が必要で一転して無防備になる。装着者はエナジーの残量に気を配れる熟練の兵士が望ましいとされる。また、リロード速度も他のPAギアに比べて遅くなる。 プロールライダー(Prowl Rider) カインドレッド・レベリオンが独自に開発していた試作型PAギアをEDFが研究し完成させた最新鋭PAギア。巨大生物が放出する糸を応用して作られた特殊ワイヤーを使う「E-ニードル」によって驚異的な運動性能を誇る。E-ニードルを射出し建物や地面などに突き刺さすと、装着者はニードルの先端に引っ張られ、立体的な機動ができる。オーバードライブの際にはサポートバグの「G-L.I.A.R.(ジライヤ)」を召喚できる。G-L.I.A.R.は「Ganglion-Linked Intelligent Aggressor Reinforcement」の略称で、使役されたアグレッサーの巨大生物を指す。E-ニードルを介してPAギアとG-L.I.A.R.を神経接続して操ることができる。操られる巨大生物の性能は極限まで高められており、一騎当千の戦闘能力を発揮する。 プロトタイプ:プロールライダー(Prototype Prowl Rider) カインドレッド・レベリオンが独自に開発していた試作型PAギア。EDFによって完成される前のプロールライダー。E-ニードルやG-L.I.A.R.の運用能力を持つ点は完成型と変わらない。完成型と違って巨大生物の飼育に特化しており、装甲は薄め。その分アイテムを多く持ち運ぶことができる。 インビジブルトルーパー(Invisible Trooper) DLC「ゴールデンストーム」を購入することで使用可能。 「アグレッサーはPAギアの装着者を優先して狙う」という仮説に基づいて開発されたPAギア。一部の高級将校やスポンサーの重役が、現場視察と称して戦場で超人ごっこをするために少数が生産された。PAギアとしての性能はトルーパーと同等であるが、PAギアが透明になっており視認できない。E-ダッジでは火が発生してしまうため、火が発生しない新たな回避手段として「E-ローリング」を開発するほど透明化が徹底されているが、肝心のアグレッサーに狙われにくいという説は証明されなかった。
※この「PAギア」の解説は、「EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAIN」の解説の一部です。
「PAギア」を含む「EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAIN」の記事については、「EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAIN」の概要を参照ください。
- PAギアのページへのリンク