ミンス‐パイ【mince pie】
ミンチ‐パイ【mince pie】
ミンスパイ
(MINCE_PIE から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/01 02:50 UTC 版)
ミンスパイ (英: mince pie) は、ドライフルーツから作った「ミンスミート」を詰めたパイである。
概要
クリスマスに食べる菓子として知られ、径数センチの独特の形で作られることが多い。ミンスミート (mincemeat) とは元来は、ミンス(みじん切り)にした肉、つまりひき肉のことで、ミンチの語源でもある。しかししだいに、ドライフルーツを主体としたものに変化した。
東方の三博士がイエス・キリストの誕生を祝うために捧げた没薬が、ミンスパイの起源と言われる[1]。かつては果実や肉に香辛料と甘みを加えたものをパイ生地やビスケット生地で包んでゆりかごをかたどり、上面部に切り口を入れてイエスを表す小さな像を入れて焼き上げていた。この工程には、ゆりかごの中に神の子を置き、その誕生を祝っていた意味合いがあった[1]。
イギリスの庶民にとってのミンスパイの原型はフルーメンティーというシンプルな小麦のポリッジだった。特別な日には砂糖、ワイン、香辛料、卵、ドライフルーツ、肉の細切れなど、普段入れられない食材を入れご馳走に仕立てた。この特別なポリッジが進化して、パイに入れたものがミンスパイとなった。このポリッジは、クリスマスプディングやクリスマスケーキの源流ともなっている[2]。
清教徒革命の際には偶像崇拝にあたるとしてミンスパイの製造が禁止されるが、間もなく禁止令は解ける。やがて、中に詰める具から肉が消える[1]。また、イギリスが世界各地に植民地を持っていた時代になると、各地から様々な果実やナッツがイギリスに入り、ミンスパイの具として使用されるようになった[1]。
現在は、リンゴ、ブドウ(干しぶどう)、レモンなどの柑橘類などが使われる。これらをみじん切りにし、ブランデー、砂糖、ケンネ脂(スエット)、香辛料などを加え、煮込んだのち数日間寝かせる。
脚注
参考文献
- 吉田菊次郎編著『映画の中のお菓子たち』(時事通信社, 2010年11月)
- ジャネット・クラークソン『パイの歴史物語』竹田円訳、原書房、2013年 ISBN 9784562048854
東風実花
(MINCE_PIE から転送)
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東風 実花(はるかぜ みか、1981年6月14日[1] - )は日本の漫画家、イラストレーター。茨城県つくば市出身、在住。女性。別名義に吾妻ナオミ(あづま なおみ)、MINCE PIE(ミンスパイ)がある。
経歴
千葉大学卒業後、印刷会社勤務中に誘いを受けて漫画家としてデビュー。デビュー以前から同人誌で漫画を描いていた。2011年よりつくば市で小学生から高校生の女子向けのマンガ・イラスト教室、東風実花マンガ・イラスト教室を開講し、講師を務めている。
作品
吾妻ナオミ名義
- すいへーりーべ!(ソフトバンククリエイティブ『FlexComixブラッド』連載)- デビュー作
- クラスの人気者めざせ!学校占いクイーン「トランプ&サイコロ占い」(マーク・矢崎著・金の星社) - 挿絵
- 見たい聞きたい恥ずかしくない! 性の本「女の子の心とからだ」(WILLこども知育研究所・金の星社) - 作画
MINCE PIE名義
東風実花名義
- わたしたちは皆おっぱい(芳文社『まんがタイムきららフォワード』連載)
脚注
- ^ “茨城県|漫画教室・イラスト教室【東風実花マンガ・イラスト教室】”. 東風マンガLab.LLC.. 2025年6月14日閲覧。
外部リンク
- MINCE PIE - 本人制作による個人サイト
- 東風実花マンガ・イラスト教室 HP
「Mince pie」の例文・使い方・用例・文例
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