MECHAIKE IMPOSSIBLE
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 06:33 UTC 版)
「濱口だましシリーズ」の記事における「MECHAIKE IMPOSSIBLE」の解説
2000年4月8日の「初生放送だよ全員集合!四月馬鹿スペシャル!!」に濱口を遅刻させるという「史上最もありえないドッキリ」。バラエティ番組としては大規模となる6000万円もの予算と300人もの人材が投じられた。 前回のドッキリにて、「トゥキンヘッド」にまでなってしまったドッキリの天才芸人・濱口に『絶対にありえないだましを』ということで企画が決定した。 本来の予定では番組初となる生放送を実施ではあるが、実は「生放送ではなく実際は事前収録を流しているだけの疑似生放送」という視聴者へのドッキリ企画というウソプロジェクトを濱口に伝え、実際にウソのスペシャル収録を実施、また、ウソスペシャルでは加藤が遅刻する設定(加藤本人は知っており、サブで収録を見守った)で行われた。また、通常は秘密にするはずの「初生放送」を大々的に宣伝することで番組表を見ても不審がらないよう配慮された(当日まで番宣用に使われた映像もこの加藤がいないウソの収録の映像が使われるほどの徹底ぶりだった。)。 続いて生放送当日の夕方まで濱口のスケジュールを拘束するため、ウソの番組企画書『よゐこ・釈由美子のためにならないTV(仮題)』を作成してウソ打ち合わせを行い、夕方以降の生放送中のスケジュールを拘束するためにウソの合コンをセッティング。相手役の女性をオーディションで予め選出し、当日は会場のカラオケボックスを1店舗丸ごと貸切り、さらに生放送中に濱口の知り合いからの連絡を防ぐためマネージャーが会社権限で濱口の携帯電話を解約するなど万全の体制で生放送を迎えた。 生放送開始後はメンバー(当時出産間近で、産休のため『めちゃイケ』自体も休演中だった雛形は欠席)に加えて和田アキ子と畑正憲をゲストに迎えて、様々なコントや企画を行いながらも濱口の合コンの様子を全国に生中継した。さらに『クイズ生濱口優』も実施、相手女性からの『めちゃイケ休んだことありますか?』という質問に『基本的には遅刻するけどな』というミラクル発言をし、スタジオを爆笑の渦に巻き込んだ。 生放送も終盤に入ったところで、番組は遂にネタばらしに動く。合コン会場では、濱口が相手女性からのリクエストにより、カラオケで『15の夜』(尾崎豊)を歌うことに。そして、曲がサビに入ったところでカラオケ映像がスタジオでサビを歌うメンバーたちの生映像に切り替わり、ドッキリが判明。その直後に濱口のところへスタッフが乱入、崩れ落ちるリアクションでスタジオの笑いを誘った。 最後に、カラオケの歌詞になぞらえて盗んだバイクで走り出すようにと、カラオケボックスの入り口に用意したバイクでフジテレビまで向かわせ、フジテレビ到着後スタジオまで走る濱口の前におさるが現れ、他の出演者から歓迎されたのみならず濱口のために用意されていた席に座ってしまう。当然その間放置され、最後まで報われなかった濱口だった。 なお、ウソスペシャルでは「爆裂お父さん」で本来長男役の濱口が加藤の代役で父親となったり、「クイズ濱口優」では「七人のしりとり侍」の野武士がいきなり乱入してきて濱口を丸裸にするというくだりがあった。しかし、実際にテレビ放送されたのは事前に放送された番宣CMや当日の昼に関東地区で放送された「中居&ナイナイ日本一周仕事の旅」(本放送は1999年12月25日)の再放送でのPR映像、さらに生放送内で流れたわずか数十秒のVTRのみで本編そのものはお蔵入りとなっている。
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