IWGP構想とは? わかりやすく解説

IWGP構想

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 01:23 UTC 版)

IWGPリーグ戦」の記事における「IWGP構想」の解説

1980年代初頭新日本プロレスは、アントニオ猪木アンドレ・ザ・ジャイアントスタン・ハンセンらに加えて新人だった頃のハルク・ホーガンとの激闘でかつて無いほど絶好調波に乗っていた。更には1981年4月23日デビューした初代タイガーマスク大活躍によってピーク達しワールドプロレスリング」の視聴率絶好調で、テレビ朝日系列局以外の地方局取り込み放送ネットワーク全国拡大地方興行連日大入り満員で、1981年夏開催した『ブラディ・ファイト・シリーズ』は全29戦すべてが超満員という空前記録作った当時新日本プロレス専務取締役営業本部長だった新間寿は「今起こっているのはプロレスブームではない。新日本プロレスブームだ」と揚言した。 アントニオ猪木は、このチャンス乗じる形で「ワールドプロレスリング」を放送していたテレビ朝日協力得て長年念願だった「世界中乱立するベルト統合し世界最強統一世界王者決定する構想ブチ上げた当初の計画では日本国内開幕戦行い以降韓国中近東欧州メキシコ転戦し決勝戦ニューヨークで行うという壮大なリーグ戦構想であった同様に世界各地転戦するF1グランプリから着想得た通訳ケン田島によって「International Wrestling Grand Prix」という名称が提案され採用された。しかし、それぞれの地区王者抱えていたプロモーターからの協力得られず、「世界各地王者日本招いて世界最強チャンピオン決定する」というものにトーンダウンしてしまった。 なお、当時新日本プロレス加盟していた世界的なプロレス団体寄合NWAでは、同じく加盟していた全日本プロレスからの運動もあって、「世界王者NWA世界ヘビー級王者ただ一人であり、NWA世界ヘビー級王者だけを世界王者として認めることを各加盟団体要求している」という声明発表したこの声明の発表同時にNWA第一副会長務めたジャイアント馬場が「IWGP王者新日本プロレスのローカルチャンピオンである」とコメントしているように、IWGP王者真の世界一であるという立場と、新日本プロレスNWA加盟しているという立場矛盾するはずだが、新日本プロレスNWA脱退することはついになかった。 内容的には、それまで新日本プロレスが行っていた「MSGシリーズ」と大差ないものであったが、プロレスファンIWGPリーグ戦成功期待した

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IWGP構想

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 02:19 UTC 版)

IWGP」の記事における「IWGP構想」の解説

新日本プロレス旗揚げ当時世界最高峰プロレス団体、最高の権威を持つと言われていたのがNWAであった。このNWA加盟しなければNWA世界ヘビー級王者招聘することはできないし、タイトル挑戦することもできなかった。しかし、NWA加盟新日本プロレスにとって高いハードルであった。元々日本のプロレス界とNWAは深いつながり持っていた。力道山存命中から、当時世界王者であったルー・テーズ招聘してタイトルマッチ実現している。日本プロレス崩壊するまで、NWA加盟団体であったNWAは1ヶ国(1地域)に1団体という規定があり、日本はすでに日プロ加盟していたが、ジャイアント馬場全日本プロレス旗揚げすると、アメリカ遠征時代の深い関わりから、臨時総会開かれ加盟認められている。これに対して新日本は、猪木知名度アメリカでは馬場よりも大きく劣ることもあって、ほとんど無視されているような状態であった閉ざされていたNWA加盟への道を切り開くきっかけ与えてくれたのは、ビンス・マクマホンとマイク・ラベール(ロサンゼルス地区プロモーターであった。彼らは独占禁止法を盾に取ってNWAに対して訴訟起こしてはどうかと提案こうした経緯もあって新日本1970年代後半NWA加盟認められた。しかしNWAでは実務的話しかされず、さらにNWA世界ヘビー級チャンピオン招聘してタイトルマッチができるのは既存プロモーター(つまり全日本)だけという条件付けられていた。何かと障害があり不自由が多いNWAでの活動辟易していた新間寿は、ある時お経読んでいるときにIWGP構想思いついた。時を同じくして、猪木から「新間NWAには入ったけど、チャンピオンは来ない。何かいいアイディアはないか?」という話があり、新間は「簡単じゃないですか。NWAの上にいくやつを創りましょう。創れるか創れないかではなく、創ればいいんですよ」と申し出た

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