IWI ACE
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 01:17 UTC 版)
詳細は「en:IWI ACE」を参照 2009年に発表された、近代化改良したガリルの新規シリーズ名。ガリル・エース (Galil ACE)とも称される。新たに口径7.62x39mm仕様が加わり、AK-47系マガジンも流用可能となった事が最大の特徴であるが、マイクロ・ガリル・ポリスからのフィードバックとして、操作しやすいようレシーバー左側面にコッキングハンドルを移動させると共にセレクターレバーも小型の物に変わり、レシーバー上部やハンドガードに多数のピカティニー・レールを標準装備し、ショルダーストックも折りたたみ可能なFALタイプからM4系に準じたポリマー製テレスコピック(伸縮式)・ストックに変更されるなど、近代マーケットの要求に最大限応えた仕様となっている。 レシーバー下側はグリップから円形ハンドガードまで一体化し、センサテックで製作される新規デザインとなりコストダウンも図られている。口径7.62x51mm仕様では従来反動などの問題から外されていたフルオートマチック射撃が可能となっている。 個別バリエーション名も口径別に変更されている。口径5.56x45mm仕様はエース21・22・23(それぞれ左からMAR・SAR・ARに相当)、7.62x39mm仕様はエース31・32(MAR・ARに相当。SARは無し)、7.62x51mm仕様はエース52・53(SAR・ARに相当。MARは無し)となっている。また、各モデルに汎用バイポッドを取り付ければ軽機関銃や狙撃銃としても流用出来る(エース53ではガラッツと同等のARM狙撃仕様となる)。 2012年、エース22のマガジン挿入口を改良し、従来のガリル専用マガジンとの互換性を無くした代わりにアダプター無しでSTANAG マガジンを使用可能としたエース-N22とエース-N21が発表された。 2020年末、IWIのアメリカ法人が口径5.45x39mm弾仕様の販売を開始した。マガジンはAK-74のものを使用可能。また、2021年にはハンドガード、グリップをモデルチェンジしたACE Gen IIを発表。ハンドガードのアクセサリー取り付け方法をM-LOK(英語版)に変更している。 モデル名ACE 21ACE-N 21ACE 22ACE-N 22ACE 23ACE 31ACE 32ACE 52ACE 53GAR1654口径5.56x45mm弾 7.62x39mm弾 7.62x51mm弾 5.45x39mm弾 装弾数35発ガリル用弾倉 30発STANAG弾倉 35発ガリル用弾倉 30発STANAG弾倉 35発ガリル用弾倉 30発AK-47/AKM用弾倉 25発ガリル用弾倉 30発AK-74用弾倉 銃身長216mm 335mm 463mm 216mm 409mm 511mm 406.4mm ライフリング6条、7インチ/回転 6条、8.5インチ/回転 6条、12インチ/回転 6条、7.5インチ/回転 全長(銃床折畳時)650mm 767mm 875mm 650mm 815mm 855mm 963mm 全長(銃床展張時)730mm 847mm 976mm 730mm 927mm 954mm 1,055mm 876mm 本体重量3.0kg 3.05kg 3.4kg 3.45kg 3.6kg 3.0kg 3.5kg 3.6kg 3.8kg 3.4kg 連射速度680~880発/分 620~680発/分
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