converse
「converse」とは、談話する・会話する・意見を交わす等を意味する英語表現である。
「converse」とは・「converse」の意味
「converse」は、動詞・形容詞・名詞として使用可能な英単語である。動詞として、人と「談話する」「会話する」「打ち解けて話す」「意見を交わす」「精神的に交流する」、コンピューター機器などと「対話する」等の意味を表現する。形容詞として用いられる場合は、意見などが「反対の」、方向・動き・順序などが「正反対の」「逆の」「あべこべの」等の意味を示す。名詞としては、「談話」「交際」、「逆」「正反対の物」という意味を表す。「converse」の発音・読み方
「converse」は、動詞として用いる場合と形容詞・名詞として用いる場合で発音のアクセントが異なる。動詞「converse」の発音記号は「kənvə́ːrs」(アメリカ英語)、「kənvə́ːs」(イギリス英語)で、どちらも「ə́」にアクセントがあるため「ヴァ」を強調して「コンヴァース」と発音する。形容詞・名詞の場合、発音記号は「kɑ́nvə̀ːrs」(アメリカ英語)、「kɔ́nvəːs」(イギリス英語)となり、それぞれ「ɑ́」「ɔ́」にアクセントがある。そのため「カ(または『コ』)」の部分を強調し、アメリカ英語では「カンヴァース」、イギリス英語では「コンヴァース」と発音する。「converse」の語源・由来
「converse」の語源は、ラテン語の「conversor(住む、関わり合う)」とされる。その後、古フランス語「converser(話し合う、議論する、しゃべる)」へ派生したと考えられている。「converse」の類義語
動詞「converse」の類義語には、「talk(話す、会話する)」「speak(話す、しゃべる)」「chat(おしゃべりする、雑談する)」「communicate(やりとりする、伝える」「discourse(講演する、話をする)」等がある。形容詞「converse」の類義語としては、「reverse(後ろ向きの、反対の)」「contrary(正反対の、相いれない)」「counter(反対の、反撃の)」等が挙げられる。「converse」を含む英熟語・英語表現
「converse」を含む英熟語・英語表現には、以下のようなものがある。「converse fluently with」(人)と流ちょうに会話を交わす
「converse freely with a person about a topic」ある話題で人と心おきなく語り合う
「converse with someone about the matter」その問題について(人)と話し合う
「converse of the Pythagorean theorem」ピタゴラスの定理の逆
「ask a converse question」逆の質問をする
「converse with ~」とは
「converse with ~」とは、人と「会話する」「話をする」「言葉を交わす」という意味を表す英語表現である。
「converse」に関連する用語の解説
「converse」に関連する用語には、以下のようなものがある。「Charles Crozat Converse」チャールズ・コンヴァース(米国の作曲家、キリスト教の賛美歌『What A Friend We Have In Jesus(邦題:いつくしみ深き)』の作曲で知られる)
「Frederick Shepherd Converse」フレデリック・コンヴァース(米国の作曲家、米国人作曲家の作品として初めてメトロポリタン歌劇場で上演された)
「converse(アメリカの会社)」とは
「converse(アメリカの会社)」は、1908年創業のアメリカのシューズ製造販売会社である。「ALL STAR(オールスター)」「QUICK STAR(クイックスター)」「JACK PURCELL(ジャックパーセル)」「CHEVRON & STAR(シェブロン&スター)」等のブランドを持つ。日本語では「コンバース」と表記され、伊藤忠商事の所有するアパレルブランドの一つとなっている。
「all star(スニーカーのブランド)」とは
「all star(スニーカーのブランド)」とは、シューズ製造販売会社「converse」を代表するスニーカーブランドのひとつである。1917年、バスケットボール専用のシューズとして「キャンバス オールスター」が開発され、バスケットボールの普及とともに知名度を高めていった。足首を保護するハイカットのデザインは斬新かつ完成度が高く、現在も根強い人気を持つ。
「converse」の使い方・例文
「converse」の使い方・例文には、以下のようなものがある。They conversed all night long on a school trip.
修学旅行では、彼女たちは寝ないでおしゃべりをしていた。
I couldn't converse with the foreign traveler.
私はその外国人旅行者と言葉を交わせなかった。
Could I converse with her in Japanese?
彼女と日本語で話せますか?
She argued the converse of his view.
彼女は、彼とは逆の意見を論じた。
The converse is equally true.
逆も同じく真である。
コンバース

コンバース(Converse)は、アメリカのシューズ製造販売会社。オールスター、ジャックパーセルなどのスニーカーなどで知られる。
スニーカーでのネームバリューから、衣類、筆箱、バッグ等へ、コンバースブランドのライセンス発行も多く行っている。
歴史

- 1908年 - アメリカマサチューセッツ州モールデンのデパート経営者のマーキス・M・コンバースが創業。翌年、降雪量の多い湿地帯でも使用できるラバーシューズを製造開始。
- 1917年 - バスケットボールシューズのキャンパスオールスターを開発。
- 1935年 - バドミントンプレイヤーのジャック・パーセルが開発に参加し、ジャックパーセルを発売。
- 1945年頃 - キャンパスオールスターにアンクルパッチが付き始める。
- 2001年1月 - 米連邦倒産法第11章の適用を申請し倒産。その後企業再建に伊藤忠商事が資本参加。
- 2002年4月 - 伊藤忠商事により、コンバースジャパンが設立。
- 2003年7月 - 米コンバースがナイキに360億円で買収される。
主なスニーカー
- オールスター<ALL STAR>
- クイックスター<QUICK STAR>
- ワンスター<ONE STAR>
- プロスター<PRO-STAR>
- プロレザー<PRO-LEATHER>
- ウエポン<WEAPON>
- ジャックパーセル<JACK PURCELL>
- シェブロン&スター<CHEVRON & STAR>
日本におけるコンバース
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非上場 |
本社所在地 |
![]() 〒105-0001 東京都渋谷区神宮前1丁目14番4号 |
代表者 | 代表取締役社長 小西 啓司 |
資本金 | 2億5000万円 |
決算期 | 3月末日 |
主要株主 | 伊藤忠商事 |
日本における「コンバース」は、米ナイキ社や米コンバース社とは独立した、伊藤忠商事の所有するアパレルブランドの一つとなっている。伊藤忠傘下のコンバースジャパン株式会社をマスターライセンシーとして、伊藤忠傘下のフットウェア部門であるコンバースフットウェア株式会社や、同じくアパレル部門であるコンバースアパレル株式会社などにライセンス供与される形となっている。伊藤忠商事が、倒産した米コンバース社(旧)に2001年に資本参加した際、米コンバース社(旧)から日本国内におけるコンバースブランドのシューズに関する商標権と、シューズ以外のアパレル製品に関する商標権を得たが、米コンバース社(旧)が2003年に米ナイキ社に買収された際、伊藤忠と米コンバース社(新)との資本関係は切れている。
日本企画のコンバースブランドのシューズは、2005年に伊藤忠商事と月星化成(現ムーンスター)の共同出資によって設立された、伊藤忠の100%子会社であるコンバースフットウェア株式会社によって展開されている。アメリカ本国では親会社であるナイキの廉価版的なハイテクシューズがメインであるが、日本ではいわゆるローテクタイプの人気が高く、日本企画のローテクシューズをメイン商材としている。伊藤忠商事によって、米コンバース社と同じシューズの販売も行われている(米コンバースと同一の工場で製造された製品の一部が、伊藤忠商事によって日本に輸入されて、日コンバースフットウェア社によって「コンバース」のブランドで売られる形となる)が、日本未発売となるモデルが多い。
日コンバース製シューズの一部のモデルは日本(ムーンスター久留米工場)で製造されており、「MADE IN JAPAN」を売りとしている。ムーンスターは元々1980年より米コンバースの日本代理店をしていたという経緯があり、米コンバースの一部のモデルは1980年代より久留米で作られていた。日コンバースは、「コンバースワンスターJ」など当時の日本製コンバースの復刻も行っている(1980年代のビンテージモデルはほとんどが「メイドインUSA」なので、日本製モデルはレアである)。一方で「ムーンスター」のブランドの方でも、コンバースとほぼ同じデザインの「LOWBASKET」などの「メイドイン久留米」のシューズを製造している。
ナイキに買収された後の米コンバースは、ナイキと連動した新展開を盛んに行っており、例えば1917年の発売以来ほとんどデザインが変わっていないオールスターも、ナイキ製のインソールを使うことでクッショニングを向上させたり、ナイキのエアシリーズとのコラボが有名なデザイナーの藤原ヒロシとのコラボモデルを発売するなどしているが、日本では発売されていない。1970年頃のチャックテイラーを現代の技術で復刻した2013年発売の「Chuck Taylor All Star '70」(通称「CT70」、コラボモデルが発売されるほどの人気モデル)や、日本国外では1917年以来の革新として大々的に売り出された2015年発売の「Chuck Taylor All Star II」(通称「Chuck II」、商業的に失敗したのですぐに販売終了)も、日本では未発売。
コンバースブランドのアパレル製品は美濃屋が製造。
コンバース訴訟
日本国内で、「コンバース」ブランドのシューズを伊藤忠以外の者が独自に輸入または販売した場合、伊藤忠が日本国内において独占的に所有する「コンバース」ブランドの商標権を侵害するため、違法となる。これは本来なら、日本国外で製造されている「コンバース」の名称を不当に使用したコピー商品を日本に輸入したり売ったり出来ないようにするための法律だが、日本国外では正当に「コンバース」ブランドを使用する権利を持つ米コンバース社が製造した真正品にも適用され、日本国内のコンバースの商標権者である日コンバース社(伊藤忠)による許諾を得ていない米コンバース社の製品を日本に輸入したり販売したりするのは違法であると、伊藤忠側は主張している。ちなみに米コンバース社(ナイキ)と日コンバース社(伊藤忠)には資本関係はないので、米コンバース社の製品が日本で販売されることによる伊藤忠のメリットはゼロである。
米コンバース社製シューズの並行輸入を行っていた株式会社ロイヤルと、日本国内でコンバースブランドの権利を持つ伊藤忠商事およびコンバースジャパン株式会社との間で争われた「コンバース訴訟」において、知財高裁は2010年、伊藤忠側の訴えを全面的に認める判決を出した。そのような判例が出たため、日本未発売モデルが多数存在するにもかかわらず、2010年以後は並行輸入メーカーによる輸入販売はできなくなった。
また、2011年8月に東京税関において、日コンバースからの米CONVERSEシューズに関する輸入差止申立てが受理され、それ以後は販売目的ではない個人輸入に関しても、全て税関で没収されることになった。個人が海外で直接買ったものを国内に持ち込む場合も、税関で没収される恐れがある。
日コンバース側では、「CONVERSEブランドの維持・発展のために、必要な措置」[1]だとしている。
類似品
米コンバースの看板製品「チャックテイラー・オールスター」に酷似したデザインの靴を、有名ブランドを含む各メーカーが製造しており、大手小売店でも堂々と販売されているので、問題となっている。
米コンバースは2014年、自社の意匠権を侵害しているとして、ウォルマートやラルフローレン、日本のノーウェア社(A BATHING APE)などの31社を提訴した。
ちなみに、ムーンスターの「LOWBASKET」は、「all star」の代わりに「made in kurume」のマークがある以外はオールスターとほぼ同じデザインだが、「スニーカーの誕生からそのかたちを変えることなく履き続けられている最もべーシックなモデル[2]」とのことで、「コンバース」ブランドとは無関係と言うことになっている。日本製オールスターと同じ所(ムーンスター久留米工場)で製造されている。
関連項目
- JBLオールスターゲーム - 旧JBLスーパーリーグ時代に冠スポンサーとなり「コンバースオールスターゲーム」として開催された。
外部リンク
- コンバースオフィシャルサイト
- CONVERSE Japan (@CONVERSE_Japan) - X(旧Twitter)
- コンバース (conversejapan) - Facebook
- コンバースジャパン (@converse_jp) - Instagram
- コンバースオールスター情報サイト
参照
- ^ CONVERSEシューズの輸入に関する件 コンバースオフィシャルサイト
- ^ LOWBASKET | MOONSTAR - MADE IN KURUME ムーンスターオフィシャルサイト
- CONVERSEのページへのリンク