ARPU
読み方:エーアールピーユー,アープ,アルプ
別名:顧客一人当たりの売上,加入者一人当たりの売上,1契約当たりの売上
ARPUとは、携帯電話や加入電話などの通信事業における顧客1人あたりの平均売上げのことである。
ARPUは、携帯電話やPHSの事業では、基本料金と通話料、パケット通信料などから構成される。このうち、基本料金と通話料の合計を特に「音声ARPU」と呼び、基本料金とパケット通信料の合計を「データARPU」(パケットARPU)と呼ぶことがある。
近年の携帯電話事業では、音声ARPUが減少傾向にあり、データARPUは逆に増加しつつある。NTTドコモの発表によれば、同社の3Gサービス「FOMA」のARPUは、2006年3月時点で音声ARPUがデータARPU(パケットARPU)を2600円上回っていたが、2010年3月にはその差が500円未満に縮まっている。2011年3月にはほぼ等しい数字にになっていると予測されている(2010年10月時点の修正による)。
データARPUの増大の背景として、特に2000年代の終盤以降は、ソーシャルゲームの普及、アイテム課金やアバター課金の仕組みの増加などがより顕著になりつつある。2011年内にデータARPUが音声ARPUを逆転するのではないかと推測する声もある。
なお、APRUと共に、顧客1人当たりの月間平均通話時間を示すMOU(Minutes of Use)の指標も、よく参照される。
参照リンク
NTTドコモ 年度事業データ - (NTTドコモ)
サービス: | Y!mobileメール Yahoo!エンディング 預託機 |
システム: | ARPU アナログ携帯電話 アークスライド 赤ロム |
ARPU
ARPU(エーアールピーユー〈「アープ」の発音事例もある〉英語: Average Revenue Per User)は、電気通信事業者の1契約あたりの売上をあらわす指標である。一般的にPHS含む携帯電話について用いるが、電話会社やインターネットサービスプロバイダに用いることもある。本項は携帯電話のARPUについて解説する。
概要
1か月単位で表すことが多く、この場合はARPUと月額利用料金は同義となる。ナビダイヤルの通話料金やコンテンツ情報料など、他社の課金徴収代行に該当する金額は除く。事業者の業績評価に重要な指標のひとつである。
音声ARPUとデータARPUがあり、合計して総合ARPUと称する。単にARPUを用いる場合は総合ARPUを指す。音声ARPUは基本料金と通話料を合計した通話に関する料金、データARPUは基本料金とデータ通信料を合計した通信に関する料金である。
業績の評価は「AMPU」(Average Margin Per User:1契約あたりの月間粗利益)を使うべきだとする意見もある[1]。
各国のARPU
主要国の状況[2]
- NTTドコモ、Au、ソフトバンクの主要3社を平均すると、2004年度は総合7,005円、データ1,822円で、2008年度は総合5,425円、データ2,209円に減少した。音声ARPUは将来性が見込めず、各社は有料や大容量のコンテンツを整備してデータARPUの拡大に腐心している。
参考文献
- ^ ARPUとAMPU グローバルインフォメーション 2003年6月2日
- ^ 金額とARPUで見た市場の質 WirelessWire News 2010年4月1日
- ^ 市場別の移動体通信市場の予測 中国携帯電話市場の予測(2009年全期の分析・2010年~2013年の市場予測) ~2009年全期の分析及び2010年~2013年の市場予測~ ROA Group 2010年4月
- ^ 3G(第3世代携帯電話)化が進む韓国携帯市場 NICT情報通信ベンチャー支援センター
- ^ India Mobile Service ARPU Declined by Up To 37% in 2008 Second REPUBLIC 2009年4月3日
- ^ フランスの2007年1世帯あたり通信費用は月93ユーロ ITmedia 2008年2月22日
- ^ 1Q10 Germany Mobile Operator Forecast, 2009 - 2014:Germany will have 120.3 million mobile subscribers in 2014 with T-Mobile's market share rising to 36.8% IE Market Research Corp 2010年1月28日
関連項目
「Average Revenue Per User」の例文・使い方・用例・文例
- 当館が芸術機関としてPerth市に貢献し続けられるのは、ひとえに御社のような寄付をしてくださる企業様の援助のおかげです。
- タックマンモデルとは、チームビルディングにおける5段階、すなわち形成(Forming)、混乱(Storming)、統一(Norming)、機能(Performing)、散会(Adjourning)を示すモデルである。
- Perry は開国通商を求む
- Pericles は黒死病で斃れた
- Greece は Pericles の時代に全盛を極めた
- いくつかの分類における、Peristediinae亜族の標準属:キホウボウ
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