Aiセンター運営連絡会議
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 06:32 UTC 版)
「ケルベロスの肖像」の記事における「Aiセンター運営連絡会議」の解説
東堂 文昭 マサチューセッツ医科大学上席教授。高階の学生時代の友人。Aiセンターに副センター長として招聘されたが、本人の意向でウルトラ・スーパーバイザー(超上席相談員)の肩書を名乗ることに。MRI診断領域の第一人者で、現在もその世界の頂点に君臨し続けており、日本人で最もノーベル医学賞に近い人物と称される。カウボーイハットを被り口髭を蓄えた外国人張りの大柄な体躯で、革ジャンを羽織ったヤンキー然とした風貌をしている。だが性格は相当ピーキーであり、語学堪能でありながらメディアの対応が面倒だという理由で出身の日本であってもその言葉を話すのが苦手なフリをしたり、説明の意図が伝わりづらかったりと平時自分のペースで周りを振り回し、マサチューセッツでは「オリエント・ビュレット・エクスプレス(極東の弾丸列車)」の渾名で呼ばれていた。派手なパフォーマンスを好む。顕微鏡レベルの解像度を誇る世界に3台しかない9テスラのスペックを備えたMRI「リヴァイアサン」を所有し、Aiセンターに寄贈した。 天馬 大吉 東城大学医学部学生でサボり魔の留年生だったが、今は授業を真面目に受けている。ひょんなことから患者として碧翠院桜宮病院に関わったことで桜宮病院と東城大の因縁を知っている。そのため桜宮病院の生き残りの特定調査をする田口に距離を置いていた。田口とのやり取りの後、田口の要請でオブザーバーとして運営会議に参加することになる。 姫宮 香織 白鳥の部下。厚生労働省医政局中立的第三者機関医療事故調査委員会設置推進準備室室長補佐。 彦根 新吾 房総救命救急センター診断課・病理医。Aiセンター副センター長。田口や島津の2年後輩の麻雀仲間。 桧山 シオン ドイツ・ジュネーブ大学画像診断課准教授。会議では彦根の助手として参加する。 別宮 葉子 天馬の幼馴染で時風新報分室社会部の新聞記者。天馬の助手として会議に参加する。 冷泉 深雪 天馬と同じグループ“Z班”の同級生。葉子と同じく天馬の助手として同行している。 南雲 忠義 元極北市監察医務院院長。 斑鳩 芳正 桜宮署広報課室長。アリアドネ・インシデントで警察庁関係者が参加できない状態に見舞われたために自ら会議に参加することとなった。 西園寺 さやか 医療ジャーナリスト。網膜色素変性症を患っているため、顔をアクリル製の白いマスクで覆い、黄色いサングラスを着用している。声帯ポリープを手術したため、声が出ない代わりに携帯用PCから発せられる電子音で会話する。 陣内 宏介 東城大学医学部付属病院循環器内科教授。未だに死因究明におけるモデル事業で解剖主体に拘るアンチAi派の集まりとも言える日本内科学会の理事を務める。Aiセンター運営会議参加を表明、Aiの呼称に異議を唱えることで会議を妨害しようと画策する。参加以前にAiセンター設計委員会委員長を兼任しており、Aiセンターの外装に関して高階の贖罪に関わる事情を知っている。 小倉 勇一 医療事故被害者の会代表。 飯沼 医療事故被害者の会で事務局の手伝いをしている中年女性。父親が佐伯外科の世話になった後、碧翠院桜宮病院で10年前に亡くなっている。
※この「Aiセンター運営連絡会議」の解説は、「ケルベロスの肖像」の解説の一部です。
「Aiセンター運営連絡会議」を含む「ケルベロスの肖像」の記事については、「ケルベロスの肖像」の概要を参照ください。
- Aiセンター運営連絡会議のページへのリンク