8月1日の誕生花
8月1日の誕生花一覧
8月1日の誕生花には、「オシロイバナ」「ガーベラ」「都忘れ」「朝顔」がある。#オシロイバナ
オシロイバナは、南アフリカが原産の植物であり、江戸時代に日本に入って来た。オシロイバナという名前は、種子を割った際に出る白い粉が、化粧に使用するおしろい粉に似ていることが由来である。現代では観賞用として使用されることが多く、花が黄色いものや濃いピンク色のものなど、数多くの品種が栽培されている。また、生命力が強いため、人が手を加えずとも成長することができ、日本でも広い範囲で自生している。そして、葉が大きくて枚数が多いのも特徴であり、オシロイバナが生息している場所は、隙間なく葉で埋め尽くされることは珍しくない。そのため、成長すると、緑の中に鮮やかな花が浮かんでいるという見た目になる。
●オシロイバナの花言葉
オシロイバナの代表的な花言葉は、「臆病」「内気」である。オシロイバナの花は、夕方になると咲き始め、翌日になるとしぼんでしまう。日中に人に花を見せたがらないことから、花を見せる自信がないと解釈され、「臆病」「内気」という花言葉が付いた。また、「恋を疑う」という花言葉もあるが、それはオシロイバナが、同じ株から異なる色の花を咲かせることが由来である。ひとつの株を1人の人に見立てて、そこから咲く花の色を、移り変わる恋心に例えた形だ。二心があるような恋は、信用できないという表現である。
#ガーベラ
ガーベラは、キク科に属する花である。主に暖かい気候の場所に生息する植物だが、熱帯である必要はなく、気温が10度を超えた辺りで開花する。そのため、日本では、春と秋の2度に分けて開花することができる。花の形は、放射状に花弁が真っすぐ広がるという、オーソドックスな花の見た目である。そして、花の色のバリエーションが多いのも特徴であり、赤や黄色など、濃い暖色のものが多い。また、キク科であるため、成長を促進させれば、内側にも小さな花弁が並んでいる、八重咲きの状態にすることも可能だ。
●ガーベラの花言葉
ガーベラは基本的に、オレンジや赤、ピンクなどの暖色が多い花である。品種改良による寒色のガーベラも存在するが、あくまでも例外として扱われる。そのため、ガーベラは温かみのある陽気な見た目をしているということで、「希望」や「常に前進」という、前向きな意味の花言葉が付いている。そして、そこには、他者に希望を分け与えたり、誰かを前向きにさせたりするといった意味合いも含まれる。
#都忘れ(ミヤコワスレ)
都忘れは、キク科に所属する花である。いくつかの葉を伴いながら、30cmから50cm程度にまで成長した後、ひとつの茎にひとつの花を咲かせる。花の色は、紫が基本であり、品種によって濃淡が異なる。また、薄いピンクや、白い花を咲かせる品種も存在する。いずれも落ち着いている色合いである上に、キク科なので、日本では仏花として使用されることが多い。ただ、花や葉の見た目が美しいということで、ガーデニングの花として取り入れられる場合も珍しくはない。
●都忘れの花言葉
都忘れの花言葉は、「しばしの別れ」「しばしの憩い」である。「都忘れ」という花の名前は、鎌倉時代の順徳天皇が関係している。承久の乱に破れた順徳天皇は、佐渡に流されてしまい、そこで都での暮らしを忘れるために、咲いていた都忘れの花を題材に和歌を詠んだとされる。その逸話が元になって、「しばしの別れ」という花言葉ができた。そして、都での仕事や戦から離れて休むことができるという意味合いで、「しばしの憩い」という花言葉も生まれている。
#朝顔
サツマイモ属である朝顔は、日本でも古くから親しまれてきた植物だ。育てるのがそう難しくはなく、一般的な家庭でも植えられていることが多い上に、子供の教材としても使用される。花は根元から大きく開く円錐状となっていて、朝に咲いた後、昼頃になるとしぼんでしまう。その性質から、朝に顔を見せるということで、朝顔という名前が付いている。現代では数多くの品種改良が行われていて、紫やピンクなど、色のバリエーションが豊富である。
●朝顔の花言葉
朝顔の代表的な花言葉は、「儚い恋」である。これは、朝顔の花が夜にはしぼんでしまうことが由来であり、長く続かない恋心を示している。ただ、翌日には何事もなかったかのように元気に花を咲かせるということから、「さわやかな朝」という花言葉もある。また、朝顔が成長する際には、ツルが支柱に強く絡み付く。その様子から、「固い絆」という花言葉も生まれた。
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