8月5日の誕生花
8月5日の誕生花一覧
8月5日生まれの誕生花は、「エリカ」「ムラサキツユクサ」「ヒマワリ」である。■エリカ
エリカは、ツツジ科エリカ属に分類される常緑の低木である。樹高の低い木で、枝を覆うようにびっしりと釣鐘形の小花をたくさん咲かせる。原産地は南アフリカを中心にその他のアフリカ地域、ヨーロッパ、地中海と、広範囲に分布している。品種も700種以上存在するとされ、日本ではジャノメエリカ(蛇の目エリカ)という品種がポピュラーで流通が多い。
名前は「Erica」という学名がそのままつけられており、その学名の由来は諸説ある。有名なものとしては、その姿からホウキを意味するラテン語の「eric(エリック)」を語源とする説、体内の胆石を砕く薬用の効果があるとされていたことから、ギリシャ語で砕くを意味する「ereike(エイレケー)」に由来するという説がある。エリカは荒れた地でも自生する強さを持っており、イギリスやアイルランドの荒地のことを表す英語から「heath(ヒース)」という英名がつけられた。「孤独」「寂しさ」という花言葉は、荒地に咲く様子からきている。
エリカの花言葉には総合的なものの他に、色や品種、国によって異なるものがあり、白のエリカの花言葉「幸福な愛」、紫のエリカの花言葉「閑静」「静寂」などがある。
●エリカの花言葉
・孤独
・寂しさ
■ムラサキツユクサ
ムラサキツユクサ(紫露草)は、ツユクサ科ムラサキツユクサ属に分類される多年草である。スラリと伸びた茎にたくさんの蕾をつけるが、1つの花は早朝に開花し午後にはしぼんでしまう。原産地は北アメリカで、日本には明治時代に伝わってきた。交配、交雑が盛んで数多くの園芸品種が育成されており、名前に「紫」とついてはいるが花色も豊富である。一度植え付けをすれば手間がかからず、こぼれた種からも自然に増えていく。
「ムラサキツユクサ」というのは和名であり、姿がよく似ているツユクサが青い花を咲かせるのに対して、紫色の花を咲かせることに由来している。花言葉の「ひとときの幸せ」は花が1日でしぼんでしまう様子から、「尊敬しています」は紫が連想させる高貴なイメージからきている。「尊敬しているが恋愛ではない」の限定的な言葉は、聖母マリアの衣服と同じ色ということが由来しており、彼女に対する愛はどれほど深くても尊敬であり恋愛ではないと考えられるためである。
●ムラサキツユクサの花言葉
・ひとときの幸せ
・尊敬しています
・尊敬しているが恋愛ではない
・快活
■ヒマワリ
ヒマワリ(向日葵)は、キク科ヒマワリ属の一年草である。茎の先端に咲く大きな花は一つに見えるが、実際は「頭状花序(とうじょうかじょ)」という、多数の花が集まり形成される配列が成されている。原産地は北アメリカで、日本には17世紀頃に伝わってきた。その歴史は紀元前から始まっており、主にネイティブアメリカンの栄養源として栽培されていたとされる。
「ヒマワリ」というのは和名であり、花が太陽の方向を追うように回ることに由来している。ただし、動くのは成長が盛んな蕾の時期までであり、花が咲く頃には動かなくなっている。英名は「sunflower(サンフラワー)」で、姿が太陽に似ているからという説や、「太陽を追いかける」という意味の「following the sun」が「sunflower」に変わっていったという説などがある。花言葉の「あなただけを見つめている」も、ヒマワリが太陽の方向を追うように動くことが由来している。また、ヒマワリはギリシャ神話にも登場しており、太陽神アポロンに恋をした水の精クリュティエが片思いの末にヒマワリへと姿を変えたという話も由来とされている。ヒマワリには、1本で「一目惚れ」、3本で「愛の告白」、7本で「ひそかな愛」など、本数ごとの花言葉も存在する。
●ヒマワリの花言葉
・あなただけを見つめている
・愛慕
・熱愛
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