7人のサムライ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 01:08 UTC 版)
「名探偵コナン 業火の向日葵」の記事における「7人のサムライ」の解説
鈴木次郎吉が世界中から集めた「7人のサムライ」のメンバー。 各分野で活躍する超一流の精鋭揃いで、絵画関係のエキスパートも多い。7人目は毛利小五郎。 名前の由来は1954年公開の黒澤明監督の映画『七人の侍』からで、本編でも7人目の小五郎にキッドキラーの異名を持つコナンがオマケとして付くこととなり、それを見越した灰原が、コナンに「頑張ってね、『菊千代(きくちよ)』さん」とからかうシーンがある。 圭子 アンダーソン(けいこ アンダーソン) 声 - 榊原良子 企画担当のプロデューサー。世界中の『ひまわり』が揃う「日本に憧れたひまわり展」のプロデューサーとして、学芸員達の指揮を執るハーフの女性。 初対面のなつみに親しげに語りかけるなど、何かと気に掛ける描写が多い。久美子とも2人で話し合うなど女性メンバーとは打ち解けている。 7人のサムライの中では、チャーリーと同じく周囲の人間に対して警戒感を強めており、警備員に対しても自分達で運ぶと周囲から遠ざけている。結果的にこの警備員はキッドの変装であったため、判断能力の高さを証明した。 宮台 なつみ(みやだい なつみ) 声 - 榮倉奈々 鑑定担当の絵画鑑定士。絵画の歴史に詳しく、正確かつ迅速に鑑定を行う。『ひまわり』については様々な学説を研究しており、深い愛着を持っている。 最初にキッドカードを発見して警察に報告し、『ひまわり』を自分の工房で鑑定した方が早いとの理由で持ち帰ることを提案したが、警備員の変装を解いたキッドの手で東と共に拘束されてしまう。解放後、彼女の発案により防犯カメラのカモフラージュも兼ねて、レイクロックのトンネル内に大量の向日葵を植える作戦を立て、キッドの動向を探っていく。 東 幸二(あずま こうじ) 声 - 磯部弘 修復担当の絵画修復士。2番目の『ひまわり』の模写の発見者。修復の他、絵画の保存管理も担当している。 羽田空港に到着後、怪盗キッドが隠していた『ひまわり』のチェックを行い、これ以上絵が放置させられていたらまずいことになっていたであろうという評価を下した。なつみと並んで『ひまわり』に触れることが最も多い人物である。 双子の兄・幸一は、自分と同じく美術関係に身を置く画商であり、兄弟で共に絵画に携わっていたが、2番目の模写を発見した後に拳銃で自殺を図っていたそうである。 岸 久美子(きし くみこ) 声 - ゆかな 演出担当の演出家。 容姿端麗な頭脳派として、美術界でその名を知られている。胸元の開いたセクシーな服を着こなすグラマーな美女。次郎吉が建てた鉄壁の警備で護られている難攻不落の美術館・レイクロックの展示システムを発案した。 発生したキッド事件にも積極的に関わり、途中から仲が良くなった圭子と相談しながら事件の謎を追及していく。エレベーターに遅れて乗ってきたコナンの肩に手を当て、優しく介抱していた。 石嶺 泰三(いしみね たいぞう) 声 - 宝亀克寿 運搬担当の運送家。 世界中にあらゆるものを迅速に運ぶ「チーター運送」の中でも、特に絵画の運搬のプロとして知られている。 7人のサムライの中では地味な存在だが、次郎吉から絵画の運搬指揮能力を高く評価されており、運搬作業を迅速に行なって小五郎や中森警部も安堵していた。圭子や久美子から何か手伝うことはないかと尋ねられ、絵を運ぶ作業を任せるなど、サムライのメンバーもある程度は信用している様子。一方、運搬に関係者以外の者が関わるのを嫌がる強い猜疑心(さいぎしん)の持ち主でもある。 チャーリー(Charlie) 声 - 咲野俊介 ニューヨーク市警察の警部。 当初はアメリカで警備を担当していたが、キッドを追って来日する。 厳格な性格で正義感も強く、キッド逮捕に執念を燃やし、キッドを「目的のためなら手段を選ばないテロリスト」と非難して園子から嫌われる。一方で、子供に対しては偏見を抱かず、コナンの洞察力や俊敏性を観察して、キッドキラーとしての能力を確信し、コナンの後を追う形でキッドを追い詰める。 拳銃の所持を禁止されている日本で、警察仲間のマークに秘密裏に銃を用意させ、コナンから「もしそれを使うなら『簡単に奪っても良い命なんてない』ってことを覚えておいてね」と諭されるが、「『理想』を追い求めていると、いつか『現実』に裏切られるぞ」と返答している。
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