2015年 – 2018年: 『イン・マイ・ルーム』、ワールドツアー、#IHarmU
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「ジェイコブ・コリアー」の記事における「2015年 – 2018年: 『イン・マイ・ルーム』、ワールドツアー、#IHarmU」の解説
2015年7月、ドクター・ドレーのビーツ・エレクトロニクスはコリアーに連絡し、「The Game Starts Here」(イングランドラグビーワールドカップキャンペーンの音楽)を提供を要請した[要出典]。コリアーはコマーシャル用に、有名な賛美歌「エルサレム」のアカペラバージョンを録音した。 2015年後半、ドイツのケルンでのコンサートでWDR Big Bandと共演した後、デビュー・アルバム『イン・マイ・ルーム』制作を開始。コリアーは11曲のうち8曲を作曲。アルバム全曲を通して、全ての楽器を演奏、アレンジ、レコーディング、プロデュースを行った。アルバムタイトルから分かるように、このアルバムはロンドンにある彼の実家にある音楽制作用の部屋で3ヶ月をかけて録音・ミックスされた。これはバーニー・グランドマンによってマスタリングされ、インディーズ音楽レーベルのMembran Entertainment Groupから2016年7月1日にリリースされた。このリリースの後、コリアーは2016年モントルー・ジャズ・フェスティバルなどでワンマンショーを行い、ワールドツアーに乗り出した。 『イン・マイ・ルーム』のリリースに臨み、コンテンツ作成者向けのクラウドファンディングサイトであるPatreonにて「#IHarmU」キャンペーンを立ち上げた。このキャンペーンに100ドルの支援をした支援者達が15秒間のメロディーのビデオクリップを送り、コリアー作品の特徴としてよく知られたマルチスクリーンレイアウトに合成され、それが彼のソーシャルメディアプラットフォームにアップロードされた。2017年10月31日に、2時間にわたるライブストリーム動画でこの創造的なプロセスをデモ。このプロジェクトには130曲以上のメロディーや寄付が寄せられた。その中には、イギリスのジャズ・アーティストであるジェイミー・カラムやベン・フォールズ、ハービー・ハンコック、ケヴィン・オルソラ(アカペラグループ・ペンタトニックスのメンバー)が含まれる。 オルソラは『A Pentatonix Christmas』の「White Cristmas」や、Contemporary A Cappella Society賞の受賞で知られるアーティストである。 2016年2月、 Snarky Puppy のアルバム『Family Dinner-Volume 2』に参加。その後8月22日に、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行われたBBCプロムスでのクインシー・ジョーンズのトリビュートコンサートに参加し、オリジナル曲「In The Real Early Morning」のオーケストラ・アレンジを公演。Jules Buckley指揮のメトロポール・オーケストラによる演奏であった。 2016年12月、マサチューセッツ工科大学の150人の学生と協力して、12月10日にKresge Auditoriumで「イマジネーション・オフ・ザ・チャート」と題したライブを行い、彼の曲のオーケストラアレンジメントで共演。この公演の様子は同名のドキュメンタリー映画『イマジネーション・オフ・ザ・チャート』の主題であり、2018年6月に地域エミー賞を受賞した。 2017年2月、2つのグラミー賞を受賞。Best Arrangement, Instrumental or A Cappellaはスティーヴィー・ワンダーの「You and I」のカバーで、Best Arrangement, Instrumental and Vocalsは、1960年代のテレビシリーズ「原始家族フリントストーン」のテーマソング「The Flintstones」のカバーで受賞した。1か月後、コリアーは、『Tavis Smiley Show』でアメリカのテレビ・デビューを果たし、ジャズ・ゴスペル・アカペラ・グループのテイク6と「You And I」を演奏 。2017年、サムスンの代表的な着信音「Over The Horizon」を当時の新モデルであるGalaxy S8/S8+ 向けに再構成するほか、ベッカ・スティーヴンズのアルバム『Regina』の2曲の共同プロデューサーを務めた。また、作曲家のハンス・ジマーとともにドリームワークス・アニメーションの2017年の映画『ボス・ベイビー』の音楽制作に協力。翌月、コリアーはハンス・ジマーとファレル・ウィリアムスとともにコーチェラ・フェスティバル に出演。4月、トークショー『Harry』(平日の月曜から金曜まで放送)にゲスト出演。また、カナダのバンクーバーで開催されたTEDカンファレンスのスピーカーとしても出演した。 国をまたいだワンマンショーツアーは2年半(2015年7月1日から2017年12月18日まで)開催された。ツアーでは一流の音楽家達を招き、メトロポール・オーケストラをはじめとする世界中のオーケストラやビッグバンドと共演した。7月9日、コリアーとCory Henryは、North Sea Jazz Festivalでメトロポール・オーケストラ、Jules Buckleyと再び共演。2017年12月には、アメリカのポップ/ R&Bシンガーのトリー・ケリーとYouTube動画でコラボし、クリスマスソング「Have Yourself A Merry Little Christmas」をア・カペラでカバーした。 2017年12月、ワンマンショーの最終公演が12月18日にローマで開催されることを発表。2018年に制作されるセカンドアルバムの計画が始動[要出典]。2018年7月、モントルー・ジャズクラブで行われたクインシー・ジョーンズ第85回誕生日パーティーで、サプライズゲストの1人として登場[要出典]。7月19日、ロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで開催されたBBCプロムスにて、「ジェイコブ・コリアー・アンド・フレンズ」は、特別コンサートの舞台に上がった。コリアーは、ジュール・バックリーの指揮でメトロポール・オーケストラと共演した。公演では、テイク6、サム・アミドン、ベッカ・スティーヴンズ、そしてマーレム・グナワのミュージシャンであるハミド・エル・カスリを招いた 。
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