2代目 LA400K型(2014年-)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/28 05:08 UTC 版)
「ダイハツ・コペン」の記事における「2代目 LA400K型(2014年-)」の解説
フルモデルチェンジされた2代目は、先代の製造終了から1年10か月を経てショーにて発表され、その後発売された。新たな骨格構造「D-Frame」と、脱着構造「Dress-Formation」が、主な特徴である。 骨格構造「D-Frame」 フロント・サイド・リア・フロアを切れ目なくつないだ構造としたことで曲げ剛性やねじれ剛性を高め、高い走行性能とルーフオープン時の剛性確保を行った。また、骨格だけで強度を担保する構造となったことでドアを除くボディ外板の一部を樹脂製にすることが可能となった。車両後端をダックテール形状にすることで高速走行時の揚力を大幅に低減し、走行安定性を高める優れた空力性能を実現した。 脱着構造「Dress-Formation」 D-Frameによりボディ外板の一部を樹脂化し着脱が可能な構造となり、購入後でもユーザーの好きなタイミングで、ボンネットフード、トランクフード、バンパー(フロント/リア)、フェンダー(フロント/リア、左右各1個ずつ)、ロッカー(左右各1個ずつ)、フューエルリッドの樹脂外板11パーツとヘッドランプ・リアコンビランプを着せ替えできるようになった。外装パーツの着脱は販売店で行われる。また、外装を外した状態で公道を走行することはできない。 2015年10月には、交換用「DRESSパーツ」の発売を開始。「ローブ」から「セロ」に交換できる「フルセット」に加え、フロントパーツ(ヘッドランプ・フード・フロントバンパー・フロントフェンダー)のみを交換する「フロントセット」、リアパーツ(リアコンビランプ・トランクフード・リアバンパー・リアフェンダー)のみを交換する「リアセット」の3種類を設定するほか、D-SPORTからは東京オートサロンに出展したストリート仕様を市販向けにリファインした「エクスプレイ」用のDRESSパーツを発売した。 外装は「ローブ」「エクスプレイ」「セロ」「GR SPORT」で全く異なるパーツを使用している。初代と異なり、ドアミラー・ルーフ・バックパネルはブラック(ブラックマイカメタリック〈X07〉ボディと同色)塗装、ドアアウターハンドルはシルバー(ブライトシルバーメタリック〈S28〉ボディと同色)塗装、Aピラーとフロントガラス上端のボディはエンジンルーム等と同様にソリッドのブラック塗装で統一されてある。ボディカラーは「ローブ」「エクスプレイ」「GR SPORT」がそれぞれに8色、「セロ」が9色の設定となっている。2019年10月現在、「エクスプレイ」専用色として「オフビートカーキメタリック」、「ローブ/セロ/GR SPORT」専用色として「リキッドシルバーメタリック」、「セロ」専用色として「ブリティッシュグリーンマイカ」が設定されており、残りの7色は「ローブ」「エクスプレイ」「セロ」「GR SPORT」共通カラーとなっている。 内装は、全車インパネ・トリム基調色を全車ブラックに統一され、「GR SPORT」を除く各グレードはそれぞれの色を基調とした「ベージュインテリアパック」「ブラックインテリアパック」「レッドインテリアパック」を無償のメーカーオプションとして選択することができる。 メーターは、全車自発光式3眼メーターを採用するが、「ローブ」はブラックリングとシルバーヘアライン加飾を、「エクスプレイ」はシルバーリングとレッドグラフィック盤面を、「セロ」はシルバーリングとブラック盤面をそれぞれ採用。インパネガーニッシュもスタイル・グレードで異なり、「ローブ」はセンタークラスターと同じカーボン調を、「エクスプレイ」と「セロ」はシルバーをそれぞれ採用し、「セロ」はインパネガーニッシュの範囲を運転席まで広げている。 また、エアコン吹き出し口の上にインパネオーディオクラスターがあり、それをステアリングスイッチとともに取り外すことのできる「純正ナビ・オーディオ装着用パックレス」をメーカーオプションとしている。 エンジンは初代のJB-DET型から、DVVTを採用したKF-VET型に変更となり、最大トルクがスペックダウンされたが、低排出ガス性能を高めたため「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得。トランスミッションは7速スーパーアクティブシフト付CVTと5MTとなる。また、CVT車にはアイドリングストップシステム「eco IDLE(エコアイドル)」も装備されており、CVT車は「平成27年度燃費基準+20%」を、MT車も「平成27年度燃費基準」を達成している。安全面に関しては2018年6月現在、新車で購入可能なダイハツの軽自動車としては唯一、スマートアシストの設定がないものの、VSC&TRC、ブレーキオーバーライドシステム(アクセルペダルとブレーキペダルが同時に踏まれた場合にブレーキ作動を優先する機能)、エマージェンシーストップシグナル(60km/h以上で走行中に強くブレーキを踏むとブレーキランプの点灯と同時にハザードランプを高速点滅して後続車に注意を促す機能)などが装備される。
※この「2代目 LA400K型(2014年-)」の解説は、「ダイハツ・コペン」の解説の一部です。
「2代目 LA400K型(2014年-)」を含む「ダイハツ・コペン」の記事については、「ダイハツ・コペン」の概要を参照ください。
- 2代目 LA400K型のページへのリンク