1980年 – 2011年
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「アンドリュー・ゴールド」の記事における「1980年 – 2011年」の解説
1981年、ゴールドはヒットメーカーのポップ・ロック・バンド、10ccの1981年のアルバム『ミステリー・ホテル(英語版)』の3曲で共作し、歌い、演奏した。その後、10㏄のエリック・スチュワートとグレアム・グールドマンに10㏄のメンバーにと誘われた。すでにスタジオで共に作業をしていたにも関わらず、契約上の問題からグループに参加することはなかった。1983年末に10㏄が解散した後で、ゴールドとグールドマンはWAX(英語版)を結成した。WAXは5年間に渡ってレコーディングとツアーを行った。彼らは国際的な成功を収め、特にイギリスでは "Right Between the Eyes" や、彼らの最大のヒット作 "Bridge to Your Heart" を含む数曲がヒットした。レコーディングとツアーのコンビとしてはWAXは1989年に解散したが、ゴールドとグールドマンは可能な時には一緒に曲を作り、録音していた。 ゴールドはシェールの1989年のヒットアルバム Heart of Stone に参加し、90年代の初めにはトリーシャ・イヤーウッド(英語版)やゴールドとリサ・アンジェル(英語版)のNo.1シングルを共作したワイノナ・ジャッドのヒット曲を作曲した(後にゴールドはリサ・アンジェルのアルバムをプロデュースし、このアルバムにはゴールドとアンジェルが共同で作った曲が数多く収録されていた)。ゴールドはヴィンス・ギルのシングルもプロデュースし、セリーヌ・ディオンのために曲作りとプロデュースを行い、1984年のSF映画『スターマン/愛・宇宙はるかに』で主役のジェフ・ブリッジスとカレン・アレンが歌ったエヴァリー・ブラザーズの「夢を見るだけ」("All I Have to Do is Dream")のカバーをアレンジした。 1990年代、ゴールドはかつてのバンド仲間のカーラ・ボノフ、ウェンディ・ウォルドマン、ケニー・エドワーズととともにブリンドルを再結成し、グループにとって初のフルレングスのアルバム『ブリンドル』(Bryndle)をリリースした。1969年、ゴールドはブリンドルを去り、ジョン・ウェイトと共に子供のハロウィン向けのコミックソングのアルバムで、"Spooky Scary Skelton" が収録された Halloween Howls をリリースした。同年、ソロアルバム ....Since 1951 をリリースし、スティーヴン・ビショップ(英語版)のアルバム Blue Guitar をプロデュースした。その後、 "The Fraternal Order of the All" 名義で60年代のサイケ・トリビュートのアルバム Greetings from Planet Love を録音し、自身のレコードレーベル "QBrain Records" から発売した。このアルバムはゴールドが好きなビートルズ、ザ・バーズ、ザ・ビーチ・ボーイズと言った60年代のバンドのスタイルで、ゴールドが実質的に一人で全ての楽器を演奏し、すべてのボーカルパートを多重録音している。ゴールドはマーク・ピロ(英語版)監督のコメディ映画 Rectuma などの数多くの映画用の曲をプロデュースし、作曲し、作詞し、多くのテレビ番組やコマーシャルに曲を提供した。ゴールドは注目を集めるギグの中で、コメディ番組『あなたにムチュー』のテーマ曲 "Final Frontier" を歌った。驚くことに、この歌のゴールドによるバージョンが、1996年に火星探査機マーズ・パスファインダーのウェイクアップ・コールとして使用された。また、矢沢永吉のアルバムを7枚プロデュースした(後述)。 2000年、WAXのアルバム Bikini を編集するとともに、新しいソロアルバム The Spence Manor Suite をレコーディングし、リリースした。その後2002年には別のソロアルバム Intermission を発表。2000年代前半、ゴールドはロサンゼルス地域で演奏したバーズのトリビュート・バンド、Byrds of Feather を結成した。2006年のコンサートではクラシック・ロック・グループ、アメリカおよびシンガー=ソングライターのスティーヴン・ビショップとともに出演し、この時の演奏のDVDは後に America And Friends – Live at the Ventura Theater として発売された。このコンサートではゴールドはアメリカおよびビショップのギター演奏とボーカルとともに "Thank You for Being a Friend"、"Final Frontier"、"Bridge to Your Heart"、"Lonely Boy" を演奏した。これ以前にゴールドはアメリカのクリスマス・アルバム Holiday Harmony を2000年にプロデュースしており、数多くの楽器を演奏し、収録曲の "Christmas in California" を共同で制作した。 2010年代初頭、ゴールドの曲 "Spooky Scary Skeletons" は4chanのビデオ・ゲーム板で人気となり、ハロウィン関連のインターネットミームとして話題になっていた。数年のうちにこの曲は、本格的なバイラル現象となり、複数のエレクトロニック・ダンス・リミックスやカバー・バージョンがYouTubeにアップされ、再生回数は3億5000万回を超え、ソーシャル・メディア・ネットワーク TikTokのダンスチャレンジでは250万本を超える動画と、2億4300万回以上の再生回数を記録した。2019年、"Spooky Scary Skeletons" の人気に触発されて、 Halloween Howls のディジタル・デラックス版がリリースされた。アルバムのこのバージョンには "Spooky Scary Skeletons" のエレクトロニック・ダンス・リミックスが2バージョン収められている。 2020年、ゴールドの曲 "Savannah" の初期のバージョンがディジタル・シングルとして発売された。その後、一部のデモを含む未発表曲を集めた死後のコンピレーション・アルバム Something New: Unreleased Gold がレコード盤、CD、ディジタルでリリースされ、アルバムからは表題作と "Come Down to Me" の2曲がディジタル・シングルとしてリリースされた。
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