アグノスティック・フロントとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 音楽家 > ミュージシャン > アメリカ合衆国のバンド > アグノスティック・フロントの意味・解説 

アグノスティック・フロント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/16 03:35 UTC 版)

アグノスティック・フロント
Agnostic Front
ドイツ・ズーリング公演(2016年8月)

バンド ロゴ
基本情報
出身地 アメリカ合衆国
ニューヨーク州ニューヨーク
ジャンル ハードコア・パンク
クロスオーバー・スラッシュ
活動期間 1980年 - 1992年
1997年 - 現在
レーベル Rat Cage Records
Relativity/Combat Records
ロードランナー・レコード
エピタフ・レコード
ニュークリア・ブラスト
公式サイト Agnostic Front (agnosticfront) - Facebook
メンバー ロジャー・ミレット (Vo)
ヴィニー・スティグマ (G)
クレイグ・シルバーマン (G)
マイク・ギャロ (B)
ダニー・ラマーニャ (Dr)
旧メンバー 別記参照

アグノスティック・フロントAgnostic Front)は、アメリカ合衆国出身のハードコア・パンクバンド

1980年代の北米におけるハードコア・シーンの先駆者であり、特にニューヨーク・ハードコア草創期に多大な影響を及ぼした。一度解散したが、1997年より再始動を果たしている。

略歴

1980年にギタリストのヴィニー・スティグマを中心に結成され、1983年にEP『United Blood』でデビュー。

1984年、ファースト・アルバム『ヴィクティム・イン・ペイン』をリリース、後にニューヨーク・ハードコア・スタイルと呼ばれる音楽スタイルを確立する。

1986年にセカンド・アルバム『Cause for Alarm』、1987年にサード・アルバム『Liberty and Justice for...』を発表した後、ボーカリストのロジャー・ミレットがドラッグ密売で逮捕され、一時活動停止状態となる。

ロジャーの釈放後、1992年から活動を再開し、獄中で書いた4枚目のアルバム『One Voice』をリリース。年内の活動を最後に解散する。

1996年、解散後からまた動き出したミレットとスティグマは、パンク系レーベル「エピタフ・レコード」との契約に成功。新メンバーを募集してバンドを再編し、翌1997年から正式に「アグノスティック・フロント」の再始動を果たす。

1998年、6年ぶりのアルバム『サムシングス・ガッタ・ギヴ』を発表。以後、アルバム『ライオット・ライオット・アップスタート』(1999年)、アルバム『デッド・ヤッピーズ』(2001年) をリリース。復活した作品群はセールスを伸ばして業界でも高い評価を受け、ニューヨーク・ハードコアにおける重鎮の地位を確立していく。

欧州の有力レーベル「ニュークリア・ブラスト」に移籍し、アルバム『Another Voice』(2004年)、アルバム『ウォリアーズ』(2007年)、2011年には、節目となる10枚目のアルバム『My Life My Way』をリリースし、精力的に作品の発表を続ける。

2015年、アルバム『The American Dream Died』をリリース[1]

2018年、デビュー35周年のワールドツアーを企画。5月には来日公演を開催した[2]

メンバー

現ラインナップ

  • ロジャー・ミレット (Roger Miret) - ボーカル (1982年– )
  • ヴィニー・スティグマ (Vinnie Stigma) - リードギター (1980年– )
  • クレイグ・シルバーマン (Craig Silverman) – リズムギター (2014年– )
  • マイク・ギャロ (Mike Gallo) - ベース (2000年– )
  • ダニー・ラマーニャ (Danny Lamagna) - ドラムス (2020年– )

旧メンバー

  • ジョン・ワトソン (John Watson) - ボーカル (1980年-1982年)
  • ディエゴ (Diego) - ベース (1980年-1982年)
  • ロブ・クレークス (Rob Krekus) - ドラムス (1980年-1981年)
  • レイ・バービアーリ (Raymond "Raybeez" Barbieri) - ドラムス (1981年–1983年)
  • アダム・ムッチ (Adam Mucci) - ベース (1982年–1983年)
  • デイヴ・ジョーンズ (Dave Jones) - ドラムス (1983年–1985年)
  • ロブ・カブラ (Rob Kabula) - ベース (1983年–1987年, 1997年–2000年)
  • トッド・ユース (Todd Youth) - ベース (1983年)
  • アレックス・キノン (Alex Kinon) – リズムギター (1985年–1986年)
  • ゴードン・アンシス (Gordon Ancis) – リズムギター (1986年–1987年)
  • ジョー・モンタナーロ (Joe "Fish" Montanaro) - ドラムス (1986年–1987年)
  • ルーイ・ベアート (Louie Beato) - ドラムス (1986年)
  • アラン・ピーターズ (Alan Peters) - ベース (1987年–1990年)
  • スティーヴ・マーティン (Steve Martin) – リズムギター (1987年–1990年)
  • ウィル・シェプラー (Will Shepler) - ドラムス (1987年–1993年)
  • クレイグ・セタリ (Craig Setari) - ベース (1990年–1993年)
  • マット・ヘンダーソン (Matt Henderson) – リズムギター (1990年–1993年)
  • ジミー・コレッティ (Jimmy Colletti) - ドラムス (1997年–2004年)
  • スティーヴ・ギャロ (Steve Gallo) - ドラムス (2004年–2009年)
  • ジョゼフ・ジェームス (Joseph James) – リズムギター (2007年–2014年)
  • ポーキー・モー (Pokey Mo) - ドラムス (2009年–2020年)

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

  • 『ヴィクティム・イン・ペイン』 - Victim in Pain (1984年、Rat Cage)
  • Cause for Alarm (1986年、Relativity/Combat)
  • Liberty and Justice For... (1987年、Relativity/Combat)
  • One Voice (1992年、Relativity/Roadrunner)
  • 『サムシングス・ガッタ・ギヴ』 - Something's Gotta Give (1998年、Epitaph)
  • 『ライオット・ライオット・アップスタート』 - Riot, Riot, Upstart (1999年、Epitaph)
  • 『デッド・ヤッピーズ』 - Dead Yuppies (2001年、Epitaph)
  • Another Voice (2004年、Nuclear Blast)
  • 『ウォリアーズ』 - Warriors (2007年、Nuclear Blast)
  • My Life My Way (2011年、Nuclear Blast)
  • The American Dream Died (2015年、Nuclear Blast)
  • 『ゲット・ラウド!』 - Get Loud! (2019年、Nuclear Blast)

ライブ・アルバム

  • 『LIVE AT CBGB』 - Live at CBGB (1989年、Relativity)
  • Last Warning (1993年、Relativity/Roadrunner)
  • Working Class Heroes (2002年、I Scream) ※スプリット with Discipline
  • Live at CBGB - 25 Years of Blood, Honor and Truth (2006年、Nuclear Blast)

コンピレーション・アルバム

  • To Be Continued: The Best of Agnostic Front (1992年、Relativity)
  • Raw Unleashed (1995年、Grand Theft Audio)
  • Respect Your Roots Worldwide (2012年、Strength)

EP

  • United Blood (1983年、Last Warning) ※日本盤『ヴィクティム・イン・ペイン』にボーナストラックとして収録
  • Puro des Madre (en español) EP (1998年、Hellcat)
  • Unity (1999年) ※スプリット with ドロップキック・マーフィーズ
  • For My Family EP (2007年、Nuclear Blast)
  • That's Life 7" (2011年、Bridge 9)

脚注

外部リンク


アグノスティック=フロント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 13:27 UTC 版)

カオシックルーン」の記事における「アグノスティック=フロント」の解説

軍隊のような群体モンスターワイヤートラップ落とし穴地雷設置降下部隊触手吸収ドッグタグ回収指揮官などさまざまな能力有する軍人達からなる1体モンスタードッグタグがあれば、人間食らう事で再生が可能。また1つに集まることで戦車形態にも変化できる魔法ナイフの刺口から相手石化させていく「石化魔法ザ・ロック)」。

※この「アグノスティック=フロント」の解説は、「カオシックルーン」の解説の一部です。
「アグノスティック=フロント」を含む「カオシックルーン」の記事については、「カオシックルーン」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「アグノスティック・フロント」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アグノスティック・フロント」の関連用語

アグノスティック・フロントのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アグノスティック・フロントのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアグノスティック・フロント (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのカオシックルーン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS