1970年代 - 1980年代中頃: ゲイディスコとは? わかりやすく解説

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1970年代 - 1980年代中頃: ゲイディスコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 02:02 UTC 版)

新宿二丁目」の記事における「1970年代 - 1980年代中頃: ゲイディスコ」の解説

1966年にはクラブNEW SAZAE」は既に開店しているが、当初からディスコスペースがあったのかは未検証である。同店には後にゲイ・ディスコミュージシャンや、「クイーン」のフレディ・マーキュリー来店した。また、70年代後半にはドナ・サマーヴィレッジ・ピープルシルベスターグロリア・ゲイナーらが、ゲイの間で人気だった。 1976年新宿五丁目靖国通り沿いの瀟洒な白いビル、Qフラット美輪明宏が「クラブ巴里」を出店厳密にゲイバーではない)、同年5月には同じビル薔薇族後述編集長による「談話室 祭」が開店した。 このQフラットビル地下には「ブラックボックス」という当時としては最も進んだ異色ゲイディスコがあり、ゲイ外国人モデルパンクスタイル若者らが集まった通常のディスコ異なり入場料男性のほうが安かったこの頃「ツバキハウス」(伊勢丹裏,ノンケ中心)も人気で、常連2つの店を往き来した。また二丁目には「MAKO」や「ブギーボーイ」、雑誌などでよく取り上げられていた「フルハウス」もあった。「MAKO」(現BYGSビル東向かい)は1970年代後半頃にできた小さビル3階にあった店で、入って左がレジカウンター右がフロアーで、その境は高さの異な円柱仕切られ、奥にソファーがありフロア壁面には鏡が貼られていた。若いゲイこれほど多く集まった店は当時はなく、満員電車並に混み合い店内入れない客は階段路上溢れだした。また世界的ゲイマップマガジン「スパルタクス」に先に触れたSHIRE」、「リージェント」(現東京三協信用金庫)などと共に載っていたこともあり、外国人客も多かった。「MAKO」は1980年に隣のビル移って「MAKO2」となり、元の場所はゲイバーになったが、移転先の「MAKO2」は盛況だったものの1985年5月、突然閉店した二丁目ゲイディスコ運命は、皮肉なことに異性愛女性客が増えると客のメインとなるゲイ男性客離れ、必ず潰れていった。 その頃新宿二丁目ゲイディスコを知る手がかりとして、比留間久夫1984年頃に書き始めた小説YES・YES・YES夜の街さまよう少年たち甘く残酷な、愛の冒険〜」には、「文化祭模擬店のようなチャチ照明安っぽい装飾こしらえられた店で…平日の夜中だというのにたくさんの若い男の子がいた…ここは発展場というところなんだろう」と記されている。 また1985年に売専バー“K”働いていたストレート男性は「二丁目“S”という老舗ゲイディスコは…調度品といえば天井小さミラーボールついているくらいなのだが、何といってもそこにいる人が凄かったインディアンみたいな小太りおっさん踊り狂ってるわ、トシちゃんみたいな美少年踊り狂ってるわ、キリストみたいな外人ボーっとしてるわ、ミック・ジャガー似た歯の抜けた店員らしき男がハイキックバリバリで踊り狂ってるわ、背の高いマッチョ店員踊り狂ってるわ、外人モデルっぽい男女がチチクリ合ってるわ、サラリーマンみたいのが寝てるわ、僕は酔っ払ってビックリしてるわ、で正しくタイヒラメヒラヒラしているような感じだった。ちょっとカッコよくいう“S”混沌としていた」といっている。

※この「1970年代 - 1980年代中頃: ゲイディスコ」の解説は、「新宿二丁目」の解説の一部です。
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