1970年代 - 1980年代前半 分散システムの台頭とは? わかりやすく解説

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1970年代 - 1980年代前半 分散システムの台頭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 04:59 UTC 版)

オペレーティングシステム」の記事における「1970年代 - 1980年代前半 分散システムの台頭」の解説

1970年代 - 1980年代前半は、多種多様な分散システム普及したミニコンピュータOSとしては、VMSが有名である。Multics1970年代様々なOSUNIXなどに影響与えたUNIXオープンシステム呼ばれミニコンピュータからメインフレームまで広く普及した。 また1970年代には低価格マイクロプロセッサ登場したが、初期マイクロコンピュータは、メインフレームミニコンピュータのような大規模なOS搭載する容量もなかったため、ディスク管理程度の必要最低限機能し持たないOS開発された。初期特筆すべきOSとしてCP/Mがあり、8ビットマイクロコンピュータ良く使われた。その大雑把なクローン複製)として16ビットIBM PC用にPC DOS生まれ、そのOEM版であるMS-DOS普及した。これらはOS提供する機能少なく画面制御など多く機能は、アプリケーション直接ハードウェア操作する必要があったため、同じCPU使用していても、ハードウェア機種)が異なると互換性失われた。このMS-DOS後継Microsoft Windowsによって、マイクロソフト世界有数ソフトウェア企業となった。 なお、1980年代別の特筆すべき流れとして、GUI標準装備したApple Computer(現:Apple)のMacintoshがある。MacintoshOS (Mac OS) は、当時性能的制約から、多く部分ファームウェアの状態でハードウェア組み込まれてはいたが、現在でいうウィジェット・ツールキットを含むToolbox呼ばれるAPI群を持ちアプリケーションにおけるGUIデザイン開発ある程度まで標準化した。 マイクロプロセッサ高性能化低価格化が進むと、業務用途システムでは、高機能端末大量に用意することが可能になり、UNIXベースとしたクライアントサーバモデル普及したクライアント機であるワークステーションOSとしてSunOSIBM AIXIRIXなどのUnix系OS用いられた。この時期には肥大化したUNIX再設計機運高まりマイクロカーネルという新し設計手法生まれ成果としてMachなどのカーネル作られた。しかし、UNIX権利を持つAT&Tライセンス厳しい条件をつけるようになり、UNIX自由に改変したり、改変した機能外部公開することができなくなったこのためオープンシステムとしてのUNIXオープン文化一時衰退追い込まれた。さらにUNIX標準規格巡ってUNIX戦争勃発しUNIX市場大きなダメージ受けた

※この「1970年代 - 1980年代前半 分散システムの台頭」の解説は、「オペレーティングシステム」の解説の一部です。
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