1970年代中頃から80年代初めのBCLブームとは? わかりやすく解説

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1970年代中頃から80年代初めのBCLブーム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 13:58 UTC 版)

BCL」の記事における「1970年代中頃から80年代初めのBCLブーム」の解説

1970年代~1980年代日本では、主に小学生中学生・高校生の間で海外短波放送聴取することが流行し始め多く家電メーカーから短波ラジオ受信機発売されるようになったいわゆるBCLブーム」が社会現象化し多く小学生中学生・高校生製品カタログ夢中になり、少しでも安くBCLラジオ入手しよう郊外スーパーマーケット家電量販店のみならず安売り電気店が多い東京秋葉原名古屋大須大阪日本橋などの電気街集まった1974年1月放送開始された日本短波放送ラジオたんぱ現在の日経ラジオ社ラジオNIKKEI)のBCL番組ハロージーガム」(三菱電機提供)は、もともとの狙い日本短波放送ラジオたんぱ)の聴取者層の拡大であった予想上の人気を集めた家電メーカー各社競って高性能短波ラジオ製造・販売するようになったソニースカイセンサーICF-5800・ICF-5900・ICF-6800、ナショナル現在のパナソニック)の“クーガ2200”RF-2200・プロシード2600・2800・4800、東芝の“トライX”RP-2000Fといった高性能マルチバンドラジオである。これらの中にはダイヤルからの受信周波数読み取り可能なものもあり、最終的にはディジタルディスプレイによって数値直読みが可能なところまで高機能化した。特に、ソニーナショナル現在のパナソニック)は人気二分しソニー提供するBCL番組BCLジョッキー」(TBSラジオ)とナショナル現在のパナソニック)が提供するBCLワールドタムタム」(日本短波放送)もあった。 BCLブームが起こるまで、日本には同人誌的なもの(JSWCこと日本短波クラブ、KDXCこと関東DXersサークル、NDXCこと名古屋DXersサークルなど)以外にBCL専門書籍雑誌無かったが、ブームとともに月刊ラジオの製作」(電波新聞社)がBCL関係の記事次第充実させていった1975年12月には別冊として『BCLマニュアル』(山田耕嗣編)を刊行、すぐに品切れとなり版を重ねた以後BCLブーム便乗して関連書籍出版相次いだまた、1976年1月には月刊短波」(日本BCL連盟発行1983年休刊)が創刊され多く購読者を獲得した日本BCL連盟1980年1月に『DX年鑑』を刊行し本格的なマニア要望応えた。さらに、放送局放送開始前に流すインターバル・シグナル(IS)を収録したレコードカセットテープ発売された。また、趣味高じて自分電波出したいという中学生高校生などが、アマチュア無線資格取得するなど、アマチュア無線技士増加にも繋がった。 なお、「ラジオの製作」は1999年4月月刊での発行休止、同7月から季刊ムック形式発行する予告していたが、その一冊の後は2020年9月に「ラジオの製作2020年10月号・創刊65周年記念特大号」と題したムック本発売しその後事実上休刊の状態になっている。現在BCL情報定期的に掲載しているものとしては「ラジオライフ三才ブックス)」のみで、同雑誌では、2006年からそこからの派生雑誌ムック)として、「ラジオマニア」を年刊出版2010年以後国内放送左記と同じ題名国外放送については「BCLライフ」(2008・2009年はこれの前身として「再び始めBCL2008・09年度版)」を発行)と題して刊行している。

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