1次量産車とは? わかりやすく解説

1次量産車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 04:44 UTC 版)

国鉄EF60形電気機関車」の記事における「1次量産車」の解説

先行試作機の使用結果踏まえ1960年昭和35年7月から9月にかけてEF60 3 - 14製造された。姫路 - 岡山間電化開業用を名目としている。 外観での相違は、WP35形ワイパーが窓上から支持する方式変更され程度である。バーニア制御器は空転検出制度向上および直列・直並列渡りスムーズにするために継電器追加したCS13Aに変更された。駆動方式試作車同様のクイル式である。クイル式は、車輪と大歯車をつなぐ継手スパイダ支持腕)部分密閉されていないため、塵埃混入で異常摩耗進み歯車とのかみ合い悪化し大きなトルクがかかると異常な振動騒音発生することが明らかになった。本グループを含むクイル式駆動車両は、のちにすべてリンク式駆動装置改修されたが、この駆動装置問題により試作機含めた14両は本形式他車と運用分けられ一時的に甲府機関区稲沢第二機関区転属して中央本線客車牽引運用充当された。その後岡山機関区集中配置され山陽本線東部ローカル貨物列車運用限定使用された。 試作機を含む14両は、老朽化した瀬野八補助機関車EF59形代替用としてEF61形200番台改造されることになり、1977年昭和52年)から1979年昭和54年)にかけて8両が改造されたが、重連運用時不具合によりそれ以上改造打ち切られ残りの6両も1980年昭和55年)ごろには運用から外れ休車となって岡山機関区留置された。 休車となった車両のうち5両は1982年昭和57年)に廃車されたが、EF60 12のみ教習車両として中央鉄道学園移送され1984年昭和59年)に廃車されてからも、1987年昭和62年)の閉鎖まで活用されその後解体された。

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1次量産車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 05:31 UTC 版)

国鉄ワム80000形貨車」の記事における「1次量産車」の解説

試作車試験結果基づいて細部改良し1960年から1966年昭和41年)にかけて量産されグループ試作車との区別のため番号は80100以降から振られワム80100 - ワム82899となった自動連結器を横コッタ下作用から並形上作用式に変更し緩衝器ゴム式から輪ばね式とした。側ブレーキ操作安全性の問題から取り付け位置中央部から車端に移した製造年度製造数車両番号製造所1960年度 1,500ワム80100 - ワム80599, ワム81100 - ワム81349 日本車輌製造輸送機工業 ワム80600 - ワム81099, ワム81350 - ワム81599 川崎車輛富士車輌ナニワ工機 1961年度 200ワム81600 - ワム81799 汽車製造 1962年度 200ワム81800 - ワム81999 汽車製造 1964年民有 200ワム82000 - ワム82199 汽車製造 1964年第3次債務負担 200ワム82200 - ワム82399 日本車輌製造 1965年第2次債務負担 500ワム82400 - ワム82599 日本車輌製造 ワム82600 - ワム82899 川崎車輛

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