機関車の量産
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/06 08:35 UTC 版)
「西ドイツ国鉄E10形電気機関車」の記事における「機関車の量産」の解説
1次量産車は、100番台とされ、E10.1形と表示される。E40形と対照的に、E10形には抵抗器式発電ブレーキ(electronische Widerstandsbremse)が装着された。1956年12月以来合計379両の機関車が、機械部門についてクラウス=マッファイ、クルップ、ヘンシェル、電気部門についてSSW(シーメンス=シュッカートヴェルケ)、AEG、BBCによって製作された。 E10.1形と増備機であるE10.2形の外観は共通のボディであるが、前者は三つの前照灯を装備し、後者は一組の前照灯と尾灯を備えている。288号機から、空気力学を考慮し、流線型の車体に変更された。その後の量産車はE10.3形と命名されている。 1968年以後は110形機関車と改番されたE10形機関車であったが、1990年代から普通・快速列車向けになって、鉄道改革の第三段階で近距離旅客部門へ移動された。つまりそれは本機の長距離旅客運用への投入の終焉を意味した。近距離旅客部門においては、終端駅での機関車付け替えを省き、効率的に運用するため、1997年から多数の110.3形機関車に、客車から機関車を制御したり、機関車から客車の状態を監視する一般的なプッシュプル制御装置が装着された。
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