00000JAPAN
地震などの災害時に開放される公衆無線LANのSSID。2015年12月、無線LANビジネス推進連絡会の「いのちをつなぐ00000JAPAN」で提唱された、誰でも無料で利用できるSSIDである。
災害時においては、自治体が誰でも利用できる公衆無線LANを開放するケースがあるが、SSIDなどの情報提供はWebサイトを通じて行われる。そのため、通信回線を絶たれた被災地の人はSSIDを確認することが困難である。一方、00000JAPANは、災害用の統一されたSSIDであるため「00000JAPAN」の文字列さえ知っていれば、どこでも公衆無線LANが利用できる。
00000JAPANは、通信事業者やWi-Fi機器のベンダーが、災害地の避難所や仮設住宅に臨時の公衆無線LANを設置することで利用できる。無線LANビジネス推進連絡会では、災害発生から72時間以内に公衆無線LANを開放したいとしている。
関連サイト:
いのちをつなぐ00000JAPAN - (PDF)
ファイブゼロ‐ジャパン【00000JAPAN】
00000JAPAN
別名:00000ジャパン
00000JAPANとは、大規模災害が発生した際に通信事業者が公衆無線LANを無料解放する取り決めにおいて、統一的に使用されるSSID(ネットワークID)である。「災害用統一SSID」とも呼ばれる。
00000JAPANは「無線LANビジネス推進連絡会」が策定した「大規模災害発生時における公衆無線LANの無料解放に関するガイドライン」において取り決められている。大規模災害が発生した際には通信事業者各社がWi-Fiを無償で解放し、利用者はWi-Fi設定をオンにしてSSID「00000JAPAN」を選択すれば、事業者との契約の有無にかかわらずWi-Fiが利用できるようになる。
「00000JAPAN」は先頭に「0」が連なる文字列が採用されていることで、端末が検出する「接続可能なSSID」の一覧の先頭にほぼ常に表示される。
00000JAPANは東日本大震災における通信手段の状況や反省を踏まえて策定された。2016年4月14日に熊本県周辺で最大震度7を観測する大規模な地震が発生した際には被災地域での00000JAPAN解放が開始されている。
参照リンク
大規模災害発生時における公衆無線LANの無料解放に関するガイドライン - PDFファイル
情報と社会: | スマートフォンプライバシーイニシアティブ スマートカー スマートアグリ 00000JAPAN TRAPRO デファクトスタンダード デフォルト |
00000JAPAN
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/01 15:12 UTC 版)
00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)とは、日本における大規模災害や通信障害時に、情報収集や安否確認などを支援するために無料で提供される公衆無線LAN(Wi-Fi)アクセスポイントのサービスセット識別子(SSID)[1][2]。日本国内の無線LANに関係する企業で構成される「無線LANビジネス推進連絡会」が主導となってサービスを提供している。キャッチフレーズは「いのちをつなぐ 00000JAPAN」。
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