鷺ノ宮家
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鷺ノ宮 右京(さぎのみや うきょう) 声 - 小西克幸、幼少期:井口裕香 鷺ノ宮蒼天流(さぎのみやそうてんりゅう)当主。身長178㎝。浮羽神風流や燕弁天流と異なり鷺ノ宮家には潤沢な資金があるためかなりの遺産を相続しており、金持ちである。得意技は扇から放つ風を自在に操る鷺ノ宮蒼天流扇術奥義・飛龍一閃(ひりゅういっせん)。 幼少期の誤解から、いぶきのことを許嫁と勘違いしていた。そのため与一をライバル視し、金を駆使して刺客を送るもことごとく失敗。その後与一と武道家として相対するも敗れる。 武道家として独り立ちするかにみえたが、いぶきとの思い出が勘違いであったことに気づき、そのショックでまたダメ人間に戻ってしまったようである(一時は旅に出ようとし、さらにネトゲ廃人となったが後に立ち直る)。しかし妹想いな優しい一面も見せたりする他、いぶきがアルコの一件で自信喪失した際には彼女を説得している。 それでもいぶきのことが忘れられずに、いぶきフィギアなどいぶき関係のグッズを自分で制作して妹の左近に呆れられている。 鷺ノ宮 左近(さぎのみや さこん) 声 - 矢作紗友里 右京の妹。ブラコン。身長152㎝。お香や薬で相手を洗脳、幻惑するのが得意である。また、変装も得意で暗殺時には苦無を使う。 兄をけなしながらいちゃいちゃスキンシップを取るというかなり変わった愛情表現を見せる。いぶきに精神幼児退行薬を飲ませての復讐が失敗した後は、右京と共に与一たちに(左近本人は不本意だが)協力するようになる。 ダメな兄である右京のことボロクソにけなし、なんだかんだ言いながら面倒を見てしまう。 右京の父 右京と左近の父親で、鷺ノ宮蒼天流先代当主。一代で大企業・鷺ノ宮カンパニー(さぎのみやカンパニー)を築き上げた。いぶきたちの父とは親友である。数年前に自分の子供たちのために貯めた莫大な財産を残して病死した。 鷺ノ宮 朧月夜(さぎのみや おぼろ) 左近が使う鷺ノ宮蒼天流薬術の始祖。左近に薬術を教えた。左近を超えるあらゆる薬の知識を持っている。また、右京同様扇を使った攻撃を行う。 様々な薬を作り、たくさんの人々を癒してきたため「神童」と呼ばれていたが、未完成の薬を自分に試し続けた副作用で成長が止まり、崖から落ちても死ぬことができないほどの治癒能力を手に入れ実質不老不死となったため、周囲の人々に疎んじられるようになり、ついには「物の怪」と呼ばれ忌み嫌われるようになった。 そのため、彼女は人が落ちぶれるのを見るのを好む性悪な人間嫌いになり、山奥で数百年も暮らしていた。 与一を見て興味を持ち、過去のトラウマによる「純粋な善人などいない」という思い込みから与一の化けの皮を剥がそうとするが、彼が自分の命をかけて彼女に信頼を見せ、「神童」でも「物の怪」でもない「1人の少女」として朧月夜を見てくれたため、人間嫌いは少し治った模様。 しかし本質的にはイタズラ好きで、与一に箱を渡して箱を開けた際には与一やアンジェラとルシフェルの髪の毛がアフロヘアーになってしまうトリックを仕掛けたり、右京が彼女の香を使って与一たちを分断し、いぶきと二人きりになろうと画策した際には右京にも香を仕掛けてその様子を楽しんだこともあり、お茶目な女性でもある。 アニメ版では、最終話に一瞬だけ登場。与一たちの戦いを見物していたのか、湯のみでお茶を飲んでいる。 名前および外見は作者のデビュー前に描いた作品『ヴィランズソウル』に登場する予定だったキャラがベースとなっており、作者の描いた読み切り作品『叶えてアイゼン』にも彼女のデザインを流用したキャラクター・朧月夜(おぼろづきよ)が登場している。
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