魔界軍
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/14 08:30 UTC 版)
ディアボロス・アンブロシウス・アーサー・太郎III世 【3代目魔王】 人間界を征服するべくやって来た魔界の王。威厳など欠片もないうえに、本人も認めるとおり喧嘩は非常に弱く、肝心なところで決まらない。さらに欲望やおだてにも弱く、なぜ魔王なのかまったく不明。部下のランスロットは、主としてふさわしいか採点した結果「18点」だという。今日子の家の向かいに立つ家賃1万円の老朽化著しいアパート「キャメロット荘」の201号室で、従者のマーリンとともに貧乏暮らしをしている。頭の両脇に付いている大きな角は被っている兜の一部であって、直接頭部から生えているわけではない。地元のJリーグチーム「柏レイ●ル」の熱狂的なファン。身長183センチ。 魔王ではあるがまったく悪ではなく、かなりの怠け癖があるだけで根は善人。今日子が風邪をひいて弱っているときは、見舞いの品を置いたり、ハンカチを落とした際はバスを追いかけて渡したりする。「クソダサい格好」(今日子評)と性格のため気づきにくいが、実はそれなりに美形である。田中 たろう(たなか たろう) 兜を脱いだ魔王。印象が変わるため今日子には魔王と同一人物であると気づかれない。ただし、今日子以外には一目で魔王と呼ばれる。むしろ少し気になる近所の住人として惹かれるようなところがある。上記の名前はとっさに今日子に名乗る偽名で、職業はウェブデザイナーを自称する。 マーリン 魔王の従者。獣耳と尻尾の生えた女魔族で、眼鏡をかけている。魔王には「マリさん」と呼ばれている。魔王家の家事一切を行なっている。しっかり者の倹約家であり使命にも真面目で、だらしない魔王に対して色々と小言が多い。年齢は人間界でいうと17歳だが、貧乏暮らしで生活臭が溢れており、魔王には実際の年よりも上に見られる。 召喚魔法の使い手であり強力な召喚獣を喚ぶことができるが、勇者たちではなく余計な言動が多い主の魔王がもっぱらその攻撃の犠牲者となる。身長162センチ。 ランスロット 魔界最強の暗黒騎士。魔界の血統書付き犬のオス。見た目はかわいい子犬だが、それに反して渋い声(イメージは「速●奨」)で人語を話す。武装しても小さい犬のまま。 主である魔王よりかなり裕福らしく、駅前のタワーマンションに住み、ハイヤーに乗ってキャメロット荘に通勤する。魔力を消費すれば人型の姿をとることもできるエリート獣型魔族であり、その変身した姿は魔王も嫉妬する美形。見た目・実力・金を併せ持っているが、女の子が苦手で、触られたりパンツを見たりするだけで鼻血を噴くという弱点があり、非常に純情な性格。しかし、敵である僧侶の真には、実際は男なのでその拒絶反応が出なかったことから「彼女こそ運命の女性(ひと)」と勘違いをする。 パーシヴァル 闇のアサシン。猫耳と尻尾の生えた女魔族。年齢は人間界でいうと20歳くらい。つねに携えているランスの技能資格は準2級。小声で喋る、コミュニケーションが不得手な「ゆとり娘」。少し怒られた程度ですぐ辞める芯の弱さと、求められると好条件を要求する強欲さを持っている。 今日子を襲おうとするが、名乗りを上げている最中にみぞおちに蹴りを受け、闇のアサシンを1日で辞める。その後コンビニのアルバイトをしようとするが、面接時に声が小さいと言われただけでふたたび逃避。結局魔王とマーリンに引き止められ、好条件を提示して復帰する。 ランスロットの人間時の姿を見て一目惚れするが、メールアドレス交換すら言い出せない。ガウェインとはホラー映画好き同士として、2人でビデオ鑑賞する仲になる。 ガウェイン 魔王のいとこでエリート魔族。自称「ウルトラダーク女子高生」。いわゆる良家の息女で、思ったまま言い行動するので、マーリンには生意気と評され、今日子には殴られる。 かなり天邪鬼な性格で、焦ったり照れたりすると行動と言葉が一致しなくなる。魔王を「あー兄様」と呼び、邪悪な魔王にしようとするが、その試みはまったく進行できない。
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