静岡清浜高校(静岡代表)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/05 16:11 UTC 版)
「最強!都立あおい坂高校野球部」の記事における「静岡清浜高校(静岡代表)」の解説
神木清春(かみき きよはる) エースピッチャー。右投右打。球種はストレートとスライダーとカーブ。かなりの実力者で、キタローに続く完全試合達成を期待されていた。しかし、前の打席で死球を当てられた仕返しに、打席に入った相手投手に故意にぶつけるなど冷酷な面がある。これにより完全試合は消滅したが、ノーヒットノーランを達成した。 チームの絶対的なエースとして君臨しており、陰では、先輩の控え選手を憂さ晴らしに殴ったりするなど、チームメイトすらも自分が野球を楽しむための道具としか思っていない。また、打撃や守備といった投球以外のプレーをしないほど自身の実力に傲慢とも取れるほどの自信を持っており、対戦相手を見下している節があるが、吉本や淀宮の監督はこれが彼の長所でもあったと感じており、改心し真面目になりすぎてしまった事があおい坂に敗れた要因となった模様。持って生まれた才能に溺れ、野球にも然したる情熱を持ち合わせていなかった。しかし、マウンドでチームメイトに信頼されながら投球する中丸の姿を見て、次第に野球に対する情熱を持ち、あおい坂高ナインを倒すことに闘志を燃やし始め、全力のバックホームやバッティングも行うようになり、見下していた中丸の様なピッチングがしたいと思うようになる。負傷退場した中丸の後を継いで再びマウンドに登り、闘志溢れる投球であおい坂高ナインの前に立ちはだかった。試合には敗れたが、他のチームメイトからはエースとして認められた。自己MAXは151km/h。背番号1。翌年の選抜にも選ばれ、準決勝で氷室と延長14回まで投げ合い、氷室に投げ勝ったことが最終回の氷室との会話のなかで語られた。 吉本(よしもと) キャッチャーで3番打者。責任感の強い選手で、身勝手極まりない神木に手を焼いているが、同時に神木の実力を誰よりも高く評価している。しかし、それ故に神木の横暴を容認しており、チーム間の亀裂を招いている。チームの勝利に徹する余り、あくまで自分は正しいと思い込んでいたが、あおい坂高ナインの猛攻で逆転を許し、神木が退いた逆境の中でもチームのために必死で投げる中丸の姿に己の過ちに気付く。神木ともバッテリーとして互いを信じ合うようになり、キャプテンとしてチームを本当の意味で纏め上げる存在へと成長を遂げた。背番号2。 仲島(なかしま) サードで4番打者。右投右打。いつでも野球を楽しんでいる。野球に対する姿勢は真摯で、対戦相手であっても素直に実力を賞賛できる。その実力は神木さえも高く評価しているが、本人は神木の身勝手極まりない行動に不満を抱いている。バント処理はかなりのもので、打撃だけでなく守備でもその才能を発揮している。いかなる逆境であっても決して諦めようとせず、吉本とは違った意味でチームの支柱となる存在。背番号5。 中丸 直哉(なかまる なおや) 吉本の幼馴染で彼とは小学校の頃からバッテリーを組んでいる。神木が入部してくるまでエースだったが、彼の入部後に2番手投手に回った選手。背番号10。右投右打。球種はスライダーとカーブ。神木の横暴さに不満を持っていた部員たちを涙ながらに説得してまとめ上げるなど、芯のとても強い選手で、それ故チームメイトからの信頼はとても厚く、ピンチになっても顔色一つ変えずに抑えることができるが、相手を侮らない想いからペース配分を考えずに全力投球をする所があり、吉本も不安視していた。
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