鏡川部屋
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闘海丸 つよし(とうかいまる つよし) 「BURST」に登場する鏡川部屋所属の幕下力士。本名・国丸つよし。静岡県出身。人相が悪い。 学生時代はヤンキーで、当時から体格がよく腕っぷしが強かった。弱い者いじめを嫌う男気のある性格で、人から頼られることに弱い。高校時代に同級生の細川から相撲部の団体戦の助っ人を頼まれ、全くの素人にも関わらず試合で活躍し決勝まで勝ち進んだが、観戦に来た学校の女子にいい所を見せようと力んで失敗し、優勝を逃してしまう。この時の活躍が鏡川親方の目に留ってスカウトされ、細川と一緒に鏡川部屋に入門した。 右の腕力が非常に強く、力士としても恵まれた体格をしている。しかし高校時代の決勝戦のトラウマからここ一番での勝負弱さが目立つようになり、何度も十両昇進の機会を逃していた。本人もそれに苦悩し一度は廃業まで考えたが、細川から叱咤されて立ち直り、五月場所では鯉太郎らと共に幕下優勝決定戦に加わった。 優勝決定戦の第一回戦で天雷と対戦、力勝負で自分と互角以上に渡り合う天雷の実力にトラウマを払拭し、正面からの組み合いの末寄り切りで敗れたかに見えた瞬間、うっちゃりで投げ飛ばし勝利を収めた。続く鯉太郎戦では、自身のパワーによるプレッシャーと鯉太郎の技とスピードによる翻弄で拮抗した展開を見せ、力みの入った呼び戻しを外無双で返すも投げきれず、最後は再びまわしを掴む前に真正面から押されて寄り切られ敗れた。優勝はできなかったものの、天雷と鯉太郎との取組を通して別人のように勝負強くなり、鏡川親方から絶賛されていた。 「最後の十五日」では東小結に昇進。細川によるプロデュースを受けてタレントとしても活躍し、アイスキャンディーのCMで全国的な人気を得ているが、力士としての力量を評価されていないことに不満も抱いている。九月場所九日目にて鯉太郎と対戦、幕下優勝決定戦以来となる因縁の取組に、タレントの顔をかなぐり捨てた闘志みなぎる姿で臨み、力と力のぶつかり合いの末に変形の伝え反りによって逆転負けを喫する。敗北後、充実した取組に汗と鼻水だらけの笑顔を浮かべながら再戦を誓った。 細川 将太(ほそかわ しょうた) 「BURST」に登場する鏡川部屋所属の力士。番付は序の口。闘海丸の高校の同級生・相撲部員で、闘海丸を大会に参加させ力士になるきっかけを作った。眼鏡をかけた細身の外見で、気弱だが相撲への情熱は本物であり、また腹黒い性格をしている。高校時代は鏡川親方から技巧派としての才能を見込まれていたが、体の線が細いことから序の口を抜け出せずにおり、闘海丸に関取になる夢を託していた。 「最後の十五日」では力士を引退し、元力士を中心としたアスリートたちをプロデュースする芸能事務所「AGUプロダクション」を立ち上げて大成功している。闘海丸人気が若い女性の集客に繋がっていることから虎城からの信頼も厚く、鏡川部屋の後援会長も務めているため、鏡川親方ですら敬語で接する存在になっている。力士としての最高位は序二段。 鏡川 一平(かがみがわ いっぺい) 鏡川部屋の親方。パンチパーマにサングラスというヤクザのような外見で、稽古中にも激怒すると日本刀を振り回そうとする。現役時代は火竜と同時代に活躍したが、火竜には一度も勝てなかったという。サングラスの下は長いまつ毛とつぶらな瞳をしている。
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