鏡平山荘とは? わかりやすく解説

鏡平山荘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/05 09:32 UTC 版)

鏡平山荘の位置図
小池新道上部からの鏡平山荘と穂高岳
鏡池からの逆さ槍ヶ岳
鏡平山荘

鏡平山荘(かがみだいらさんそう)は、岐阜県高山市小池新道の鏡平にある山小屋中部山岳国立公園内の飛騨山脈にある鏡平には、池塘が点在し、その鏡池には、木製のテラスがあり、東正面に見える槍ヶ岳の絶好の展望台となっている。穂高岳の眺望も素晴らしい。また、付近の鏡池には、風が穏やかな日には槍・穂高連峰が水面に映る。

概要

2014年平成26年)より、著名な山岳写真家でもある二代目経営者・小池潜(ひそむ)から継いだ三代目・小池岳彦(たけひこ)が経営[1]。この小屋の他に、双六小屋わさび平小屋黒部五郎小舎を経営。小屋の名物はかき氷。周辺の登山道には木道が設置されている。鏡池の周辺には、オオシラビソコメツガが植生しており、多くの高山植物オコジョを見かける。ナナカマドダケカンバが、9月下旬から10月上旬にかけて紅葉の見頃を迎える。ここからさらに登ると、双六小屋から笠ヶ岳へ向かう稜線上の花の百名山である弓折岳付近に出る。

営業期間

  • 7月10日 - 10月15日(平成29年度)

収容人数

  • 宿泊 100人
  • キャンプ指定地なし(北アルプスの大部分が中部山岳国立公園内であるため、キャンプ指定地以外の設営は禁止されている)

主な施設

  • 客室・フロント・売店・談話室・食堂・バイオ式トイレ・洗面所・乾燥室・自炊場
  • 携帯電話での通信が可能(機種によっては通信不能)。
  • 水は有料で提供(小屋宿泊者は無料)。
  • 一般利用者向けの入浴施設はない。

沿革

近隣の山小屋

周辺の山

関連項目

脚注

  1. ^ 双六小屋主人・小池岳彦さん (山と渓谷2016年1月号)
  2. ^ 『北アルプス山小屋物語』東京新聞出版局、P191
  3. ^ 唐崎計画設計工房プロジェクト 鏡平山荘
  4. ^ 生憎当日の朝は槍ヶ岳山頂部に雲がかかり、鏡池に映る逆さ槍が見られず、前日の逆さ槍ヶ岳の映像が放送された。ダケカンバやナナカマドの紅葉は例年より1週間程遅れていた。翌日も同番組で山小屋の冬支度の様子が生中継された。
  5. ^ NHKおはよう日本『錦秋の北アルプスの鏡平より生中継、逆さ槍に魅せられて~山の仕事を選んだ人たち~』
  6. ^ Shaku Yumiko Official Blog 『本日も余裕しゃくしゃく』 にっぽん百名山SP 秋山ロケ
  7. ^ 高山市 平成28年度6月入札結果(建設工事・測量・コンサルタント等)

参考文献

外部リンク

座標: 北緯36度20分44.8秒 東経137度36分13.9秒 / 北緯36.345778度 東経137.603861度 / 36.345778; 137.603861


鏡平山荘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/25 03:20 UTC 版)

弓折岳」の記事における「鏡平山荘」の解説

鏡平山荘は1964年昭和39年)に上宝村村会議員小池清に建設開始し翌年開業された。義清か経営引き継いだ次男の潜は山岳写真家でもあり、小池新道周辺わさび平小屋、鏡平山荘、黒部五郎小舎経営行っている。山岳画家中村清太郎双六小屋ベース基地として鏡平テント張って1ヶ月ほど鏡平創作活動行っていた。小屋周辺には池と池塘点在する詳細は「鏡平山荘」を参照

※この「鏡平山荘」の解説は、「弓折岳」の解説の一部です。
「鏡平山荘」を含む「弓折岳」の記事については、「弓折岳」の概要を参照ください。

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